7月の青森で味わえる料理を、青森県の「青森のうまいものたち」の郷土料理のページ、青森特産品図鑑、「青森の旬の食材カレンダー」をもとにまとめます。

カレンダーは、品目ごとに1〜12月を「旬の時期」と「流通時期」の2種類の印で示しています。

この記事では、7月に「旬の時期」の印がある食材のうち、スルメイカ、大和しじみ、深浦マグロ、しそ、モズク、ウニとアワビを使った料理を中心に、夏野菜の郷土料理も添えて、食べられる場所や催しを紹介します。

スルメイカの料理

7月から12月に水揚げされる「夏イカ」

県の特産品図鑑では、スルメイカは別名「夏イカ」と言われ、7月から12月に県内全域で水揚げされているとしています。

八戸沖合はスルメイカの好漁場で、夏から秋にかけて全国からイカ釣り漁船が集まります。

県の旬カレンダーでは、スルメイカは7月〜10月が「旬の時期」です。

いがめんち

県の郷土料理のページでは、いがめんちは、元々は刺身などで残ったいかのゲソを有効利用した、お母さんの知恵の料理と紹介されています。

細かく刻んで包丁でたたいたいかに、みじん切りの玉ねぎ・にんじん、卵、塩、こしょう、小麦粉を混ぜ、油で揚げます。

特産品図鑑によると、イカのげそを叩いてキャベツや人参と小麦粉を混ぜ、油で焼いたり揚げたりする「弘前いがめんち」は、あおもり食のエリアに登録されている家庭料理です。

イカめし・いかの寿司・いかのごろみそ煮

県の郷土料理のページは、イカめしを「イカの町、八戸の名物料理」として紹介しています。

もち米にみじん切りのごぼう・干ししいたけ・にんじんを混ぜてイカに詰め、煮てから、しょうゆ・みりん・酒・砂糖で煮含めます。

八戸はイカが多く獲れたため近所からもらうことが多く、親戚等が集まる時によく作ったとされています。

いかの寿司は下北半島の大畑地域の郷土料理で、もち米やご飯は入らず、ボイルしたスルメイカの胴体に、イカ下足と塩漬けしたキャベツ、ニンジン、紅しょうが等の野菜を詰めて酢漬けにします。

いかのごろみそ煮は、スルメイカの内臓(ごろ)にみそと酒を加えて火を通し、ゆでて切ったイカの胴と足を入れて煮る料理で、内臓を使うので新鮮なイカを使います。

大和しじみのしじみ汁と十三湖しじみラーメン

県の郷土料理のページ「しじみ汁」によると、青森県のしじみ産地は、日本海側の津軽半島の北西に位置する十三湖と、太平洋側の小川原湖です。

同じページでは、7月から8月は産卵期を迎えるため、身が大きくコクのある濃厚なダシが出るようになり、しじみは旬を迎えるとしています。

しじみを水から入れると「だし」がしっかり出るため、ほかのだしが要らないと紹介されています。

県の旬カレンダーでも、十三湖産大和しじみと小川原湖産大和しじみは7月と12月が「旬の時期」です。

十三湖は岩木川が日本海に注ぐ、海水と淡水が混じる汽水湖で、「十三湖産大和しじみ」は平成28年12月に地理的表示保護制度(GI)に登録されました。

特産品図鑑によると、十三湖産大和しじみを使った「十三湖しじみラーメン」は、あおもり食のエリアに登録されており、十三湖周辺の飲食店で提供されています。

小川原湖は東北地方最大の汽水湖で、「小川原湖産大和しじみ」は平成29年12月に地理的表示保護制度(GI)に登録されました。

小川原湖では4年程度かけて成長させてから漁獲するため、殻長が最低でも15mm以上と大粒です。

深浦マグロステーキ丼

県の特産品図鑑では、深浦マグロはクロマグロ(本マグロ)で、日本海を回遊し、春から夏にかけて津軽海峡へと北上することから夏マグロとも呼ばれるとしています。

深浦町では6〜10月にマグロ漁が解禁され、8月頃まで定置網で、9月以降ははえなわ漁で漁獲されます。

県の旬カレンダーでは、深浦マグロは6月〜10月が「旬の時期」です。

図鑑の2025年9月現在の情報では、ご当地御膳「深浦マグロステーキ丼」は深浦町内の6店舗の飲食店で提供されており、刺身・片面焼き・両面焼きの3種類の食べ方で深浦マグロを楽しめます。

