青森市の八甲田にある酸ヶ湯温泉の浴場について、酸ヶ湯温泉の公式サイト、青森県の観光サイト「Amazing AOMORI」、環境省の資料で、ヒバ千人風呂と玉の湯の違い、4つの源泉と湯の名前、女性専用時間と湯あみ着、泉質と入るときの注意、日帰りで入るときの時間を確かめました。
施設や資料が公表している内容だけを書き、人気や評判、効能の言い切りは扱っていません。
酸ヶ湯温泉の浴場は2つ
酸ヶ湯温泉の浴場は、混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」と、男女別の小浴場「玉の湯」です。
酸ヶ湯温泉の公式サイトは、八甲田連峰の西麓、標高約900mの高地にある温泉と書いています。
公式サイトの「温泉・施設情報」には、露天風呂や貸切風呂は載っていません。
| 浴場 | 公式サイトの案内 |
|---|---|
| ヒバ千人風呂(混浴) | 総ヒバ造りで、160畳の浴室に柱が一本もなく、熱の湯・冷の湯・四分六分の湯・湯滝など4つの異なる源泉がある |
| 玉の湯(男女別) | 千人風呂と源泉は異なるが、白濁した酸性の硫黄泉で同じような泉質。女性用のお風呂もヒバ造りでシャワーがある |
公式サイトは、5つの源泉の泉質はすべて酸性・含硫黄泉で、療養泉として効能が認められていると書いています。
ヒバ千人風呂の4つの源泉と湯の名前
公式サイトの「温泉の歴史」によると、江戸期には現在の大浴場「熱の湯」の周辺に数ヶ所お湯が湧き出していました。
熱の湯は、もとは「熱湯(ねつゆ)」と呼ばれ、「八甲田音頭」で「母の意見と熱湯(ねつゆ)ばかりゃぬるいようでも粗末にゃならぬヨ、あとでききます、身にしみる」と唄われています。
同じページは、熱の湯は長い時間温もりが持続し、後々まで体が温まると説明しています。
四分六分の湯は、入ると熱の湯より熱く感じるものの温もりの持続が短く、四分から六分ぐらいの温まり具合になると言われて名前が付きました。
温まり具合には個人差があると、公式サイトは添えています。
冷の湯と湯滝の温度や入り方は、公式サイトの「温泉・施設情報」と「温泉の歴史」に書かれていません。
Amazing AOMORI は、千人風呂には男女を分ける目隠しの木の塀があると紹介しています。
混浴が気になるとき
公式サイトのよくある質問では、ヒバ千人風呂は毎日午前と午後の8時~9時の間が女性専用時間で、女性だけが入れます。
小浴場の玉の湯は常時男女別で、よくある質問は玉の湯の泉質をヒバ千人風呂と同質と案内しています。
公式サイトの「温泉の歴史」は、酸ヶ湯の伝統文化の「混浴」を守る目的で、平成17年に「混浴を守る会」が発足したと紹介しています。
湯あみ着
| 項目 | 公式サイトの案内 |
|---|---|
| レンタル | 2024年5月2日から男女とも、有料500円、7:00~20:00、売店レジ |
| 販売 | 女性用湯あみ着を1,300円で販売 |
| 着用 | 任意。着用できるのは販売・レンタルのものに限り、持ち込んだものは遠慮してもらっている |
泉質と入るときの注意
泉質は、公式サイトでは酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)と書かれ、Amazing AOMORI は酸性硫黄泉、泉温52.3度としています。
Amazing AOMORI は、酸ヶ湯温泉は強酸性泉(pH1.5~2.0)を含み、肌や粘膜への刺激が強い泉質と案内しています。
公式サイトの浴用の禁忌症には、泉質上、皮膚・粘膜の過敏な人(特に光線過敏症の人)と高齢者の皮膚乾燥症が含まれています。
環境省の「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」も、泉質が酸性泉・硫黄泉の場合、皮膚または粘膜の敏感な人と高齢者の皮膚乾燥症の人は入ってはいけないとしています。
