青森の2週間先までの雨や雪を調べるときに、気象庁の予報のどれで何がわかるかと、青森の旬ごとの降水量・降雪量の平年値をまとめます。

気象庁の予報で雨や雪を日ごとに見られるのは7日先までで、それより先は数日から1か月をまとめた見通しになります。

予報の種類ごとの期間と発表の時刻は気象庁の予報の種類と発表時刻をまとめた記事で扱います。

2週間先の雨や雪は、どの予報でわかるか

週間天気予報は、発表日の翌日から7日先までの一日ごとの天気と降水確率(10%単位)を予報します。

週間天気予報には、その期間の降水量の平年値も載ります。

2週間気温予報は、2週目(8日先から12日先を中心とした期間)まで気温を予報するもので、雨や雪は扱いません。

1週間より先になると、日々の天気を左右する移動性の低気圧や高気圧の予測が難しくなるため、気象庁の季節予報は1週間や1か月間を平均した大まかな天候を予報します。

8日先より先の雨や雪の手がかりになるのは、冬の大雪または雪に関する早期天候情報と、1か月合計降水量などを予報する1か月予報です。

民間の予報サイトには14日分の天気と降水確率を出すものもあり、その違いは気象庁と民間サイトの予報の違いを比べた記事で扱います。

週間天気予報の降水確率の読み方

降水確率は、予報区内で一定の時間内に1mm以上の雨または雪が降る確率です。

降水確率30%は、30%という予報が100回発表されたとき、およそ30回は1mm以上の降水があるという意味で、雨や雪の量を予報するものではありません。

週間天気予報の降水確率は、24時間ごとの確率です。

降水確率0%は、5%未満のことです。

3日目以降の降水の有無の予報にはA、B、Cの3段階の信頼度が付き、段階ごとの適中率は1週目の予報の確からしさを解説した記事で扱います。

週間天気予報の解説は気象庁の週間天気予報の解説ページで確かめられます。

青森の旬ごとの降水量の平年値

8日先より先の雨の多さは日ごとには予報されないため、出かける時期の旬の平年値を目安にします。

青森(青森市にある青森地方気象台)の旬ごとの降水量の平年値は次のとおりです。

月上旬中旬下旬
1月50.1mm44.1mm45.7mm
2月35.3mm38.9mm24.8mm
3月26.2mm26.5mm22.5mm
4月22.3mm22.1mm24.3mm
5月28.3mm24.3mm24.1mm
6月19.2mm28.4mm27.4mm
7月46.6mm40.5mm42.5mm
8月46.9mm38.0mm57.0mm
9月38.4mm58.8mm35.8mm
10月48.5mm34.2mm36.5mm
11月36.8mm56.3mm44.4mm
12月46.9mm53.3mm54.9mm

表の値は1991〜2020年の30年間を統計期間とする平年値です。

旬ごとの降水量の平年値が最も多いのは9月中旬の58.8mmで、8月下旬の57.0mmが続きます。

最も少ないのは6月上旬の19.2mmです。

月ごとの降水量の平年値は、12月の155.2mmが最も多く、4月の68.7mmが最も少なくなります。

旬ごとの平年値は気象庁の過去の気象データ検索(青森の旬ごとの平年値)で確かめられます。

青森の旬ごとの雪の平年値

青森の旬ごとの降雪の深さの合計と最深積雪の平年値(1991〜2020年)は次のとおりです。

旬降雪の深さの合計最深積雪
11月上旬1cm1cm
11月中旬8cm6cm
11月下旬14cm11cm
12月上旬33cm21cm
12月中旬55cm39cm
12月下旬56cm44cm
1月上旬63cm54cm
1月中旬63cm68cm
1月下旬69cm80cm
2月上旬54cm83cm
2月中旬57cm87cm
2月下旬29cm79cm
3月上旬31cm69cm
3月中旬21cm53cm
3月下旬12cm27cm
4月上旬3cm9cm
4月中旬1cm2cm
4月下旬0cm0cm

旬ごとの降雪の深さの合計が最も多いのは1月下旬の69cm、最深積雪が最も深いのは2月中旬の87cmです。

降雪の深さの合計の平年値は2月下旬に29cmへ減りますが、最深積雪の平年値は3月上旬でも69cmあります。

青森の初雪の平年値は11月8日です。

雪日数の平年値は、12月が26.0日、1月が29.6日、2月が26.1日です。

季節ごとに2週間先の雨と雪を読むときの目安

春(3〜5月)

