9月の青森で旬を迎える食材を、青森県の「青森の旬の食材カレンダー」と、県の「青森のうまいものたち」の特集・特産品図鑑をもとにまとめます。

カレンダーは、品目ごとに1〜12月を「旬の時期」と「流通時期」の2種類の印で示しています。

この記事では、9月に「旬の時期」の印がある食材と、9月に出回る果物(津軽の桃・りんごの早生種・なし・ぶどう)、毛豆や食用菊、海の幸、9月の青森市の気温を紹介します。

県の旬カレンダーで9月が旬の食材

カレンダーで9月が「旬の時期」になっている食材は、次のとおりです。

分類9月が「旬の時期」の食材
野菜毛豆、食用菊、ぼけしらずネギ、嶽きみ
山菜・きのこならたけ、舞茸
果物すいか、もも、メロン、つがりあんメロン、津軽の桃
魚サバ、八戸前沖さば、深浦マグロ
貝・海藻・その他の水産物コンブ、スルメイカ、ホヤ

なし・ぶどう、サケ・ヒラメ・ブリ・大間マグロ、陸奥湾ホタテ・ウニ、トマト・キャベツ・じゃがいもなどは、9月が「流通時期」です。

すいか・もも・メロン・つがりあんメロン・津軽の桃・嶽きみ・ホヤは、カレンダーでは9月が「旬の時期」の最後の月にあたります。

反対に、毛豆・食用菊・ならたけ・舞茸・サバ・八戸前沖さばは、9月から「旬の時期」が始まります。

9月に出回る果物

9月に出荷される津軽の桃

カレンダーでは、「津軽の桃」は8月と9月、ももは7月〜9月が「旬の時期」です。

2023年7月の県の特集では、津軽の桃は9月上旬に主力の「川中島白桃」、9月下旬に「だて白桃」が出て、10月上旬まで出荷が続くと紹介しています。

県の特産品図鑑でも、主力品種の川中島白桃は9月上旬から本格的に出荷が始まるとされています。

りんごの早生種

県のりんごの特集では、りんごの収穫は8月上旬の極早生種から始まり、9月20日頃までが早生種、10月20日頃までが中生種の時期とされています。

早生種として紹介されているのは「きおう」「未希(みき)ライフ」「つがる」です。

きおうは光沢のある黄色い果皮が特徴で、名前は「黄色い王様」のイメージからきています。

未希ライフは「千秋」と「つがる」を交配したりんごで、果実は250g程度です。

つがるは青森県では「ふじ」に次いで生産量が多い品種で、果実は300g程度、甘みが強く酸味は控えめとされています。

つがるは比較的暑さに弱く鮮度が落ちやすいため、特集ではすぐ食べない場合は冷蔵庫などで保存するよう勧めています。

同じ特集では、中生種の「トキ」と、通常の「ふじ」より約1か月早い「早生ふじ」は、9月下旬から10月上旬に収穫されるとしています。

「早生ふじ」は総称で、「ひろさきふじ」「紅将軍」「昴林」などの品種があります。

カレンダーでは、りんごは8月と9月に印がないので、9月に出回る早生種は特集の収穫時期で確かめてください。

りんごのもぎ取り体験ができる場所と、それぞれが受け付ける期間は、りんごのもぎ取り体験をまとめた記事で確かめてください。

なしとぶどう

カレンダーでは、なしは8月〜12月、ぶどうは8月〜翌2月が「流通時期」で、どちらも「旬の時期」の印はありません。

特産品図鑑では、なしにはゼネラル・レクラークやラ・フランスなどの西洋なしと、長十郎・幸水・多摩といった日本なしがあり、県南の南部町はゼネラル・レクラークの産地とされています。

県の特集によると、ゼネラル・レクラークは熟すと黄金色になって甘い香りを放ちます。

なしは、重みがありキズの少ないものを選び、低温で風通しのよい場所に置くか、新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室に入れて保存するよう、図鑑で勧めています。

特産品図鑑では、ぶどうは青森県でりんごの次に生産量が多い果樹で、県南地方ではキャンベル・アーリー、津軽地方ではスチューベンが主に栽培されています。

スチューベンはニューヨーク生まれのぶどうで、酸味が少なく濃厚な甘みが特徴とされ、貯蔵性に優れ真冬まで食べられます。

下北半島ではワイン用の品種ピノ・ノワールなども栽培され、「下北ワイン」が醸造されています。

メロンとすいか

カレンダーでは、メロンとすいかは7月〜9月、つがりあんメロンは6月〜9月が「旬の時期」で、いずれも9月が最後の月です。

9月から旬を迎える野菜ときのこ

カレンダーでは、毛豆と舞茸は9月と10月、食用菊とならたけは9月〜11月が「旬の時期」です。

県の特集では、毛豆は青森県民が出回ると秋を感じるといわれる豆として、ならたけ(青森では「サモダシ」とも呼ぶ)と舞茸は秋のきのことして紹介されています。

特産品図鑑では、青森県の食用菊は黄色の「阿房宮(あぼうきゅう)」が主力品種で、図鑑のカレンダーでは9月〜11月が「旬の時期」です。

毛豆の豆漬けや菊花とさもだしの塩辛など、これらの食材を使った料理は9月の料理と朝市を紹介した記事で取り上げています。

カレンダーでは、嶽きみは8月と9月、ぼけしらずネギは8月〜12月が「旬の時期」です。

9月の海の幸

カレンダーでは、サバ・八戸前沖さばは9月〜11月、スルメイカは7月〜10月、ホヤは6月〜9月、深浦マグロは6月〜10月が「旬の時期」です。

カレンダーでは、コンブは3月〜4月と9月〜10月が「旬の時期」です。

特産品図鑑によると、青森県では主に下北地域でマコンブが採れ、1年目の柔らかい昆布を細切りにして乾燥させた「すき昆布」は煮物や味噌汁の具などに使われます。

サケは、カレンダーでは9月が「流通時期」で、「旬の時期」は10月と11月です。

特産品図鑑では、鮭は秋から冬にかけて漁が盛んに行われ、県内の漁港各地で主に定置網などの漁法で水揚げされるとしています。

9月の青森市の気温

気象庁の青森(青森市)の平年値(1991〜2020年)では、9月の気温と降水量は次のとおりです。

項目9月の平年値
平均気温19.9℃
日最高気温の平均24.5℃
日最低気温の平均15.8℃
降水量133.0mm
日照時間162.4時間

8月の平年値(平均気温23.5℃、日最高気温の平均27.8℃)と比べると、9月は平均気温が3.6℃低くなります。

前の月の旬

8月に旬を迎える果物と野菜は8月の旬を紹介した記事で紹介しています。

9月の旬は、青森の旬の食材カレンダーで食材ごとに確かめられます。

りんごの品種ごとの収穫時期は、県のりんごの品種の特集で読めます。

※青森県「青森のうまいものたち」の「青森の旬の食材カレンダー」、青森特産品図鑑(津軽の桃・なし・ぶどう・食用菊・コンブ・サケ)、りんごの品種の特集、青森の旬の果物の特集、秋の食材の特集、津軽の桃の特集(2023年7月)、気象庁の青森の平年値(1991〜2020年)をもとに、2026年10月19日時点でまとめています。旬や出回る時期は年によって変わることがあります。