同じ資料は、身体についた温泉成分は洗い流さずにタオルでふきとるとしたうえで、刺激の強い泉質(たとえば酸性泉や硫黄泉)の場合、肌の弱い方は温水などで洗い流すよう案内しています。
同じ資料の入浴の注意は、次のとおりです。
- 食事の直前・直後や飲酒後の入浴は控える
- 入浴前には手足からはじめて全身にかけ湯をし、身体を洗ってから入る
- 浴槽にタオルを入れない
- 入浴前・後の水分補給を忘れない
- 高齢者・子ども・身体の不自由な方は1人きりでの入浴を避ける
- 高齢者や高血圧・心臓病・脳卒中の経験のある方は42℃以上の高温浴を避ける
子どもと入るとき
Amazing AOMORI の酸ヶ湯温泉のページは、入浴時間は短時間が目安で、乳幼児は1~3分程度、幼児・小学生は3~5分程度と案内しています。
同じページは、広い浴場では転倒や迷子を防ぐため保護者の付き添いが必要で、乳児(0~1歳)は強酸性泉への入浴について慎重な判断が必要としています。
泊まって湯治をするとき
公式サイトの「温泉・施設情報」は、温泉療養の場合の1日の入浴回数を、初め数日間は1~2回程度とし、その後3回まで増やすと案内しています。
同じページは、温泉療養に際しては専門的知識を有する医師や温泉療養医等の指導を受けるよう書いています。
館内の温泉療養相談室では、看護師の資格を持つ相談員が健康チェックや入浴方法などの相談を受けます。
日帰りで入るとき
公式サイトの「日帰り入浴のご案内」では、2026年12月1日から入れる時間が変わります。
| 浴場 | 2026年11月30日まで | 2026年12月1日から |
|---|---|---|
| ヒバ千人風呂 | 7:00~18:00(受付は17:30まで、女性専用時間8:00~9:00) | 9:00~16:00(受付は15:30まで) |
| 玉の湯 | 9:00~17:00(受付は16:30まで) | 9:00~16:00(受付は15:30まで) |
12月1日からの女性専用時間の扱いは、日帰り入浴の案内に書かれていません。
12月1日からの日帰り入浴の時間(9:00~16:00)は、よくある質問の女性専用時間(午前と午後の8時~9時)と重なりません。
2026年11月30日までは、日帰り入浴で日帰り休憩所の「御鷹々々サロン」と「ねぶたロビー」も使え、12月1日からはサロンとロビーの利用は9時から15時までです。
御鷹々々サロンは、日帰り入浴の人も使える休憩スペースです。
2026年11月16日(月)から18日(水)までは全館休業です。
出かける前に確かめること
- 混浴のヒバ千人風呂の女性専用時間:毎日午前と午後の8時~9時
- 湯あみ着:着られるのは売店で販売・レンタルしているものだけ
- 日帰り入浴:2026年12月1日から9:00~16:00(受付は15:30まで)
- 全館休業:2026年11月16日~18日
- 肌や粘膜が敏感な人、高齢者の皮膚乾燥症の人は、酸性泉・硫黄泉の禁忌症にあたる
日帰り入浴の料金と休業前後の営業、酸ヶ湯温泉の客室や食事、バスと冬の道路は宿の棟と行き方の記事で、酸性泉・硫黄泉の適応症やほかの温泉との違いは泉質名の読み方を整理した記事で紹介しています。
注記:所在地の標高・浴場・泉質と禁忌症・湯の名前の由来・女性専用時間・湯あみ着・入浴回数・日帰り入浴・休業は酸ヶ湯温泉の公式サイト(トップページ、温泉・施設情報、温泉の歴史、インフォメーション、よくあるご質問、2026年10月1日のお知らせ)、泉温・強酸性の注意・子どもの入浴時間・目隠しの塀はAmazing AOMORI の「酸ヶ湯温泉」、入浴の注意と禁忌症は環境省のあんしん・あんぜんな温泉利用のいろは(平成31年3月)によるもので、2026年10月20日に確かめました。入浴の時間は変わることがあるので、出かける前に公式サイトの案内を確かめてください。



