青森県野辺地町の自然を楽しみたい人に向けて、烏帽子岳、愛宕公園の桜と湧水、陸奥湾の海水浴場、柴崎地区のキャンプ場、馬門温泉、まかど温泉スキー場の今、野辺地駅の防雪原林、冬の気温と雪の順に、野辺地町・土木学会・気象庁と宿の公式情報をまとめました。休みや期間も施設ごとに載せています。

野辺地町の自然と季節

野辺地町は、陸奥湾の最奥部、下北半島の付け根に位置しています。

町の多言語の紹介ページは、北西部に陸奥湾を抱き、南に烏帽子岳を背負い、八甲田の山々も望める町と紹介しています。

同じページは四季の見どころとして、春は桜やヒバ・ブナの新緑、夏はヤマセによる冷涼な気候と穏やかな陸奥湾での海水浴、秋は烏帽子岳や八甲田の紅葉、冬はスキーなどのウインタースポーツを挙げています。

陸奥湾と周りの半島の地形は県の海と山の形の記事で確かめられます。

烏帽子岳

烏帽子岳は標高719.6mの山です。

町は、頂上から北は北海道と下北半島、南は八甲田連峰、東は太平洋、西は岩木山を望めると紹介しています。

山のほとんどは樹齢100年を超える天然林におおわれ、標高とともに変わる亜高山植物が多く見られます。

町は、勾配が緩く登りやすいので家族での登山も楽しめると案内しています。

登山口と所要時間は町の観光ページに載っていません。

愛宕公園の桜と湧水

愛宕公園は町の高台にある明治期に造られた公園で、展望台から町を一望できます。

約700本の桜の景勝地で、石川啄木の歌碑や、松尾芭蕉・中市絶壁の句碑があります。

春の、のへじ春まつりでは、常夜燈を模った灯篭で夜桜がライトアップされます。

御膳水は古くから町民に親しまれてきた湧水で、明治天皇の巡幸の際に調理に使われたことからこの名で呼ばれています。

愛宕神社へ上る石段には、昔は本町の道路に敷かれていた、北前船で香川県小豆島の土庄町から運ばれた花崗岩が使われています。

御膳水に向かって左側には、町指定天然記念物「本州最北にあるエドヒガン」が立っています。

このエドヒガンは樹齢300年を越え、高さ18m、幹の太さは約5.3mです。

公園の利用期間は4月上旬〜11月下旬で、外灯は18時ころから20時30分ころまでともります。

冬季間(11月下旬〜3月下旬)は公衆トイレが閉鎖され、噴水と外灯が止まりますが、日中は散策できます。

西光寺のしだれ桜

西光寺の本堂への参道の左側には町指定天然記念物のしだれ桜があり、樹木医によれば樹齢は300年を超えています。

愛宕公園を含む県内の桜の名所と例年の見頃は県内の花見の名所を比べた記事で比べられます。

陸奥湾の海辺:十符ヶ浦海水浴場

野辺地海浜公園の十符ヶ浦海水浴場は、むつ湾に面した遠浅で波の静かな砂浜で、遠くに下北半島を眺められます。

更衣室、温水シャワー(有料、100円で約2分30秒)、トイレと休憩施設「マリンハウス十符ヶ浦」があり、芝生広場ではバーベキューやキャンプができます。

2026年の遊泳期間は7月11日〜8月23日の9時〜16時で、駐車場は無料で100台止められます。

今年の遊泳期間は終わっています。次の年の期間は町の発表で確かめてください。

十符ヶ浦の名は、昔スゲで「十符の菅薦」という敷物を作り朝廷に献上したという言い伝えによるもので、町制施行100周年の平成9年(1997年)8月に碑が建てられました。

県内のほかの海辺と湖の泳げる場所は夏に泳げる海と湖を集めた記事にあります。

柴崎地区のキャンプ場

柴崎地区健康レクリエーション施設は、むつ湾を眼下に望む場所にあり、宿泊研修施設「森林総合センター」、キャンプ場、バンガロー、パークゴルフ場、多目的に使える「拓心館」がそろっています。

キャンプもデイキャンプも、最初に森林総合センターで受付をします。

直火は禁止で焚火台と焚火シートを使い、車でサイトに乗り入れることはできません。

11月から翌年の春までの冬期間は休みです。

県内のほかのキャンプ場は料金と開設期間を並べた記事で比べられます。

馬門温泉の一軒宿

馬門温泉の一軒宿「亀の井ホテル 青森まかど」は旧名をまかど観光ホテルといい、野辺地町湯沢9にあります。

町の観光サイトは、この宿を「名湯馬門温泉の一軒宿」と紹介しています。

公式サイトは、源義経が立ち寄ったという伝説や、傷を負った鶴が何度も舞い降りたという言い伝えのある温泉と紹介しています。

温泉は十和田石の大浴場(男湯「鹿の湯」、女湯「鶴の湯」)と東屋掛けの露天岩風呂で、山肌に面した露天風呂では陸奥湾からの潮風でほのかな潮の香りも感じられるとしています。

