青森県の「青森のうまいものたち」では、十和田バラ焼きを十和田市民の、味噌カレー牛乳ラーメンを青森市民の、サガリを平川市民のソウルフードとして紹介しています。

この記事では、県・観光サイト・農林水産省・製造元などの資料で確かめた青森のソウルフードとご当地グルメ、スタミナ源たれの特徴と、生まれたいきさつをまとめます。

この記事で使った情報

料理の特徴と由来は、青森県「青森のうまいものたち」の郷土料理・ご当地グルメのページと特集「青森のご当地グルメ・レシピ特集」、青森県の観光サイト「Amazing AOMORI」の各料理のページで確かめました。

十和田バラ焼きは十和田バラ焼きゼミナールのサイト、スタミナ源たれは製造元の上北農産加工の公式サイト、しょうが味噌おでんは農林水産省「うちの郷土料理」で確かめています。

料金と、個別の店の営業時間は書いていません。

県の資料で「ソウルフード」と紹介されている料理

「ソウルフード」という言葉は、県や観光サイトの紹介文にある言い方をそのまま使っています。

料理地域資料での紹介由来・特徴
十和田バラ焼き十和田市十和田市民のソウルフード(県の「青森のうまいものたち」)三沢の米軍基地前の屋台で生まれたといわれ、十和田市に広まった
味噌カレー牛乳ラーメン青森市青森市民のソウルフード(県の「青森のうまいものたち」)佐藤清氏(故人)が青森市に開いた店で、中高生の発想から生まれた
平川サガリ料理平川市平川市民のソウルフード「サガリ」(県の「青森のうまいものたち」)バーベキューの主役となる肉として、牛または豚のサガリが定番

十和田市の十和田バラ焼き

十和田バラ焼きは、牛のバラ肉と大量のタマネギを醤油ベースの甘辛いタレで味つけし、鉄板で焼く料理で、豚バラや馬バラなどのバラ焼きもあります。

十和田バラ焼きゼミナールのサイトでは、標準的には牛のバラ肉とタマネギだけを使い、店によってはピーマン・ニンジン・キャベツ・モヤシ・シメジが入るとしています。

バラ焼きの由来

バラ焼きは、戦後、三沢の米軍基地前の屋台で生まれたといわれ、同じ文化圏の十和田市に伝わって市内に広まりました。

県の「青森のうまいものたち」では十和田市民のソウルフードとなっているとし、Amazing AOMORI でも、醤油ベースの甘辛いタレが十和田市民のソウルフードとして定着したと紹介しています。

十和田市や十和田商工会議所などが2008年(平成20年)12月に十和田バラ焼きゼミナールを発足させ、2011年9月のB-1グランプリin厚木で8位に入りました。

提供店とタレ

提供店の数は資料で違い、Amazing AOMORI では十和田市内の40以上の店、十和田バラ焼きゼミナールのサイトでは約60店舗としています。

Amazing AOMORI では、それぞれの店舗で独自の味があるとしています。

十和田バラ焼きゼミナール公認の「十和田バラ焼きのタレ」が、十和田市内のスーパーなどで売られています。

青森市の味噌カレー牛乳ラーメン

味噌カレー牛乳ラーメンは、味噌をベースにカレー粉と牛乳を合わせたスープに、バター・もやし・メンマ・わかめをのせたラーメンです。

県の「青森のうまいものたち」では、札幌で活躍していた佐藤清氏(故人)が青森市に開いた店で中高生の発想により誕生し、青森市民のソウルフードとなっていると紹介しています。

2008年(平成20年)7月22日に「青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会」が設立され、翌年6月に協同組合に組織が変わりました。

平川市のサガリ

県の「青森のうまいものたち」の「平川サガリ料理」では、平川市民はバーベキューを好み、主役となる肉は適度な脂肪と柔らかさが特徴の牛または豚の「サガリ」(横隔膜の筋肉)が定番だとしています。

同じページでは、サガリを平川市民のソウルフードと呼び、問い合わせ先を一般社団法人平川サガリ研究会としています。

そのほかのご当地グルメと郷土料理の由来

県の特集「青森のご当地グルメ・レシピ特集」では、十和田バラ焼き・八戸せんべい汁・黒石つゆやきそばを「B-1グランプリ」受賞グルメとして紹介しています。

黒石市の黒石つゆやきそば

黒石つゆやきそばは、モチモチした食感の太平麺をウスターソースで炒めた「黒石やきそば」にたっぷりのつゆをかけ、揚げ玉やネギをのせたものです。

昭和30年代後半、旧・中郷中学校前にあった「美満寿(みます)」が、学校帰りの子供たちに、冷めた焼きそばの上に温かいそばつゆをかけて食べさせたのがはじまりとされます。

