この記事では、青森の津軽で観光する人に向けて、弘前・五所川原・金木・鶴田・田舎館・黒石の主な見どころと、夏のねぷたの祭りの日程、行き方の目安をまとめます。

見どころと日程は、青森県観光情報サイト(Amazing AOMORI)、青森県、各市町村・観光協会・施設の公式の情報で、2026年10月19日・20日に確かめました。

津軽のエリアの範囲

青森県観光情報サイトの観光ガイドは、県内40市町村を津軽・南部・下北の3つのエリアに分けています。

津軽のエリアに入るのは、青森市・弘前市・黒石市・五所川原市・つがる市・平川市・平内町・今別町・蓬田村・外ヶ浜町・鰺ヶ沢町・深浦町・西目屋村・藤崎町・大鰐町・田舎館村・板柳町・鶴田町・中泊町の19市町村です。

青森県の「青森県の観光スポット」は県内を6つの地域に分けて紹介していて、中南の地域に弘前城・弘前公園・弘前ねぷたまつり・岩木山、西北の地域に五所川原立佞武多・津軽鉄道・十二湖・白神山地・暗門の滝を載せています。

津軽国定公園は、弘前市・五所川原市・つがる市・今別町・外ヶ浜町・鰺ヶ沢町・深浦町・中泊町にまたがります。

エリアごとの主な見どころ

市町村主な見どころ
弘前市弘前城と弘前公園、旧弘前市立図書館、弘前れんが倉庫美術館、弘前市りんご公園、津軽藩ねぷた村
五所川原市立佞武多の館
五所川原市金木町太宰治記念館「斜陽館」、津軽三味線会館
鶴田町鶴の舞橋と津軽富士見湖
田舎館村田んぼアート
黒石市中町こみせ通り、中野もみじ山、温湯温泉

弘前:弘前城と城下町

弘前城の天守は現存する日本最北端の天守で、国の重要文化財です。

天守は、天守曳戻し工事と保存修理・耐震対策工事のため、2025年11月24日から内部の公開を休止しています。

石垣修理のために移動していた天守を元の場所に戻す曳戻しの期間は、2026年7月〜11月中旬の予定です。

弘前公園には約50種類、2600本程の桜が植えられ、例年4月下旬〜5月上旬に「弘前さくらまつり」が開かれます。

市内には、明治39年(1906)に建てられた旧弘前市立図書館、酒造工場やシードル工場として使われた煉瓦倉庫を改修した弘前れんが倉庫美術館、約80種、2300本のりんごの木がある弘前市りんご公園、ねぷた囃子や津軽三味線の生演奏が聴ける津軽藩ねぷた村があります。

