スタミナ源たれは、青森県十和田市の上北農産加工が1965年(昭和40年)に発売したたれです。
この記事では、製造元の公式サイトで確かめたスタミナ源たれの原料と製法、商品の種類、使い方と保存方法と、十和田バラ焼きやしょうが味噌おでんなど、青森の料理に使われるたれをまとめます。
この記事で使った情報
スタミナ源たれの原料・製法・商品・使い方・保存方法は、製造元の上北農産加工株式会社の公式サイト(会社概要、源たれを知る、商品ラインナップ、レシピBook、よくあるご質問)で確かめました。
料理に使うたれは、青森県「青森のうまいものたち」、農林水産省「うちの郷土料理」、十和田バラ焼きゼミナールのサイトで確かめています。
商品の価格は書いていません。
十和田市の上北農産加工のスタミナ源たれ
上北農産加工株式会社は、青森県十和田市大字相坂字上前川原76に本社がある会社です。
青森県産の大豆・小麦を使った醤油の醸造と、その醤油をベースに青森県産のにんにくやりんごなどを配合したたれ・つゆなどの製造・販売を行い、代表的な商品は健骨醤油とスタミナ源たれシリーズです。
発売のいきさつ
会社の沿革では、1951年(昭和26年)6月に藤坂緬羊農業協同組合として設立され、1953年(昭和28年)7月に上北農産加工農業協同組合と改称してしょうゆ醸造を始めました。
1965年(昭和40年)4月に、地元産の羊肉を美味しく食べられるようにとの願いのもとに「スタミナ源たれ」を開発・発売しました。
2017年(平成29年)6月に株式会社に組織を変え、2025年(令和7年)4月にスタミナ源たれの発売60周年を迎えています。
製造元は、昭和40年の誕生以来、青森県内のどこの家庭にも1本はあると言われる定番の調味料になったとしています。
ブランド牛や馬肉など青森の肉料理は青森の肉料理で紹介しています。
スタミナ源たれの原料と製法
たれのベースの醤油は、青森県産の大豆・小麦を使って自社で醸造しています。
青森県産のにんにく(一部は十和田市の自社の畑で栽培)と、青森県産のりんご(サンふじ・ジョナゴールドなど)を使い、たれの原料の野菜はすべて国産です。
よくあるご質問では、主な原料を地元青森のにんにく・りんごと、北海道など国内産の玉ねぎ・生姜などとしています。
乾燥野菜は使わず、手作業で下処理した生の食材を自社醸造の醤油ベースと合わせ、高温充填します。
容器が瓶なのは、生野菜を使っているため高温充填に耐えられる瓶容器にしているからで、瓶容器は密封性が高く、外気や光の影響を受けにくいと説明しています。
上北農産加工のたれの種類
商品ラインナップでは、スタミナ源たれ(390g・280g)を、青森県産大豆・小麦の醤油をベースに青森県産のりんごやにんにく、国産の玉ねぎ・生姜などの生野菜を使った、肉はもちろん魚や野菜にも合う万能たれとしています。
| 商品 | 製造元の説明 |
|---|---|
| スタミナ源たれゴールド(甘口・中辛・辛口) | 甘口はすりごまとごま油、中辛と辛口はすりごま・みそ・香辛料を使う |
| スタミナ源たれプレミアム | スタミナ源たれの青森県産りんごを増量し、隠し味にりんご酢・みそを使う |
| スタミナ源たれおいしく減塩 | 塩分40%カット(日本食品標準成分表2015「焼肉のたれ」対比) |
| スタミナ源たれソフト | スタミナ源たれの辛味を控えたもの |
| スタミナ源たれグリーン | 使用している食品添加物を「甘味料→砂糖」のように食品素材に置き換えたもの |
| スタミナ源塩焼のたれ | 青森県産ニンニクを隠し味に、八甲田山系の水で割った塩コショウ味 |
| バラ焼きのたれ | 十和田市のバラ焼き用で、焼きうどんや照り焼きのたれにも使える |
| さくら鍋のたれ | 奥入瀬の水と青森県産大豆・小麦の醤油、にんにくを使った鍋たれ |
