5月の青森は、花めぐり、新緑の渓流歩き、八甲田や岩木山へのロープウェー・ドライブ、旬の山菜を味わうことなど、いくつもの楽しみ方がある季節です。
この記事では、5月の青森の過ごし方を楽しみ方ごとに分け、例年の時期と、出かける前に確かめたいことをまとめました。
5月の青森の楽しみ方と例年の時期
時期は、県・市・町の観光サイトや事業者の案内にある例年の目安です。年によって前後します。
| 楽しみ方 | 例年の時期 | 出かける前に確かめること |
|---|---|---|
| りんごの花を見る(弘前市りんご公園) | 4月下旬〜5月上旬 | その年の開花の状況 |
| 菜の花畑を見る(横浜町) | 見頃は5月初旬〜5月中旬(町の案内) | 雪解けや春の気温で変わる、その年の見頃 |
| ツツジを見る(大鰐町の茶臼山公園) | 5月中旬〜下旬 | ハチやアブなどの虫が多いので虫よけを用意する |
| 新緑の渓流を歩く(奥入瀬渓流) | 5月中旬〜6月中旬 | バスの運行の期間と時刻 |
| ロープウェーで八甲田に上る(八甲田ロープウェー) | ブナなどの新緑は5月中旬から | 強風や荒天での運休 |
| 車で岩木山の8合目へ上る(津軽岩木スカイライン) | 通行期間は4月中旬〜11月上旬 | 天候などによる休止(有料道路) |
花をめぐる
県の桜情報では、県内の主な桜の名所の例年の見頃は4月中旬〜4月下旬が中心で、5月上旬まで見頃が続くのは弘前公園のヤエベニシダレや、むつ市の早掛沼公園などです。2026年は早咲きの年で、5月5日の時点で県内の主な桜の名所はすべて葉桜でした。
5月の花めぐりは、桜のあとに咲く花を目当てにすると予定を立てやすくなります。弘前市りんご公園では4月下旬〜5月上旬にりんごの花が咲き、つぼみはピンクで、咲くと白い花びらになります。横浜町の菜の花は、町の案内では見頃が5月初旬〜5月中旬です。南部町の長谷ぼたん園では5月上旬〜中旬にぼたんまつりが開かれ、大鰐町の茶臼山公園では5月中旬から下旬にかけてツツジが咲きます。
それぞれの名所の見どころと料金は5月に見頃を迎える名所の案内で紹介しています。
新緑の奥入瀬渓流を歩く
奥入瀬渓流は約14km続く渓流で、青森県観光情報サイトでは、ベストシーズンを5月中旬〜6月中旬の新緑の頃としています。十和田湖国立公園協会の案内では、5月も半ばになると足元や木々に花が咲き始め、緑が芽吹きはじめ、6月初め頃には写真などで見る「イメージ通り」の奥入瀬が広がります。
新緑の始まりを見たいなら5月中旬以降、緑の濃い渓流を歩きたいなら6月初め頃が目安です。渓流沿いの歩き方は奥入瀬の散策コースの案内にまとめています。
ロープウェーや車で山へ上る
八甲田ロープウェー
八甲田ロープウェーは、山麓駅と山頂公園駅を約10分で結びます。3月〜11月上旬は始発9:00・最終16:20で、15分〜20分の間隔で運行しています。普通券の往復は大人(中学生以上)2,500円で、2026年8月1日に運賃が変わりました。風速が25m/s以上のときや荒天時は運休します。
事業者の八甲田シーズンガイドでは、5月上旬(ツアールートは5月中旬)までは春スキーの人で賑わい、5月中旬からはブナなどの新緑が芽吹きます。5月下旬から6月中旬にかけては、ロープウェーの1〜2号支柱間にシラネアオイの群落が見られます。田茂萢湿原や山頂公園駅付近で高山植物が見られるのは5月中旬〜8月上旬です。
山頂公園駅からは八甲田ゴードラインという遊歩道があり、1.0kmを約30分で歩くコースと、1.8kmを約60分で歩くコースがあります。シーズンガイドでは5月上旬までが春スキーの時期とされているので、5月に遊歩道を歩けるかどうかは八甲田ロープウェーの公式サイトなどの事業者の情報で、その日の状況を確かめてください。
