この記事では、青森県黒石市で観光する人に向けて、中町こみせ通りの見どころと歩き方、中野もみじ山の紅葉とライトアップ、夏の祭りの日程、黒石つゆやきそば、温湯温泉と津軽伝承工芸館、行き方をまとめます。

内容は、黒石観光協会、青森県、文化庁、青森県観光情報サイト(Amazing AOMORI)、弘南鉄道のページで、2026年10月20日に確かめました。

黒石市の位置と行き方

黒石市は青森県のほぼ中央に位置し、津軽平野に囲まれています。

鉄道で行くときは、弘南鉄道の弘南線(弘前〜黒石)の終点の黒石駅で降ります。

弘南線の弘前駅から黒石駅までの大人の普通片道運賃は470円で、ICカード乗車券は使えません。

車で行くときは、東北自動車道の黒石ICを使います。

行き先鉄道・バス車
中町こみせ通り黒石駅から徒歩約10分黒石ICから約10分
中野もみじ山黒石駅から弘南バスで約31分、「中野神社前」下車黒石ICから約10分
温湯温泉黒石駅から弘南バスで約21分、「下温湯」下車黒石ICから約10分
津軽伝承工芸館黒石駅から弘南バス「虹の湖行き」で約25分、「津軽伝承工芸館」下車黒石ICから約10分

中町こみせ通り

黒石の市街地は、明暦2年(1656)に津軽信英が弘前藩より黒石津軽家の創立を許され、浅瀬石川の北側に陣屋を築いて、その北側の町を整備したことに始まります。

黒石は弘前と青森を結ぶ浜街道の中継地点として発展し、江戸中期には高橋家住宅などの規模の大きな商家が建てられました。

黒石市中町は重要伝統的建造物群保存地区で、平成17年7月22日に商家町として選定されました。

保存地区の面積は約3.1ヘクタールです。

中町こみせ通りは、昭和61年度に「日本の道百選」に選ばれています。

こみせとは

町家の前面には、連続して庇を張り出した「こみせ」と呼ばれる通路があり、冬期には板戸や障子戸を落とし込んで雪や風の吹き込みを避けます。

黒石観光協会は、昔の商店通りだったこの道で、買い物に来た人のために自分たちの敷地内にアーケードを作ったと紹介しています。

こみせは今も日常の往来に使われ、通り沿いの歴史的建造物では生活が営まれています。

通りの主な見どころ

見どころ内容
高橋家住宅(重要文化財)宝暦年間(1751〜1763年)に建てられた、黒石藩御用達の米問屋の商家。屋号は「米屋」
鳴海醸造店1803年から続く造り酒屋。地酒「菊乃井」「稲村屋」などを買える
中村亀吉酒造こみせ通り沿いのもう一軒の酒蔵。大きな杉玉が目印
歌碑顕彰碑黒石ゆかりの四大作曲家の歌碑と、その紹介