業務用のスタミナ源たれには1,000ml・1.8L・5kg・20kgがあり、1,000mlと5kgはオンラインショップから誰でも買えます。
スタミナ源たれの使い方
製造元のよくあるご質問では、源たれは焼肉のたれとしてはもちろん、から揚げ・炊き込みご飯・鍋・ラーメンスープ・パスタ・照り焼き・麻婆豆腐など和洋中さまざまな料理に使えるとしています。
同じく製造元は、青森県民の使い方について、最もポピュラーなのが焼肉で、炒め物、野菜の煮物や魚の照り焼きにもよく使われ、BBQでの料理やラーメンや炒飯の隠し味、卵かけごはんなどにも使われているとしています。
製造元のレシピの例
- 鶏の唐揚げ(2人分):鶏もも肉250gを切り、スタミナ源たれ30mlをまぶして30分ほど漬け込み、小麦粉と片栗粉を同量ずつ合わせてまぶし、180℃の油で揚げる
- スタミナ炊き込みご飯:具材を下味用の源たれで炒め、米・水・炊き込み用の源たれ・砂糖を入れた炊飯器に具材をのせて炊く
- たまごかけご飯:ご飯の真ん中のくぼみに卵を割り落とし、源たれをかける
分量や作り方の続きは、製造元のサイトの「レシピBook」で見られます。
保存方法と買える場所
製造元は、未開栓のたれは直射日光を避けてなるべく涼しい場所で常温保存し、開栓後は冷蔵庫に保存してなるべく早めに食べるよう案内しています。
商品はスーパーやドラッグストア、百貨店などで買え、地域によって販売店や販売商品が異なるため、近くの店にない場合はオンラインショップを使うよう案内しています。
上北農産加工は工場見学を受け付けており、源たれの製造ラインをガラス越しに見学できます。
小・中学生の食育のほか観光客も見学できるので、見学したいときは会社に問い合わせてください。
青森の料理に使われるたれ
青森の郷土料理やご当地グルメには、たれや味噌で味をつけて食べるものもあります。
| 料理 | 地域 | たれ・味噌 |
|---|---|---|
| 十和田バラ焼き | 十和田市 | 醤油ベースの甘辛いタレ |
| しょうが味噌おでん | 青森市 | すりおろしたしょうが入りの味噌だれ |
| かっけ | 南部地方 | にんにく味噌 |
| 義経鍋 | 五戸町 | 周囲の鉄板で焼いた馬肉をタレで食べる |
| 八戸ばくだん | 八戸 | 田子産にんにくとしょうがを使った特製醤油ダレ |
十和田バラ焼きのタレ
十和田バラ焼きは、牛のバラ肉と大量のタマネギを醤油ベースの甘辛いタレで味つけし、鉄板で焼く料理です。
十和田バラ焼きゼミナール公認の「十和田バラ焼きのタレ」が、十和田市内のスーパーなどで売られています。
バラ焼きの由来と提供店の数はバラ焼きが生まれたいきさつで紹介しています。
しょうが味噌おでんの味噌だれ
農林水産省の紹介では、青森市周辺では、おでんをすりおろしたしょうが入りの味噌だれで食べるのが普通です。
同じページでは、しょうが味噌だれは、煮切った酒に津軽味噌(赤味噌)とみりん、だし汁を混ぜて煮立て、最後に生のしょうがをおろして混ぜ合わせるとしています。
かっけのにんにく味噌
かっけは、そば粉に少しの塩を入れ水でこねて薄くのばし、三角形に切ったものをゆでて、にんにく味噌をつけて食べる南部地方の料理です。
けの汁・ひっつみなど地域ごとの郷土料理は津軽・南部・下北の郷土料理で紹介しています。
義経鍋と八戸ばくだんのタレ
五戸町名物の「義経鍋」は、中央部で野菜を水炊きにし、周囲の鉄板で馬肉を焼いてタレで食べるのが一般的です。
八戸ばくだんは、八戸で水揚げされたイカをさいの目状に切り、田子産にんにくとしょうがを使った特製醤油ダレに漬け込み、青森県産のいくらや卵(卵黄)をのせたご当地丼です。
スタミナ源たれのほかの商品は、製造元の「商品ラインナップ」で見られます。
※この記事の内容は、2026年10月19日に製造元の公式サイト、青森県・農林水産省・十和田バラ焼きゼミナールのサイトで確かめたものです。商品の種類や販売店は変わることがあります。



