青森県内でソフトクリームを食べられる店を、牛乳の味を生かしたもの、果物を使ったもの、店の特製の香料などを使ったもの、にんにくや茶葉などを使ったものに分けて、店ごとの味の違いを紹介します。

はじめに、ソフトクリームとアイスクリーム・ジェラートの違いを、日本アイスクリーム協会の説明で確かめます。

店の説明は、Amazing AOMORI(青森県観光情報サイト)・VISITはちのへ・鰺ヶ沢町の観光ポータルの現行のページで確かめたものだけを載せています。並び順は味のもとによる分け方で、順位ではありません。価格は変わるので、この記事では書いていません。

ソフトクリームとは

アイスクリームとの違い

日本アイスクリーム協会によると、ソフトクリームは「乳及び乳製品の成分規格に関する命令」による分類ではなく、工程上のひとつの呼び名です。

ソフトクリームは、フリーザーで-5℃〜-7℃程度にフリージングされ、アイスクリームのように固めないでそのまま食べるものです。

食べごろの温度は、アイスクリームが-8℃〜-14℃、ソフトクリームが-5℃〜-7℃で、ソフトクリームのほうが高めです。

アイスクリーム類の4つの種類

アイスクリーム類は、乳成分の量によって「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の4つに分けられ、定義と成分規格は「乳及び乳製品の成分規格に関する命令」と「食品、添加物等の規格基準」で定められています。

種類別乳成分の決まり
アイスクリーム乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)
アイスミルク乳固形分10.0%以上(うち乳脂肪分3.0%以上)
ラクトアイス乳固形分3.0%以上
氷菓上記以外のもの

アイスミルクとラクトアイスには、植物油脂が使われることもあります。

ジェラートとの違い

日本アイスクリーム協会によると、ジェラートは一般的にオーバーランが低く(20〜40%)、食べごろの温度は-8℃〜-10℃くらいです。

ジェラートは、成分によって法令ではアイスミルクに分類されたり、氷菓に分類されたりします。

この記事では、ソフトクリームとあわせて、県内で食べられるジェラートも紹介します。

店ごとの味の違い

この記事で取り上げる店のソフトクリームとジェラートを、味のもとで分けると次のようになります。

味のもと店(市町村)ソフトクリーム・ジェラート
牛乳斗南丘牧場ミルク工房 ボン・サーブ(むつ市)卵や生クリームを使わず75%以上の生乳を使ったミルクソフトクリーム
牛乳ABITANIA ジャージーファーム(鰺ヶ沢町)牧場オリジナルの手作りのジャージーソフトクリーム
牛乳フォレストピア階上(階上町)階上産の牛乳を使ったジェラートの「濃厚ミルク」
りんご道の駅なんごう(八戸市)100%リンゴジュースを使った「ソフトクリーム(りんご)」
イチゴアグリの里おいらせ(おいらせ町)朝採りのイチゴを混ぜ込む「生イチゴジェラート」
香料や色素ホロンバイル(八戸市)店の特製の「バナナ」「マスクメロン」のソフトクリーム
にんにく田子町ガーリックセンター(田子町)ミルク味とチョコ味の「にんにくソフトクリーム」
バジル・にんにく・いちごなど道の駅しんごう(新郷村)「バジル」「ドラキュラ(無臭にんにく)」などのデッシャーアイスと「特濃ソフトクリーム」
茶葉海苔とお茶 風香堂(八戸市の八食センター内)「抹茶」「玄米」「ミックス」の「そふとくりーむ」

牛乳の味を生かしたソフトクリームとジェラート

ボン・サーブのミルクソフトクリーム(むつ市)

むつ市の斗南丘牧場ミルク工房 ボン・サーブのミルクソフトクリームは、卵や生クリームを使わず、75%以上の生乳を使っています。

工房では新鮮な牛乳を使った商品開発を一貫して行っていて、斗南丘牧場では「フリーストール方式」で牛を自由に動かして飼育しています。

ABITANIA ジャージーファームのジャージーソフトクリーム(鰺ヶ沢町)

Amazing AOMORI のブログ(2019年4月)では、アビタニアジャージーファームを、牧場で飼育されているジャージー牛の牛乳を使う、牧場直営のソフトクリーム店と紹介しています。

鰺ヶ沢町の観光ポータル「あじ行く?」では、ABITANIAジャージーソフトクリームとABITANIAジャージーアイスクリームを、牧場オリジナルの手作りの味だと案内しています。

フォレストピア階上の「濃厚ミルク」(階上町)

