青森の5月の花粉について、環境省の花粉実測調査で青森県の観測地点になっている弘前市の2026年の値を、4月下旬から5月の日ごとの値まで並べました。5月を含む春から初秋に飛ぶイネ科の花粉と、症状が続くときの検査、花粉を避ける基本を、環境省の「花粉症環境保健マニュアル2022」とリーフレット「花粉症対策」からまとめています。

青森県の花粉の観測地点と表の見方

環境省の花粉実測調査で、青森県の観測地点は弘前市です。

弘前市の観測は、環境省の花粉観測協力者一覧によると弘前大学大学院医学研究科が行っています。

実測調査の表は1cm²あたりの飛散数(個/cm²)を日ごとに示し、10個未満を「少ない」、10個以上30個未満を「やや多い」、30個以上50個未満を「多い」、50個以上100個未満を「非常に多い」、100個以上を「極めて多い」としています。

環境省の花粉情報サイトで公開されている実測調査の表は、スギ花粉・ヒノキ花粉・スギとヒノキの合計の3つで、イネ科などほかの花粉の値はありません。

2026年の表(令和8年6月19日時点版)は2月1日から5月31日までの日付が並び、弘前市の値は2月4日から5月6日まで入っています。

この記事の値は弘前市の1地点・1年分です。年や場所が違えば花粉の量と時期は変わります。

2026年の弘前市のスギ花粉は3月・4月に多く、4月下旬に減った

月飛散数の合計(個/cm²)100個以上の日最も多かった日
2月17.00日2月22日・26日の3.0
3月10,883.016日3月30日の3,229.0
4月9,158.012日4月3日の3,059.0
5月0.00日-

環境省「花粉実測調査結果(スギ花粉)」の弘前市の値。合計は表の月の小計で、100個以上の日の数と最も多かった日は日ごとの値から当サイトで数えました。

2026年の弘前市のスギ花粉の期間中合計は20,058.0個/cm²で、そのうち3月が10,883.0個/cm²、4月が9,158.0個/cm²でした。

100個以上(極めて多い)の日は3月15日から4月17日までに28日あり、最後は4月17日の110.0個/cm²です。

4月の旬ごとの合計は、上旬が8,550.0個/cm²、中旬が567.0個/cm²、下旬が41.0個/cm²でした。

4月下旬から5月の日ごとの値

日付スギ花粉の飛散数(個/cm²)
4月18日46.0
4月19日・20日21.0
4月21日34.0
4月22日3.0
4月23日1.0
4月24日0.0
4月25日~27日1.0
4月28日~30日0.0
5月1日~6日0.0
5月7日~31日値なし(空欄)

10個以上の日の最後は4月21日の34.0個/cm²、1個以上の日の最後は4月27日の1.0個/cm²でした。

5月は1日から6日までいずれも0.0個/cm²で、5月の小計は0.0個/cm²です。

ヒノキ花粉の表

同じ調査のヒノキ花粉の表では、弘前市の日ごとの欄に値が入っておらず、2026年2月~5月の小計と期間中合計は0.0個/cm²です。

花粉症環境保健マニュアル2022によると、ヒノキは北海道と沖縄を除く各地に植林されていますが、東北から北陸には比較的少なく、東海地方から西に多くなっています。

同じマニュアルに載っている林野庁の資料(2017年)では、東北のスギ林の面積が1,245千ha、ヒノキ林の面積が39千haです。

スギ・ヒノキ以外の花粉と飛ぶ時期

花粉症環境保健マニュアル2022によると、最も多い花粉症はスギ・ヒノキの花粉を原因とするものです。

樹木の花粉ではほかにシラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、ケヤキ、コナラ、クヌギなど、草本ではカモガヤやオオアワガエリなどのイネ科、ブタクサやヨモギなどのキク科、アサ科のカナムグラなどがあります。