青森県観光情報サイトのモデルコースでは、新青森駅からJR奥羽本線で約40分で弘前駅に着きます。

城と洋館の回り方や食事は、弘前の城下町と洋館の歩き方で詳しく紹介しています。

五所川原と金木:立佞武多・斜陽館・津軽三味線

立佞武多の館(五所川原市大町)では、高さ約23m・重さ約19トンの立佞武多を、展示室の1階から4階までの吹き抜けで見られます。

立佞武多の館はJR五所川原駅から徒歩約5分で、車では青森市・弘前市から約40分です。

太宰治記念館「斜陽館」は五所川原市金木町にある太宰治の生家で、父・津島源右衛門が明治40年(1907年)に建て、2004年に国の重要文化財に指定されました。

津軽三味線会館は、津軽三味線発祥の地である金木町で、その歴史や郷土芸能などを知ることができる施設で、津軽三味線の生演奏が1日5回各20分あります。

津軽三味線会館の営業時間は9:00〜16:00で、12月1日〜3月31日は休館です。

斜陽館と津軽三味線会館は、どちらも津軽鉄道金木駅から徒歩約7分です。

金木町では、津軽三味線の始祖とされる神原の仁太坊にちなむ「仁太坊祭り」が毎年1回開かれ、2026年は9月5日に津軽三味線会館の屋外ステージで開かれました。

津軽鉄道のストーブ列車は、客車にダルマストーブをつけて暖房とする列車で、12月1日から翌年3月31日まで、日中の3往復をストーブ列車で運行します。

ストーブ列車に乗るには、乗車券のほかにストーブ列車券が要ります。

鶴田:鶴の舞橋

鶴田町の鶴の舞橋は、青森県産の「ひば」を用いた全長300mの日本一長い木造の三連太鼓橋で、1994年に完成しました。

橋は、岩木山の山影を湖面に映す「津軽富士見湖」の両岸を繋いでいます。

津軽富士見湖は「廻堰大溜池」の通称です。

鶴田町の観光サイトでは、JR陸奥鶴田駅から鶴の舞橋まで車で約10分です。

行き方や駐車場、周りの公園は、鶴の舞橋への行き方と周辺の公園にまとめています。

田舎館:田んぼアート

田舎館村の田んぼアートは、田んぼをキャンバスに色の異なる稲を絵の具代わりにして巨大な絵を描くもので、平成5年に3色の稲で始まり、今は7色の稲を使います。

2026年は、田舎館村役場庁舎内の展望台から見る第1田んぼアートが6月1日〜10月12日、道の駅いなかだて「弥生の里」の展望所から見る第2田んぼアートが6月13日〜10月12日に開かれました。

見ごろは、両会場とも例年7月中旬〜8月中旬です。

冬には第2会場に「スノーアート」を展示する冬の田んぼアートがあり、2027年は1月22日〜24日に開かれます。

2つの会場の見方と冬の催しは、田んぼアートの会場と見ごろで紹介しています。

黒石:中町こみせ通りと温湯温泉

黒石市中町は重要伝統的建造物群保存地区で、平成17年7月22日に商家町として選定されました。

町家の前面には、連続して庇を張り出した「こみせ」と呼ばれる通路があり、冬期には板戸や障子戸を落とし込んで雪や風の吹き込みを避けます。

中町こみせ通りは、弘南鉄道弘南線・黒石駅から徒歩10分です。

通りには、宝暦年間(1751〜1763年)に建てられた重要文化財の高橋家住宅があります。

中野もみじ山は、享和2年(1802年)に弘前藩主津軽寧親が京都から百余種の楓苗を取り寄せて移植したのが始まりで、見頃は10月下旬〜11月上旬頃です。

黒石温泉郷の中で最も歴史の古い温湯温泉は、400年以上の歴史を持ちます。

黒石つゆやきそばは、黒石独自の太平麺で作られた「黒石やきそば」につゆをかけたのが始まりだといわれます。

こみせ通りの見学と、もみじ山・温泉の行き方は、黒石の町並みと温泉の案内にまとめています。

津軽の夏祭りの日程

祭り場所2026年の日程特徴
黒石ねぷた祭り黒石市7月30日〜8月5日「人形ねぷた」と「扇ねぷた」が同時に運行される
弘前ねぷたまつり弘前市8月1日〜7日扇ねぷたと組ねぷたの大小約80台が練り歩く
五所川原立佞武多五所川原市8月4日〜8日大きいものは高さ約23mの山車が市街地を練り歩く
黒石よされ黒石市中町ほか8月15日〜16日廻り踊り・組踊り・流し踊りの3つの踊り

ねぷたの由来は諸説ありますが、忙しい夏の農作業の妨げとなる眠気や怠け心などを流す「眠り流し」という農民行事から生まれたといわれます。

青森市のねぶたが「nebuta」であるのに対し、弘前市のねぷたは「neputa」です。

弘前ねぷたまつりは国の重要無形民俗文化財、黒石ねぷた祭りは青森県無形民俗文化財に指定されています。

エリアの間の移動の目安

弘南鉄道の弘南線は、弘前〜黒石を結びます。

弘南鉄道では、ICカード乗車券は使えません。

弘南鉄道の大鰐線(大鰐〜中央弘前)は、2028年3月31日までで運行を休止すると発表されています。

立佞武多の館の案内では、弘前市からJR五能線で約45分です。

田んぼアートへは、JR弘前駅から弘南バス(黒石・大川原行き)で約20分の畑中バス停から徒歩約3分です。

日程・料金・営業時間は変わることがあるので、出かける前に各施設や主催者のお知らせを確かめてください。

出典:青森県観光情報サイト(Amazing AOMORI)、青森県「青森県の観光スポット」「青森県内の自然公園」「黒石市中町伝統的建造物群保存地区」、文化庁、弘前市、五所川原市、鶴田町、田舎館村、黒石観光協会、立佞武多の館、津軽鉄道、弘南鉄道の各ページ(2026年10月19日・20日確認)。弘南鉄道大鰐線の休止の日付は報道による。