6月の青森で旬を迎える食材を、青森県の「青森の旬の食材カレンダー」と、県の「青森のうまいものたち」の特集・特産品図鑑をもとにまとめます。

カレンダーは、品目ごとに1〜12月を「旬の時期」と「流通時期」の2種類の印で示しています。

この記事では、6月に「旬の時期」の印がある食材を中心に、山菜、海と湖の幸、出始めの果物、6月の青森市の気温と梅雨を紹介します。

県の旬カレンダーで6月が旬の食材

カレンダーで6月が「旬の時期」になっている食材は、次のとおりです。

分類6月が「旬の時期」の食材
山菜わらび、フキ、ミズ、根曲がり竹
野菜糠塚きゅうり
果物うめ・あんず、つがりあんメロン、アムさん(メロン)
魚シラウオ、メバル、津軽海峡メバル、十和田湖ひめます、深浦マグロ
貝・海藻・その他の水産物アワビ、ウニ、ホヤ、陸奥湾ホタテ

トマト、キャベツ、スルメイカ、トゲクリガニ、シャコ(ガサエビ)などは、6月が「流通時期」です。

6月の山菜と野菜

ミズ

ミズの正式名称はウワバミソウで、カレンダーでは5月〜8月が「旬の時期」です。

山菜ながらアク抜きが要らず、出始めの若い茎は皮をむかずに油炒めにもできます。

茎を包丁で細かく叩いて粘りを出し、味噌、生姜、山椒などを混ぜた郷土料理が「ミズたたき(ミズトロ)」です。

秋には、茎の節にできる「ミズの実(コブ)」が醤油漬けにされます。

根曲がり竹

青森県で「たけのこ」といえば、孟宗竹ではなく、チシマザサの若芽の細長い「根曲がり竹」を指します。

根曲がり竹はアクが少なく柔らかいのが特徴です。

県の春の食材特集では、ミズと根曲がり竹を、フキ、フキノトウ、タラの芽とともに、春から初夏に旬を迎える山菜として紹介しています。

糠塚きゅうり

糠塚きゅうりは、八戸市糠塚地区を中心に栽培されてきた在来野菜で、実が太く、外皮は黄色がかった薄緑色です。

2024年7月の県の特集では、シーズンの6月下旬になると八戸市内の小売店でも販売されると紹介しています。

6月の海と湖の幸

ホヤ

カレンダーでは、ホヤは6月〜9月が「旬の時期」です。

県の特産品図鑑によると、「ホヤはきゅうりとともに肥える」という言葉は、畑できゅうりが育つ晩春から初夏にかけて、海ではホヤが育って味が良くなるという意味とされています。

外皮を除いた橙黄色の中身を食べ、ミズやきゅうりと一緒に水物にすると磯臭さが和らぎます。

塩辛、酢の物、天ぷら、から揚げにしても食べられます。

図鑑では、青森市・平内町・外ヶ浜町・八戸市・野辺地町・横浜町・むつ市・東通村・佐井村が主な生産地に挙げられています。

ウニとアワビ

カレンダーでは、ウニは5月〜8月が「旬の時期」で、アワビも6月に「旬の時期」の印があります。

青森県で主に獲れるアワビはエゾアワビで、県内の全沿岸に生息しています。

寒冷な青森県では1年に約1〜2cmほどしか育たず、十分な大きさになるまで7〜8年かかります。

八戸市を中心に、お祝い事やお正月に欠かせないお吸い物「いちご煮」には、ウニとアワビが使われます。

陸奥湾ホタテ

陸奥湾ホタテは、カレンダーでは6月〜8月が「旬の時期」です。

2020年8月の県の特集では、貝柱が大きくなる5月〜8月を旬とし、生殖巣(卵)が発達する12月〜3月を2度目の旬としています。

大きなほたて貝を鍋にして味噌を溶き、具材を入れて卵でとじる「貝焼き味噌」は、青森の郷土料理です。

十和田湖ひめます

十和田湖ひめますは、カレンダーでは6月と7月が「旬の時期」です。

十和田湖はもともと魚のいない湖でしたが、明治36年に和井内貞行氏が、青森県が支笏湖から移入したヒメマスの卵を譲り受けて養殖に成功し、湖へ放流したことで、ヒメマスがすむようになりました。

「十和田湖ひめます」は平成27年に地域団体商標に登録されています。

身はピンク色で柔らかく、刺身や塩焼き、ムニエルなどで食べられます。

「十和田湖ひめます料理」は、主に十和田湖畔の飲食店やホテルなどで出されています。

6月に出始める果物

さくらんぼ

青森県のさくらんぼは県南地方を中心に栽培され、近年は津軽地方でも栽培されています。

主力品種は佐藤錦で、県全体の生産量の約半分を占めます。

「ジュノハート」は青森県が育成した独自の品種です。

収穫時期の6〜7月には、県内のさくらんぼ園や果樹園でさくらんぼ狩りが開かれます。

たとえば2025年の「南部町さくらんぼ狩り」は、6月20日から7月15日まで開かれました。

その年の日程は、出かける前に町や農園の案内でご確認ください。

うめ・あんず

カレンダーでは、うめ・あんずは6月〜8月が「旬の時期」です。

青森県のあんずの主力品種は、県南地方で古くから栽培されている「八助」で、県南地方では昔から梅干しに使われ、「八助梅」と呼ばれることもあります。

つがりあんメロン

2024年6月の県の特集では、「つがりあんメロン」の収穫は6月上旬から始まり、収穫期が異なる6品種が9月下旬までリレー出荷されると紹介しています。

最も早く出荷される「アムさん」はビニールハウスで栽培され、完熟で出荷されます。

6月の青森市の気温と梅雨

気象庁の青森(青森市)の平年値(1991〜2020年)では、6月の気温と降水量は次のとおりです。

項目6月の平年値
平均気温17.6℃
日最高気温の平均22.1℃
日最低気温の平均14.1℃
降水量75.0mm
日照時間180.0時間

気象庁の東北北部の梅雨入りの平年(1991〜2020年)は6月15日頃で、2026年は6月21日頃でした。

日最低気温の平年値は14.1℃で、梅雨入りの時期にも当たるので、薄手の上着と雨具があると安心です。

ほかの月の旬

4月の旬は4月の旬の食材を紹介した記事、7月の旬や果物狩りは7月の旬と果物狩りの記事で紹介しています。

6月に青森で味わえる料理は、6月のグルメの記事もあわせてご覧ください。

6月の旬は、青森の旬の食材カレンダーで食材ごとに確かめられます。

さくらんぼやあんずなどの果物の説明は、青森で食べられる旬の果物の特集で読めます。

※青森県「青森のうまいものたち」の「青森の旬の食材カレンダー」、青森特産品図鑑(ミズ・ホヤ・アワビ・十和田湖ひめます)、特集「春が旬の青森県の食材特集」「青森で食べられる旬の果物」、陸奥湾ほたての特集(2020年8月)、糠塚きゅうりの特集(2024年7月)、アムさんの特集(2024年6月)、青森県の報道資料(南部町さくらんぼ狩り、2025年)、気象庁の青森の平年値(1991〜2020年)と東北北部の梅雨入り・梅雨明けの記録をもとに、2026年10月19日時点でまとめています。旬や出回る時期は年によって変わることがあります。