このうちカモガヤやオオアワガエリなどのイネ科の花粉は、種類が多いために春から初秋までの長い期間飛散します。

市街地の観測ではイネ科の花粉はそれほど多くありませんが、河川敷や手入れのされていない広場や野原ではかなり多いことが報告されています。

ブタクサやヨモギなどのキク科とカナムグラの花粉が飛散するのは、夏の終わりから秋にかけてです。

シラカンバの花粉は、北海道では平野部でも多くなりますが、ほかの地域では標高の高い所に限られます。

5月に症状が続くときは原因の花粉を調べる

花粉症環境保健マニュアル2022は、自分がどんな季節に症状が出るかで原因となる花粉を推定できるとしたうえで、どの花粉に感作されているか専門の医療機関で検査を受けることを勧めています。

専門の医療機関として耳鼻咽喉科、眼科、アレルギー科などが挙げられ、地域によっては内科や小児科でも検査や治療を受けられます。

花粉症では眼のかゆみを伴うことが多く、風邪と違って熱が高くなることはありません。

シラカンバ花粉症の人の中には、リンゴやモモなどを食べると口の中がかゆくなる口腔アレルギーを併発するケースが多いとされています。

5月下旬から翌年のスギの花の準備が始まる

花粉症環境保健マニュアル2022によると、スギやヒノキは4月以降に新しい葉が伸びはじめ、5月下旬から6月にかけて雄花や雌花の細胞が分化し、例年6月から秋にかけて雄花を形成します。

この時期の日照時間が長く気温が高いと雄花の量が多くなり、冷夏や長雨の場合は雄花が少なくなって翌年の花粉量が減少します。

スギの雄花は11月頃までに完成します。

環境省の令和7年度スギ雄花花芽調査では、青森県の結果は2,651個/m²で、過去10年(平成27年度~令和6年度)の平均値5,973個/m²の44%でした。

花粉を避ける基本

  • 花粉は昼前後と夕方に多く飛散します。
  • 通常のマスクでも花粉をおよそ70%、花粉症用のマスクではおよそ84%減らせます。
  • 眼に入る花粉の量は、通常の眼鏡でおよそ40%、防御カバーの付いた花粉症用のメガネでおよそ65%減りました。
  • 外出時は花粉が付着しにくい服を選び、帰宅時には花粉を払って家の中に持ちこまないようにします。
  • 洗濯物や布団は外に干さないようにします。

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花粉症が起こるしくみ、室内に花粉を入れない工夫、薬と免疫療法などの治療は花粉症のしくみと予防・治療で扱います。

弘前市のスギ花粉が多かった4月の天気は4月の旬ごとの気温、5月の天気は5月の旬ごとの気温と5月の雨と日照の平年値で扱います。

5月に着る服は5月の服装の目安、出かける日の気温は今日の気温を調べる手順で確かめられます。

まとめ

  • 環境省の花粉実測調査で、青森県の観測地点は弘前市です。
  • 2026年の弘前市のスギ花粉は3月が10,883.0個/cm²、4月が9,158.0個/cm²で、100個以上の日の最後は4月17日でした。
  • 2026年の弘前市のスギ花粉は、5月1日から6日までいずれも0.0個/cm²でした。
  • イネ科の花粉は春から初秋までの長い期間飛散し、河川敷や手入れのされていない広場や野原ではかなり多いことが報告されています。
  • 花粉症環境保健マニュアル2022は、どの花粉に感作されているか専門の医療機関で検査を受けることを勧めています。

出典: 環境省「花粉実測調査結果(スギ花粉)」「花粉実測調査結果(ヒノキ花粉)」(令和8年6月19日時点版)、「花粉観測協力者一覧」、「令和7年度スギ雄花花芽調査結果」、「花粉症環境保健マニュアル2022」(令和4年3月改訂)、リーフレット「花粉症対策」(2024年1月)。いずれも2026年10月20日に確認しました。最新の値と資料は環境省の花粉情報サイトと環境省の花粉実測調査結果(スギ花粉)で確かめてください。