9月の青森で味わえる料理を、青森県の「青森のうまいものたち」の郷土料理のページと特産品図鑑、「青森の旬の食材カレンダー」をもとに紹介します。

カレンダーで9月が「旬の時期」の食材には、サバ・八戸前沖さば、スルメイカ、深浦マグロ、毛豆、食用菊、ならたけ、舞茸、嶽きみなどがあります。

この記事では、これらの食材を使った料理と、9月に出かけられる朝市や直売所をまとめます。

八戸前沖さば

県の特産品図鑑では、「八戸前沖さば」は、八戸前沖さばブランド協議会が認定した期間に八戸前沖で漁獲し、八戸港に水揚げされたサバのことです。

認定期間は水揚げ状況や脂肪分、魚体の重量などを参考に毎年判断され、脂肪分はおおむね15%以上が目安とされています。

図鑑によると、八戸前沖(八戸市の東方約50km沖)は例年9月になると海水温が急激に下がり、トップシーズンに獲れる600g以上のサバは粗脂肪分が30%にも達します。

カレンダーでは、サバと八戸前沖さばは9月〜11月が「旬の時期」です。

真サバはシメサバ、ゴマサバは焼き物に

八戸前沖のサバは、沿岸に生息する「真サバ」と沖合に生息する「ゴマサバ」の2種類です。

図鑑では、真サバは肉質が締まっていてシメサバに、ゴマサバは肉質が柔らかいため焼き物に適しているとされています。

ゴマサバは真サバより1ヶ月程度早く脂肪分が増えると言われています。

八戸前沖さばのうち特に大型のものは「銀鯖」として認定され、重量550g以上を目安に毎年協議会が決めています。

「八戸前沖さば料理」は「あおもり食のエリア」に登録されていて、八戸市内をはじめ県内外の飲食店などで出されています。

9月のイカとマグロの料理

カレンダーでは、スルメイカは7月〜10月が「旬の時期」で、特産品図鑑では7月から12月に県内全域で水揚げされるとされています。

八戸ばくだん

県のご当地グルメのページでは、「八戸ばくだん」は、真イカの胴をサイの目に切ってにんにく入りの甘だれに漬け、ご飯に盛って卵黄をのせ、イクラやウニ、季節の香味野菜などをトッピングするどんぶりです。

名前は、このどんぶりを頬張ると美味しさが口の中で爆発することに由来するとされています。

イカの酢味噌和え

県の郷土料理のページでは、「イカの酢味噌和え」は、ゆでて皮をむいたイカと、さっとゆでた長ねぎを、みそ・砂糖・酢で和える料理です。

深浦マグロ

県の特産品図鑑によると、深浦町では9月以降ははえなわ漁で深浦マグロを漁獲します。

県のご当地グルメのページでは、「深浦マグロステーキ丼」は、焼いて食べる分のマグロを客が自分でジンギスカン鍋で焼く御膳とされています。

深浦マグロステーキ丼の食べ方や、いがめんち・イカめし・いかの寿司は、7月の料理を紹介した記事で取り上げています。

毛豆と豆漬け

県の特産品図鑑では、毛豆は黒目青大豆の一種で、主に津軽地方で栽培されている在来種です。

大粒で甘みが強く、豊かな香りと深いコク、ほっくりとした食感が特徴とされています。

毛豆は8月下旬から出始め、早生種の「あおもり豊丸」「あおもり福丸」、在来毛豆の順にリレー出荷されます。

在来毛豆は、もともと9月中旬以降に収穫する晩生種です。

カレンダーでは、毛豆は9月と10月が「旬の時期」です。

県の郷土料理のページ「豆漬け」は、固めに茹でた枝豆に塩をまぶし、唐辛子をのせて水に浸け、重石をして冷暗所に置く料理で、1週間くらいで食べられます。

津軽地域では、在来の毛豆を使って9月後半に漬けることが多いとされています。

さもだしと食用菊の料理

さもだし(ならたけ)

県の特産品図鑑では、ナラタケは青森では「サモダシ」と呼ばれ、よいダシが出るので味噌汁や鍋物全般に使われることが多いとされています。

郷土料理のページでは、ならたけを津軽地域では「さもだし」、県南地域では「かっくい」と呼ぶとしています。

カレンダーでは、ならたけと食用菊は9月〜11月が「旬の時期」です。

菊花とさもだしの塩辛

県の郷土料理のページでは、さもだしが採れ始めると、同じく旬の食用菊を合わせた「菊花とさもだしの塩辛」が作られるとしています。

酢を入れた湯でさっと茹でた菊の花びらと、しょうゆ・酒・砂糖・だし・鷹の爪でひと煮立ちさせて冷ましたさもだしに、納豆昆布を混ぜて粘りを出します。

「きのこのしおから」は、ならたけの水煮とゆでた菊を、塩辛昆布とめんつゆで和えて赤唐辛子を加える料理です。

食用菊と干し菊の料理

県の特産品図鑑では、食用菊は、花びらを茹でて酢の物や和え物にしたり、みそ汁に放したりして食べるとされています。

食用菊を蒸して乾燥させた干し菊は、青森県の特産品です。

郷土料理のページの「菊のくるみ和え」は、干し菊(菊のり)をさっと茹で、すったくるみに砂糖・しょうゆ・みりんを混ぜて和える料理です。

「菊巻き風」は、茹でた菊の花びらで大根とにんじんのなますを巻く料理です。

2020年11月の県の特集では、南部地方の伝統的な料理として、一夜漬けしたダイコンやニンジン、タカナなどを菊で巻いた漬物「菊巻き」を紹介しています。

主力品種の黄色い「阿房宮(あぼうきゅう)」は香りが強く、しゃきしゃきとした食感が特徴とされ、10月下旬から11月上旬にかけて鎌で刈り取られます。

舞茸の料理

カレンダーでは、舞茸は9月と10月が「旬の時期」です。

県の特産品図鑑では、舞茸は手で大きめに裂いて調理するのが一般的で、天ぷらやホイル焼きに向き、身が崩れにくいので鍋料理にも使えるとされています。

郷土料理のページ「焼干し出汁で作る炊き込みご飯」は、焼干しの出汁で米・ごぼう・人参・大根・舞茸を炊き込む料理です。

焼干しは、陸奥湾に入ってくるアジやイワシなどを炭火で焼いて作るもので、県内ではむつ市脇野沢や外ヶ浜町平舘などが主な産地です。

9月に出かけられる朝市と直売所

館鼻岸壁朝市

八戸市新湊三丁目の館鼻岸壁朝市は、2026年は3月15日から12月までの毎週日曜日、夜明けから午前9時頃まで開かれ、魚介や山菜などが並びます。

JR八戸線の陸奥湊駅から徒歩約10分です。

嶽きみの直売所

2022年8月の県の特集では、毎年お盆の頃から9月まで、百沢地区から嶽地区にかけての県道3号沿いに嶽きみの直売所が並ぶ通称「嶽きみロード」を紹介しています。

嶽きみの産地や8月の果物は8月の旬を紹介した記事で、9月の旬の食材そのものは9月の食材を取り上げた記事で紹介しています。

出典と確認した時点

料理の説明は、青森県の「青森のうまいものたち」の郷土料理・ご当地グルメのページと特産品図鑑、旬の時期は青森の旬の食材カレンダー、館鼻岸壁朝市は青森県観光情報サイト Amazing AOMORIの2026年の情報によります。

嶽きみロードは2022年8月の特集、菊巻きは2020年11月の特集によります。

いずれも2026年10月19日に確認しました。朝市の日程や店の営業は変わることがあるので、出かける前に公式の情報を確かめてください。