八甲田を通る国道103号(八甲田・十和田ゴールドライン)は冬期に閉鎖され、2026年は4月1日の全面開通を目指して、2月下旬から酸ヶ湯〜谷地間(8.0km)の除雪が行われました。
津軽岩木スカイライン
津軽岩木スカイラインは、岩木山の8合目まで車で上れる有料道路です。全長9.8kmで69のカーブがあり、通行期間は4月中旬〜11月上旬です(天候などで休止することがあります)。8合目からリフトで9合目へ上り、そこから山頂まで歩けます。山の上の雪の状態やリフトの運行は、出かける日に案内で確かめてください。
登山を考えるなら
八甲田の毛無パラダイスライン(約2時間30分)や大岳登山コース(約5時間)は一般の登山道です。事業者は、入念に準備して入山し、山頂公園駅で入山届を出すよう案内しています。
2026年6月24日と6月29日には青森市八甲田地区でクマによる人身被害があり、青森森林管理署は八甲田地区への入山を控えるよう協力を呼びかけました。山に入る前に、自治体や森林管理署の最新の情報を確かめてください。
旬の山菜を味わう
県の「青森の旬の食材カレンダー」では、5月が旬の時期の山菜として、わらび・フキ・ミズ・根曲がり竹が挙げられています。青森県で「たけのこ」といえば、孟宗竹ではなくチシマザサの若芽の細長い「根曲がり竹」のことです。ミズ(正式名称ウワバミソウ)は青森県が生産量全国1位の山菜で、県内では5月中旬からお盆過ぎまで店頭に並びます。
ミズのように店頭に並ぶ山菜もあるので、自分で採らずに買って味わうこともできます。国有林に入るときは原則として入林届などの事前の手続きが必要で、国有林で山菜を無断で採ると森林窃盗に問われることがあります。くわしくは青森森林管理署の入林の案内で確かめてください。
5月に味わいたい魚や貝も含めた食材は5月に味わいたい青森の食材で紹介しています。
祭りや催しに合わせて出かける
2026年は、5月3日〜5日に弘前市りんご公園で「弘前りんご花まつり」、5月16日・17日に横浜町で「菜の花フェスティバル in よこはま」が開かれました。日程は毎年変わるので、その年の日程を主催者の案内で確かめてください。5月の催しの日程は5月の祭りと催しの日程にまとめています。
5月の気温と服装の目安
気象庁の青森(青森市)の平年値(1991〜2020年)では、5月の日最高気温は18.8℃、日最低気温は9.4℃です。平年値では朝晩と日中で9℃あまりの差があるので、羽織るものを1枚用意しましょう。日最高気温は、4月(13.7℃)より高く、6月(22.1℃)より低くなります。5月の降水量は76.7mmで、日照時間は201.4時間と12か月の中で最も長くなります。これは青森市の観測値で、山の上や海沿いの場所では違うことがあります。
出かける前に確かめたいこと
- 花の見頃は年によって前後する。県や市町の観光サイトで開花の状況を確かめる
- 八甲田ロープウェーは強風や荒天で運休する。出かける日に運行の状況を確かめる
- 山の上や登山道は雪やクマの情報を確かめ、登山道に入るときは入山届を出す
- 山菜を採るなら、その場所で採ってよいかを確かめる
- 朝晩は冷えるので、羽織るものを用意する
※気温と降水量は気象庁の青森の平年値(1991〜2020年)、名所と旬の食材の情報は青森県観光情報サイト Amazing AOMORI、弘前市観光情報サイト、横浜町、十和田湖国立公園協会、青森県の「青森のうまいものたち」、八甲田ロープウェーと青森森林管理署の案内をもとに、2026年10月時点でまとめています。2026年の日程は開催の実績です。運行や営業の状況は変わることがあるので、訪問前にご確認ください。