旬ごとの降水量の平年値は、3月上旬から5月下旬まで22.1〜28.3mmです。

5月下旬の旬ごとの日照時間の平年値は73.8時間です。

降雪の深さの合計の平年値は、4月上旬が3cm、4月中旬が1cm、4月下旬が0cmです。

梅雨から夏(6〜8月)

東北北部の梅雨の平年は、梅雨入りが6月15日頃、梅雨明けが7月28日頃です。

青森県は秋田県、岩手県とともに「東北北部」として梅雨入り・梅雨明けが決められていて、年によっては県内でも梅雨がはっきりしない場合があります。

旬ごとの降水量の平年値は、6月上旬の19.2mmから6月中旬は28.4mmに増え、7月上旬は46.6mmです。

秋(9〜11月)

旬ごとの降水量の平年値は、9月上旬が38.4mm、中旬が58.8mm、下旬が35.8mmです。

月ごとの日照時間の平年値は10月の144.4時間から11月は85.4時間に減ります。

11月中旬の降水量の平年値は56.3mmです。

降雪の深さの合計の平年値は、11月上旬の1cmから11月下旬は14cmに増えます。

冬(12〜2月)

旬ごとの降水量の平年値は、12月上旬が46.9mm、中旬が53.3mm、下旬が54.9mmです。

日照時間の平年値は12月が50.4時間、1月が48.5時間で、1月上旬の旬ごとの値は12.6時間です。

青森地方気象台は、青森市付近では津軽半島から入る北西の風と津軽内陸部からの南よりの風がぶつかり、上昇気流で雪雲が発達して大雪となりやすいと考えられている、と説明しています。

青森県内でよく使われる「雨返し」は、冬に寒さが緩んで雨が降った後、吹雪となることをいいます。

低気圧が近づいて暖かい空気が入ると雨になり、低気圧が通り過ぎると冬型の気圧配置になって吹雪になります。

冬に2週間先の大雪を調べるとき

大雪または雪に関する早期天候情報は、その地域・時期としては10年に1度程度しか起きないような、かなり多い降雪量になる可能性が30%以上と予想されたときに発表されます。

対象は6日先から14日先までの期間の5日間降雪量で、6日前までに注意を呼びかける情報です。

発表の対象は冬型の気圧配置に伴う降雪が卓越する日本海側を中心とした地域で、11月~3月の毎週月曜日と木曜日に発表が検討されます。

季節予報の区分で、青森県の津軽地方は東北日本海側、下北・三八上北地方は東北太平洋側に入ります。

気象庁の5日間降雪量の平年値と階級区分値のページでは、東北日本海側の地点に青森、弘前、五所川原、酸ケ湯などが載っています。

1か月予報では、北・東日本の日本海側の1か月合計降雪量が、11月15日から3月1日までに発表される予報で予報されます。

2週間先の気温の見通しは2週間の気温の平年値と予報の見方の記事、1か月先までの見通しは1か月先までの見通しの記事で扱います。

早期天候情報の考え方は気象庁の2週間気温予報と早期天候情報の解説ページで確かめられます。

よくある疑問

降水確率が高いと雨の量も多いのですか

降水確率は1mm以上の降水があるかどうかの確率で、雨や雪の量を予報するものではありません。

降水確率が高くても、量が多いとは限りません。

信頼度がCの日の雨の予報はどのくらい変わりますか

週間天気予報の信頼度がCの日は、翌日の発表で降水の有無の予報が変わる割合が平均16%です(2014年12月までの5年間の検証)。

出かける日が近づいたら、最新の週間天気予報と府県天気予報で確かめ直します。

この記事の情報について

平年値は気象庁の過去の気象データ検索(青森、1991〜2020年の平年値)、予報の内容と信頼度は気象庁の週間天気予報の解説、降水確率は気象庁の予報用語、早期天候情報と予報の区分は気象庁の解説ページ、梅雨・初雪・大雪・雨返しは気象庁と青森地方気象台の資料によります。

いずれも2026年10月20日に確かめた内容です。