高橋家住宅では今は喫茶店が営まれ、営業は9時〜16時(4月下旬〜11月中旬、不定休)で、駐車場はありません。

車で来たときは、黒石観光協会の案内に従い、御幸公園に止めます。

通りの行事とボランティアガイド

通りでは、7月中旬〜8月下旬にねぷた灯篭が飾られ、9月の2週目の土曜日と翌日曜日にこみせまつりが開かれる予定です。

黒石観光協会の「こみせ観光ボランティアガイド」は、地元のボランティアガイドがこみせ通りを約1時間案内するもので、ガイド料金は無料です。

ガイドは通年の完全予約制で、7日前(土日祝日を除く)までに申し込みます。

年末年始(12月25日〜1月7日)は受け付けず、冬季は降雪や酒造店の仕込み時期のため見学場所が限られます。

中野もみじ山の紅葉

中野もみじ山は、黒石市南中野字不動舘27の中野神社にあります。

享和2年(1802年)に弘前藩主津軽寧親が京都から百余種の楓苗を取り寄せて移植したのが始まりで、見頃は10月下旬〜11月上旬頃です。

林の中には中野神社と不動館城跡があり、樹齢200年のもみじ、樹齢700年の大杉、樹齢200年のモミの木は、いずれも市の天然記念物です。

歩く時間の目安は、入口から中野神社まで約10分、中野神社から観楓台まで約10分です。

項目内容
2026年のライトアップ10月24日〜11月8日の16:30〜21:00
車東北道黒石ICから十和田方面へ国道102号経由で約6km、約10分
バス黒石駅から弘南バスで約31分、大川原線の「中野神社前」下車、徒歩1分
駐車場津軽伝承工芸館の駐車場(無料)から徒歩約12分

黒石観光協会は、見頃の時期は大変混雑するとして、落合毛内線または豊岡温湯線のルートも使うよう案内しています。

黒石の夏の祭り

祭り2026年の日程内容
黒石ねぷた祭り7月30日〜8月5日「人形ねぷた」と「扇ねぷた」が同時に運行される
黒石よされ8月15日〜16日廻り踊り・組踊り・流し踊りの3つの踊り

黒石ねぷた祭りは毎年7月30日から開かれる260年以上の歴史を持つ行事で、青森県無形民俗文化財に指定されています。

会期中は70台を超えるねぷたが出陣し、御幸公園を出発点に市街地を運行します。

黒石よされは日本三大流し踊りの1つとされ、毎年8月中旬に踊られます。

黒石よされの会場は黒石市中町ほかで、弘南鉄道黒石駅から徒歩約10分です。

黒石つゆやきそば

黒石つゆやきそばは、昭和30年代後半に黒石市中郷地区にあった「美満寿」で、黒石独自の太平麺で作られた「黒石やきそば」につゆをかけたのが始まりだといわれます。

Amazing AOMORI は、温かいそばつゆにソース焼きそばが浸ったものと説明しています。

黒石には「黒石やきそば・黒石つゆやきそば」を扱う店が70店舗以上あり、店によって味も外見も違います。

温湯温泉と津軽伝承工芸館

黒石温泉郷の中で最も歴史の古い温湯温泉は、400年以上の歴史を持ちます。

温湯温泉は、津軽系伝統こけし(温湯こけし)の発祥の地としても知られています。

黒石観光協会によると、温湯温泉の泉質はナトリウム-塩化物泉-硫酸塩泉です。

同じ黒石市のランプの宿 青荷温泉の泉質は、単純温泉です。

津軽伝承工芸館(黒石市袋富山65-1)は、津軽塗り・津軽こぎん刺し・裂織などの伝統の技を紹介し、職人による実演を行う施設です。

館には郷土料理のレストランと、落合温泉から源泉を引く無料の足湯があり、敷地内には東北各地のこけしを展示する「津軽こけし館」があります。

開館は9:00〜17:00(レストラン・軽食コーナーは10:00〜16:00)で、入場は無料です。

休みは年末年始と、冬期12月〜3月の月曜日です。

津軽のほかの見どころ

黒石のまわりの町は、津軽の町ごとの見どころで紹介しています。

弘南線の反対の終点の弘前は弘前の城と洋館のめぐり方に、同じ弘南線の沿線の田舎館村は田んぼアートの会場と見ごろにまとめています。

日程・営業時間・料金は変わることがあるので、出かける前に黒石観光協会や各施設のお知らせを確かめてください。

出典:黒石観光協会「中町こみせ(小見世)通り」「こみせ観光ボランティアガイド」「中野もみじ山」「温泉・宿泊」、青森県教育委員会「黒石市中町伝統的建造物群保存地区」、文化庁「重要伝統的建造物群保存地区 黒石市中町(青森県)」、青森県観光情報サイト(Amazing AOMORI)の「冬の中町こみせ通り散策」「重要文化財 高橋家住宅」「黒石ねぷた祭り」「黒石よされ」「黒石つゆやきそば」「温湯温泉」「ランプの宿 青荷温泉」「津軽伝承工芸館」、弘南鉄道「弘前駅」「会社概要」(2026年10月20日確認)。