近年はラーメンスープをかけたり、天ぷらや卵をのせたりと、様々なタイプがあります。

扱う店の数は、県の「青森のうまいものたち」では黒石市の焼きそばの店を約70軒、Amazing AOMORI では「黒石やきそば・黒石つゆやきそば」を扱う店舗を70店舗以上としています。

八戸市の八戸せんべい汁

八戸せんべい汁は、肉や魚、キノコ、野菜などでとっただし汁に、小麦粉と塩で作った南部せんべいを割り入れて煮込む八戸地方の郷土料理です。

2012年(平成24年)のB-1グランプリ第7回北九州大会でゴールドグランプリを受賞しました。

せんべいの種類や味つけ、作り方はせんべい汁のだしと味の違いで紹介しています。

青森市のしょうが味噌おでん

農林水産省の紹介では、青森市周辺のしょうが味噌おでんは、戦後の闇市の屋台で、真冬に青函連絡船に乗る客の体を温めようと、屋台のおかみさんがおでんにしょうが入り味噌をかけて出したのがはじまりといわれます。

おでんの具や、けの汁・ひっつみなど地域ごとの郷土料理は津軽・南部・下北の郷土料理で紹介しています。

八戸らーめんと煮干しラーメン

八戸らーめんは、鶏ガラと地元食材を使い煮干しでダシをとるあっさりした醤油味のスープと、手揉みの細縮れ麺が特徴です。

1928年(昭和3年)頃に鄭克銓氏が八戸市に食堂「来々軒」を開いて「支那そば」を売り出したのが始まりと言われ、2002年(平成14年)に八戸商工会議所が中心となって「八戸らーめん」として復刻しました。

県の特集では、煮干しラーメン(津軽ラーメン)を、家庭でも日常的に使われる「煮干しだし」を使ったラーメンとし、煮干しだしのみのあっさり系から豚骨を加えたこってり系まで店ごとに個性があると紹介しています。

旧海軍や畜産公社から生まれた料理

大湊海軍コロッケは、戦前にむつ市大湊に配備されていた旧海軍部隊の食事に出されていたコロッケのレシピをもとに、2008年(平成20年)から販売しているものです。

揚げ油はヘット(牛脂)を使い、下北産の食材にこだわって認定店舗がアレンジして提供しています。

三沢パイカ料理は、豚バラ軟骨肉(パイカ)を使う三沢市のご当地グルメで、三沢市畜産公社が2006年(平成18年)に軟骨も全部食べられる煮込み料理を発案しました。

十和田市の上北農産加工のスタミナ源たれ

スタミナ源たれは、十和田市の上北農産加工が1965年(昭和40年)4月に、地元産の羊肉を美味しく食べられるようにとの願いから開発・発売したたれです。

製造元は、昭和40年の誕生以来、青森県内のどこの家庭にも1本はあると言われる定番の調味料になったとしています。

原料と商品の種類はスタミナ源たれの原料と商品で紹介しています。

ソウルフードとご当地グルメの問い合わせ先

各料理の紹介ページでは、問い合わせ先を次のように案内しています。

  • 十和田バラ焼き:十和田バラ焼きゼミナール(企業組合ラビアンローズ、0176-25-7758)
  • 黒石つゆやきそば:黒石つゆやきそば伝紹会(黒石商工会議所内、0172-52-4316)
  • 平川サガリ料理:一般社団法人平川サガリ研究会

提供店の営業日やメニューは変わることがあるので、出かける前に店に確かめてください。

ブランド牛や馬肉の料理は青森の肉料理で紹介しています。

県の特集「青森のご当地グルメ・レシピ特集」では、ご当地グルメの紹介とレシピを見られます。

※料理の特徴と由来は青森県「青森のうまいものたち」の郷土料理・ご当地グルメのページと特集「青森のご当地グルメ・レシピ特集」、Amazing AOMORI の「十和田バラ焼き」「黒石つゆやきそば」、十和田バラ焼きゼミナールのサイト、上北農産加工の公式サイト、農林水産省「うちの郷土料理」の「しょうが味噌おでん」をもとに、2026年10月時点でまとめています。営業日や提供内容は変わることがあるので、出かける前にご確認ください。