店によってタレや汁物、香の物、デザートの組合せが異なります。

同じ情報では、風合瀬海岸の「風合瀬海岸かおりの店」で「深浦マグロバーガー」が食べられるとしています。

しそと夏野菜、モズクの料理

しそみそ・なすのしそ巻き・すしこ

県の旬カレンダーでは、しそは7月と8月が「旬の時期」です。

特産品図鑑では、青森県ではしそは夏に欠かせないハーブとされ、蒸したもち米に浅漬けした赤しそと野菜を混ぜて乳酸発酵させた「すしこ」という郷土料理があると紹介しています。

青森の梅干しは、赤しそで包まれているものも親しまれています。

県の郷土料理のページでは、しそみそを津軽の万能みそとし、刻んだしその葉を油で炒め、みそ・酒・みりん・砂糖で練ります。

しそみそは、ご飯にのせたり、みそおにぎりにするほか、なすやささげなどの炒め物、煮魚にも使えるとしています。

なすのしそ巻きは「津軽の夏の定番料理」とされ、合わせみそを塗ったなすを赤じそで巻き、油で焼きます。

夏野菜のしおから

夏野菜のしおからは、せん切りにしたなす・きゅうり・みょうがを塩辛昆布、だし汁、しょうゆ、一味唐辛子で和え、30分程おくと昆布の粘りが出て味がなじむ料理です。

モズクの酢の物

県の旬カレンダーでは、モズクの「旬の時期」は7月だけです。

特産品図鑑によると、青森で「モズク」と言えば「イシモズク」のことで、天然物で粘りが強く、独特の歯ごたえが特徴です。

酢の物のほか、天ぷらや味噌汁、ラーメンに入れても食べられます。

7月下旬の階上町のいちご煮祭りと日曜の館鼻岸壁朝市

ウニとアワビを潮汁に仕立てたお吸い物のいちご煮は、階上町の郷土料理です。

県の郷土料理のページによると、階上町では毎年7月下旬に「いちご煮祭り」が開かれます。

県の旬カレンダーでは、ウニは5月〜8月、アワビは11月〜翌年7月が「旬の時期」で、どちらも7月に印があります。

名前の由来や、階上町で浜料理として作られてきたことは、6月の料理を紹介した記事で紹介しています。

2026年の館鼻岸壁朝市(八戸市新湊三丁目)は3月15日から12月までの毎週日曜日、夜明けから午前9時頃までの開催で、7月の日曜の朝にも魚介や山菜などが並びます。

あわせて読みたい記事

7月に出回る果物と果物狩りは7月の旬と果物狩りの記事、8月の旬の食材は8月の旬を紹介した記事で紹介しています。

料理の作り方や材料は青森のうまいものたちの郷土料理・ご当地グルメのページ、月ごとの旬は青森の旬の食材カレンダー、朝市の日程の変更はAmazing AOMORI の館鼻岸壁朝市の案内で確かめられます。

※青森県「青森のうまいものたち」の郷土料理・ご当地グルメのページ(いがめんち、イカめし、いかの寿司、いかのごろみそ煮、しじみ汁、しそみそ、なすのしそ巻き、夏野菜のしおから、いちご煮)、青森特産品図鑑(スルメイカ、十三湖産大和しじみ、小川原湖産大和しじみ、深浦マグロ〈2025年9月現在の情報〉、しそ、モズク)、「青森の旬の食材カレンダー」、県の観光サイト Amazing AOMORI の「2026(令和8)館鼻岸壁朝市」をもとに、2026年10月19日時点でまとめています。旬や水揚げの時期、提供する店や料理の内容は年によって変わることがあるので、出かける前に各店や主催者にご確認ください。