弘前市の岩木山麓で育つとうもろこし「嶽きみ」について、産地の様子や食べごろの時期、買える場所を知りたい方に向けた記事です。

青森県の産地レポート、県のサイト「青森のうまいものたち」の特産品図鑑と特集、青森県観光情報サイト Amazing AOMORI で確かめた内容をもとに、産地、品種と糖度、収穫の時期、買い方と食べ方、アクセスをまとめます。

嶽きみとは

Amazing AOMORI によると、嶽きみ(だけきみ)は、弘前市の岩木山麓にある嶽高原で栽培されるブランドとうもろこしです。

「きみ」は津軽弁でとうもろこしのことです。

青森県の特産品図鑑では、嶽きみは岩木山麓の嶽地区で栽培・収穫されたとうもろこしで、平成19年に地域団体商標に登録されたと紹介されています。

りんごやにんにくなど、青森のほかの特産品は青森の特産品を品目ごとにまとめた記事で紹介しています。

産地の嶽高原と栽培の歴史

Amazing AOMORI によると、嶽高原は標高400〜500メートルにあり、昼夜の寒暖差は約10度と大きくなります。

とうもろこしは気温が上がると糖度が下がるため、嶽きみは最も甘くなる早朝に収穫されます。

青森県の産地レポートでは、気温の低い朝5時頃から収穫を始め、牛ふん堆肥などの有機物を毎年畑に入れているとされています。

県の特集(2022年8月)によると、嶽地区で原野の開拓が始まったのは第2次世界大戦後で、樺太から引き揚げてきた入植者が、酪農のかたわらさまざまな農作物の栽培に取り組みました。

1961(昭和36)年に家畜の飼料用としてとうもろこしの栽培が始まり、その後、食用のとうもろこしとしての栽培面積が増えていきました。

品種と糖度

青森県の産地レポートでは、JAつがる弘前嶽きみ部会のメインの品種は「恵味(めぐみ)」で、ほかに「味来(みらい)」「わくわくコーン」「甘々娘(かんかんむすめ)」が挙がっています。

品種産地レポートの説明
恵味(めぐみ)糖度が非常に高い(18~20度)、ボリュームがある
味来(みらい)糖度が高い(18~20度)、皮が柔らかい
わくわくコーン糖度が非常に高い(18~20度)、サイズが大きい、皮が柔らかい
甘々娘(かんかんむすめ)糖度が非常に高い(18~20度)、バイカラー、歯ごたえがある

特産品図鑑では糖度は約18度、Amazing AOMORI では18〜20度ほどとされています。

収穫の時期

青森県の産地レポートでは、収穫は8月上旬から9月中旬で、収穫の適期を1つずつ見極めながら手作業で収穫しています。

県の特集(2022年8月)で嶽きみ部会の部会長は、旬を8月中旬~9月下旬とし、9月末頃になると糖度が20度にもなると話しています。

資料によって時期に幅があるため、出かける前に直売所の情報を確かめてください。

どこで買えるか

Amazing AOMORI によると、収穫期には岩木山麓の直売所や沿道の売店で嶽きみが手に入ります。

特産品図鑑でも、シーズンになると嶽地区・百沢地区の周辺に嶽きみの直売所が建ち並ぶと紹介されています。

県の特集(2022年8月)では、毎年お盆の頃から9月まで、岩木山の百沢地区から嶽地区にかけての県道3号沿いに直売所が立ち並び、通称「嶽きみロード」とも呼ばれているとしています。

生のほか、ゆでた「ゆできみ」や焼きとうもろこしでも食べられています。

弘前市で食事をする場所は弘前のグルメを紹介する記事にまとめています。

選び方と食べ方

青森県の産地レポートでは、皮が張っているものは過熟ぎみのため、少し細身な若いとうもろこしを選ぶと身がやわらかく、甘みも強いとしています。

県の特集で部会長は、日中に気温が上がると芯が熱くなって鮮度が落ちていくため、買ったらすぐに皮付きのまま冷蔵庫に入れるよう勧めています。

電子レンジで加熱するときは、皮をむいてひげを取り、水にくぐらせて表面に塩をまぶし、1本ずつラップでくるんで皿にのせます。

加熱時間の目安は、500Wで1本なら約5分、2本なら約7分です。

嶽地区へのアクセス

Amazing AOMORI に載っている嶽地区へのアクセスは次のとおりです。

  • 車: 東北自動車道 大鰐弘前ICから約30分
  • バス: JR弘前駅から弘南バス「岩木山線 岳温泉前」で約59分、「岳温泉前」下車、徒歩約1分

青森の農業の全体像

県の農業産出額や地域ごとの主な農産物は、青森の農業を数字で見る記事で紹介しています。

まとめ

  • 嶽きみは、弘前市の岩木山麓にある嶽高原で栽培されるとうもろこしで、平成19年に地域団体商標に登録された
  • 嶽高原は標高400〜500メートルで、昼夜の寒暖差が約10度と大きい
  • メインの品種は「恵味(めぐみ)」で、産地レポートに挙がる4品種の糖度はいずれも18~20度
  • 県の産地レポートでは収穫は8月上旬から9月中旬(県の特集では、部会長が旬を8月中旬~9月下旬としている)
  • 収穫期には、嶽地区・百沢地区周辺の直売所や沿道の売店で買える

※産地・品種・収穫の時期・選び方は青森県農林水産部農産園芸課の「産地レポート ~嶽きみ~」、地域団体商標・糖度・直売所は青森県の「青森のうまいものたち」特産品図鑑「嶽きみ(だけきみ)」、栽培の歴史・嶽きみロード・部会長の話す旬と糖度・保存と電子レンジでの加熱は同サイトの特集(2022年8月)、呼び名・標高・寒暖差・糖度・食べ方・直売所と沿道の売店・アクセスは Amazing AOMORI「嶽きみ」によります。直売所の営業は年によって変わります。内容は2026年10月19日に確かめました。