青森の海産物をお土産にするときは、常温で持ち歩ける加工品か、冷やして持ち帰る品かを先に決めておくと、帰りの移動に合わせて選びやすくなります。
この記事では、事業者の公式サイトで保存の条件を確かめた海産物の加工品と、八戸市・青森市の市場での買い方、ドライアイスなど持ち帰るときの注意をまとめます。
この記事で取り上げた品
取り上げたのは、製造者の公式サイトで原料と保存の条件、または取り扱いの形を確かめられた品です。
販売数や口コミの順位ではないので、並び順に優劣はありません。価格は変わるので書いていません。
青森のホタテの生産
青森県の「陸奥湾ホタテガイ総合戦略」によると、令和4年の全国のホタテガイ生産量は北海道が約43万トンで最も多く、青森県は約8万トンで北海道に次ぐ2位で、このうち99%が養殖です。
同じ戦略では、令和5年の県の漁業・養殖業の生産量12万トンのうち、陸奥湾ホタテガイが48%を占めています。
保存の条件で分けた海産物の加工品
製造者の公式サイトにある保存の条件を、品ごとに並べました。
| 品名 | 製造者 | 原料・中身 | 公式サイトにある保存の条件 |
|---|---|---|---|
| 元祖いちご煮(缶詰・レトルトパウチ) | 味の加久の屋(八戸市) | ウニとアワビのお吸い物で、八戸の郷土料理 | 常温対応の商品 |
| ねぶた漬250g・ねぶた漬ギフト | ヤマモト食品(青森市) | 数の子・スルメ・昆布と大根・きゅうりの醤油漬 | 要冷蔵(5℃以下保存)、賞味期限は約45日(別途商品に記載) |
| ホタテ入りねぶた漬250g | ヤマモト食品(青森市) | ホタテ、するめ、ねばりのある昆布などと、刻んだ大根、きゅうりなどの醤油味の漬物 | 要冷蔵(5℃以下保存)、賞味期限は約45日(別途商品に記載) |
| なかよし オリジナル(袋タイプ・化粧箱入) | 花万食品(八戸市) | 八戸水揚のイカで造るいか珍味 | 高温多湿・直射日光を避けて冷暗所に保存、開封後は冷蔵庫で保存。賞味期限は製造より60日~90日(短くなる場合あり) |
常温対応の缶詰・レトルト
八戸市の株式会社味の加久の屋は、八戸の郷土料理でウニとアワビのお吸い物の「いちご煮」を缶詰にしていて、缶詰・レトルトを常温対応の商品としています。
製品情報には「元祖いちご煮」の缶詰(4号缶)とレトルトパウチがあり、青森県産のホタテを使った「Dake Deli」も常温対応の商品に挙げられています。
一部の缶詰・レトルトは、直販サイト「いちご煮.ドットコム」でも買えます。
冷やして持ち帰る漬物
青森市のヤマモト食品の「ねぶた漬」は、数の子・スルメ・昆布と大根・きゅうりの醤油漬です。
ねぶた漬250gとねぶた漬ギフトは、保存方法が「要冷蔵(5℃以下保存)」なので、保冷バッグや保冷剤を用意して持ち帰ってください。
「ホタテ入りねぶた漬」は、ホタテ、するめ、ねばりのある昆布などと、刻んだ大根、きゅうりなどを醤油味に漬けこんだもので、1kg・250g・ミニ・パック・ギフトがあります。
ホタテ入りねぶた漬250gも、保存方法は「要冷蔵(5℃以下保存)」です。
いかの珍味
八戸市の花万食品株式会社は、八戸水揚のイカで造るいか珍味を製造し、取扱商品に「チーズといかのハーモニー『なかよし』」があります。
直販サイト「イカ珍のはなまん」では、なかよしのオリジナルの化粧箱入と袋タイプが扱われています。
直販サイトの商品ページでは、なかよしの保存方法は「高温多湿·直射日光を避け、冷暗所に保存して下さい。」とされ、開封後はチャックを締めて冷蔵庫で保存するよう書かれています。
賞味期限は製造より60日~90日で、製造状況や在庫状況、運送状況によって短くなる場合があるとされているので、買うときにパッケージの表示を確かめてください。
市場で買う
八戸の八食センター
八戸市の八食センターには、購入した魚介類や肉をその場で炭火焼きできる「七厘村」があります。
市場棟・味横丁・七厘村は毎週水曜休業(繁忙期には営業)と元旦が休みで、JR八戸駅からは南部バスで約12分です。
八食センターの公式サイトには「公式通販サイト」もあるので、持ち帰るのが難しいときの候補になります。
青森市の古川市場
青森市の青森魚菜センター(古川市場)には、陸奥湾でとれたホタテや近海の魚介類が並び、丼ご飯に好きな具材をのせる「のっけ丼」が名物です。
のっけ丼の営業時間は7:00~16:00(ご飯が無くなり次第終了)、休業日は毎週火曜日(GW・8月ねぶた祭り開催期間・お盆・年末年始は変更の場合あり)で、JR青森駅正面出口から徒歩約5分です。
生ものなので丼は持ち帰れませんが、お刺身は鮮魚店で買えば持ち帰り用に用意してもらえます。
持ち帰るときの注意
国土交通省の告示では、生鮮食料品などを冷やすためのドライアイスは、炭酸ガスを放出する構造の容器や包装に入れたものなら、預入手荷物・持込手荷物のどちらにもでき、一人当たりの最大許容質量は2.5kgです。
預入手荷物にするときは、包装物に「DRY ICE」または「CARBON DIOXIDE, SOLID」の文字と、正味質量が2.5kg以下であることを表示します。
国土交通省の資料では、100ml以下の容器などの液体物の持込制限は国際線だけに適用され、国内線では液体物の機内持込が認められています。
申告などの手続きは、ドライアイスや汁気の多い品を持ち込む前に、利用する航空会社の案内で確かめてください。
- 帰りの移動時間と、要冷蔵か常温かの表示を比べてから買う
- 要冷蔵の品は、保冷バッグや保冷剤を用意しておく
- 持ち帰りが難しいときは、事業者の直販サイトや通販も比べる
ほかのお土産も探すなら
青森駅・新青森駅の近くの売り場のアクセスと営業時間はお土産の選び方の基本にまとめています。
ここで取り上げた品を扱っているかは売り場によって違うことがあるので、各売り場で確かめてください。
お菓子やりんごジュースも含めて比べたいときは定番のお土産の紹介、贈る相手から選ぶなら相手別のおすすめも参考にしてください。
※商品の情報は味の加久の屋・ヤマモト食品・花万食品の公式サイトと直販サイト、ホタテの生産量は青森県「陸奥湾ホタテガイ総合戦略(令和6年度~令和16年度)」、八食センターと古川市場は「Amazing AOMORI」と八食センターの公式サイト、ドライアイスは国土交通省「航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示」別表第18(令和8年4月24日適用)、液体物は国土交通省の資料をもとに、2026年10月時点でまとめています。保存方法や取り扱いは変わることがあるので、購入前にご確認ください。