階上岳の登山口にあるフォレストピア階上では、ジェラートが常時15種類前後並び、階上産の牛乳を使った「濃厚ミルク」がほぼ通年で出ています。

ほかに「いちご」「ブルーベリー」「早生そば」「桑の葉」「チョコレート」「酒粕」「塩」もほぼ通年で、季節の食材を使ったジェラートが期間限定で出ます。

果物を使ったソフトクリームとジェラート

道の駅なんごうのりんごのソフトクリーム(八戸市)

八戸市南郷の道の駅なんごうの「ソフトクリーム(りんご)」は、南郷・島森地区のりんご農家(松倉りんご園)の100%リンゴジュース「北の国」を使ったソフトクリームです。

バニラや、バニラとのミックスもあり、ソフトクリームに使うりんごジュースも道の駅で売っています。

アグリの里おいらせの生イチゴジェラート(おいらせ町)

アグリの里おいらせのおいらせ広域物産館の「生イチゴジェラート」は、農園内で栽培しているイチゴを朝採りし、注文を受けてから生のイチゴを混ぜ込んでつくります。

農園では夏イチゴも栽培しているので、生イチゴジェラートは通年で提供されています。

ジェラートはほかに常時6種類あり、「ミルク」「塩ミルク」「クーベルチュールチョコレート」「イチゴミルク」が通年のメニューです。

ホロンバイルの特製のバナナとマスクメロン(八戸市)

八戸市の葦毛崎展望台のふもとにある売店ホロンバイルでは、「バナナ」と「マスクメロン」が店の特製のソフトクリームです。

VISITはちのへのコラムでは、ベースのソフトクリームに香料や色素などを組み合わせてつくりあげたオリジナルのソフトクリームだと紹介しています。

コラムには果物そのものを使うとは書かれていないので、この記事では果物を使ったものとは分けて紹介しています。

まきばとマスクメロンのミックスもあり、コーン・ワッフル・カップから選べます。

にんにく・茶葉・バジルなどを使ったもの

田子町ガーリックセンターのにんにくソフトクリーム(田子町)

田子町ガーリックセンターのレストランでは「にんにくソフトクリーム」を出していて、ミルク味とチョコ味があります。

風香堂の抹茶と玄米のそふとくりーむ(八戸市)

八食センター内の海苔とお茶 風香堂(ふうがどう)は1987年からお茶屋を営み、茶葉を使った「そふとくりーむ」に「抹茶」「玄米」「ミックス」の3種類があります。

道の駅しんごうのデッシャーアイスと特濃ソフトクリーム(新郷村)

新郷村の間木ノ平グリーンパークの中にある道の駅しんごうでは、「バジル」「ドラキュラ(無臭にんにく)」「ジャズ姫(いちご)」などのデッシャーアイスと、「特濃ソフトクリーム」を売っています。

好みの味で店を選ぶには

  • 牛乳の味を食べ比べるなら、生乳を使うボン・サーブのミルクソフトクリームと、ジャージー牛の牧場のABITANIA ジャージーファームのソフトクリーム
  • 果物の味なら、りんごジュースを使う道の駅なんごうのソフトクリームと、生のイチゴを混ぜ込むアグリの里おいらせのジェラート
  • 一般にソフトクリームより食べごろの温度が低いとされるジェラートなら、フォレストピア階上やアグリの里おいらせ

店ごとの場所は青森で食べるスイーツの店に、むつ市・八戸市・鰺ヶ沢町の3店の違いと場所は青森三大ソフトクリームの3店にまとめています。

メニューや味の種類は変わることがあるので、出かける前に各店や観光サイトで確かめてください。

この記事で取り上げなかったこと

旧版にあった、青森のソフトクリームが地域ごとの特色を付け始めた時期の説明や、「保存料や人工添加物を極力控えた製法が多く採用」「白砂糖の代わりに黒蜜やはちみつを活用するケースが増えている」といった製法の説明、人気店の評価の基準は、出典を確かめられなかったので書いていません。

家庭での作り方や持ち帰ったときの保存方法も、県内の店の情報ではないので取り上げていません。

VISITはちのへのコラムにある人気や行列の紹介は、この記事では使っていません。

※ソフトクリーム・アイスクリーム類・ジェラートの説明は日本アイスクリーム協会「教えてアイスクリーム王子」、ボン・サーブは Amazing AOMORI(青森県観光情報サイト)、ABITANIA ジャージーファームは Amazing AOMORI のブログ(2019年4月)と鰺ヶ沢町観光ポータルサイト「あじ行く?」、八戸市とその周辺の店は VISITはちのへのコラム(2025年7月29日更新)をもとに、2026年10月時点でまとめています。メニューは変わることがあるので、出かける前にご確認ください。