泉質はカルシウム-硫酸塩泉(低張性アルカリ性温泉)で、公式サイトは源泉をpH9.0以上と書いています。

浴場の営業時間は15時〜24時と翌朝5時〜10時で、大浴場の中のミストサウナは16時〜22時です。

日帰り入浴ができるかどうかは公式サイトに書かれていません。

行き方は、東京から東北新幹線で最寄りの七戸十和田駅まで約3時間、東北自動車道の青森東ICから車で約50分で、無料の送迎バスを予約制で出しています。

泉質名の読み方は泉質ごとの適応症を整理した記事で確かめられます。

まかど温泉スキー場の今

国設野辺地まかど温泉スキー場のアルペンコースは、令和4年(2022年)8月の大雨による土砂崩れで営業を中止しています。

町は令和6年(2024年)2月20日のお知らせで、運営する十和田観光電鉄から町の財政支援を受けて復旧・運営をする考えがないことが示され、スキー場の再開は困難になったと伝えました。

同じお知らせで町は、町が管理するクロスカントリーコースとあったかハウス「まかどの森」の運営を続け、ほかに再開・運営に関心を持つ事業者がいないか調べるとしています。

あったかハウスまかどの森は、クロスカントリースキーコースの利用者のための休憩施設です。

あったかハウスではスキーセットを無料で貸し出しています。

2025〜26年の冬は、施設が2025年12月24日〜2026年3月8日の9時〜17時(ナイターは火〜金曜日のみ20時まで)、コースが9時30分〜17時(ナイターは火〜金曜日のみ19時30分まで)でした。

年末年始の12月29日〜1月3日は施設もコースも休みで、ナイターは2月27日まででした。

2026〜27年の冬の期間は、2026年10月20日の時点で町のページにまだ載っていません。

スキー場の中にはスキー発祥の地碑があります。

町は、明治37年(1904年)に豪商の野村治三郎が東京の丸善を通じてスキー2台を取り寄せて自ら滑ったといい、ここから野辺地町のスキーの歴史が始まったと紹介しています。

夏は、ノルディックコースの中で、日本一小さなトンボとされるハッチョウトンボを6月〜8月に間近で観察できます。

野辺地駅の防雪原林

野辺地駅構内の野辺地防雪原林は、土木学会の選奨土木遺産で「わが国最初の防雪林」と紹介されています。

土木学会の解説シートによると、1891年(明治24年)9月に東北全線が全通したあと、冬の地吹雪で列車の運行が難しかったため、渋沢栄一が本多静六の進言を受けて沿線に林を造ることを決め、1893年(明治26年)に水沢〜青森間の41か所でいっせいに造林されました。

野辺地防雪原林はそのうちの一つで、1960年(昭和35年)に鉄道記念物に指定されました。

町は、野辺地駅のホームの西側に2kmにわたって続く杉林で、豪雪から町の線路を守り続けていると紹介しています。

林は野辺地駅のホームからも眺められ、2010年(平成22年)12月からは青い森鉄道が維持管理しています。

本多静六の出身地の埼玉県久喜市と野辺地町は、この縁で友好都市になっています。

町の歴史と特産品は同じ町の史跡と特産を扱う記事で紹介しています。

野辺地の気温と雪

気象庁のアメダス野辺地の平年値(統計期間2008〜2020年)から、冬と夏の月を抜き出しました。

月日最高気温日最低気温最深積雪
12月4.4℃-1.4℃29cm
1月1.6℃-3.5℃42cm
2月2.3℃-3.5℃54cm
3月6.2℃-1.2℃36cm
8月25.8℃19.1℃0cm

降雪の深さの合計は12月97cm、1月116cm、2月99cmです。

平均風速は12月と1月が4.5m/sで、7月・8月の2.1m/sの2倍ほどです。

冬に町を歩くときは、滑りにくい靴と風を通しにくい上着を用意してください。

冬の足もとの選び方は雪の季節の靴と雨具の記事にまとめています。

自然と季節は野辺地町の多言語の紹介ページ、山と公園は烏帽子岳・愛宕公園・のへじ春まつり・御膳水と愛宕公園石段・エドヒガン・西光寺のしだれ桜のページによります。

海辺とキャンプ場は野辺地町の野辺地海浜公園・十符ヶ浦の碑・柴崎地区健康レクリエーション施設のページ、温泉は野辺地町の亀の井ホテル 青森まかどのページと宿の公式サイト・温泉のページによります。

スキー場は野辺地町の国設野辺地まかど温泉スキー場・スキー場に係るお知らせ(PDF)・スキー発祥の地碑・ハッチョウトンボ生息地のページ、防雪原林は土木学会の選奨土木遺産の解説シート、土木学会東北支部の野辺地防雪原林群の資料(PDF)と野辺地町の防雪原林のページ、気温と雪は気象庁の野辺地の平年値によります。

いずれも2026年10月20日に確認しました。期間や営業時間は変わることがあるので、出かける前に各施設の案内を確かめてください。