1か月先の天気は日ごとには予報されない

気象庁は、向こう1か月間の天気を日単位で予報することはできないとしています。

1か月予報が日ごとではなく週や1か月の平均で出るのは、1週間より先になると日々の天候を左右する移動性の低気圧や高気圧の予測が難しくなるためです。

1か月予報のうち週ごとに予報されるのは気温だけです。

気象庁の予報で日ごとの天気と降水確率が出るのは週間天気予報の7日先までで、その先は気象庁の2週間気温予報で2週間先までの気温が予報されます。

10日先までの予報の分け方は10日先までに何がわかるかを整理した記事、予報ごとの発表時刻は気象庁の予報の種類と発表時刻の記事で解説しています。

気象庁の1か月予報でわかること

1か月予報は季節予報の1つで、毎週木曜日14時30分に、発表日の翌々日から1か月間を予報します。

予報する要素内容
気温1か月平均気温と、第1週・第2週・第3~4週の平均気温
降水量1か月合計降水量
日照時間1か月合計日照時間
降雪量日本海側の1か月合計降雪量(北・東日本では11月15日から3月1日までに発表する予報)

晴れや雨の日の多さは確率では予報されませんが、予報文には「平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。」のような天候の表現が付きます。

季節予報はどれも数値予報モデルを使い、複数の予報の結果を統計的に処理するアンサンブル予報という手法で作られています。

予報の種類と要素は気象庁の季節予報の種類と内容で確かめられます。

1か月より先は3か月予報で見る

3か月予報は、原則として毎月25日以前の火曜日14時に、発表月の翌月から3か月間の平均気温や合計降水量と、月ごとの平均気温・合計降水量を予報します。

気象庁の発表日カレンダーでは、3か月予報は2026年11月24日(火)、12月22日(火)、2027年1月19日(火)に発表される予定です。

冬(12月~2月)の平均気温や日本海側の降雪量を予報する寒候期予報は、2026年は9月18日(金)に発表されました。

青森市の予報は「東北地方」としてまとめて出る

季節予報は県ごとには発表されず、北海道地方や東北地方といった地方ごとに予報されます。

東北地方の1か月予報は仙台管区気象台が発表します。

予報する期間や天候の状況によって、東北地方を日本海側と太平洋側に分けて確率を発表することがあります。

季節予報の区分では、青森市のある津軽地方は東北日本海側、下北と三八上北地方は東北太平洋側に入ります。

2026年10月15日に発表された東北地方の1か月予報では、東北地方の気温・降水量・日照時間の確率と、1週目・2週目・3~4週目の気温の確率が示され、天候の見通しの文は東北日本海側と東北太平洋側に分けて書かれていました。

青森市について読むときは、東北地方の確率に加えて、予報文の東北日本海側の部分を見ます。

最新の予報は気象庁の季節予報のページで東北地方を選ぶと見られます。

確率の3つの数字の読み方

季節予報では、期間の平均の気温や降水量が「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」のどの階級に入るかを確率で予報します。

階級の境目は、1991年~2020年の30年間の値を低い順に並べたときの11番目から20番目までを「平年並」とするもので、予測資料が何もなければ3つの確率はどれも33%です。

「平年並」の範囲は地方や予報の対象期間ごとに異なり、10年ごとに更新されます。

地図で地域名の下に並ぶ3つの数字は、左から「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」となる確率です。

「気温が「低い」となる確率60%」は、同じ予報を100回発表したときに約60回は実際に低い階級になる、という意味です。

「高い」となる確率が80%の予報は、40%の予報より平年との差が大きいと予測しているわけではありません。

3つの数字すべてを見る必要はなく、寒さに備えたいなら「低い」の確率だけを見る、というように1つの数字に注目すれば、降水確率と同じように扱えます。

例えば平均気温の「60:30:10」は、低くなる確率が60%、低くならない確率が40%という意味です。

気象庁は、予報した確率どおりの割合でその階級が現れたかどうかで季節予報の精度を評価し、2020年~2024年の1か月予報・3か月予報の評価結果を公開しています。

数字の読み方の例は気象庁の確率表現の見方に載っています。

青森の地点の気温を確率で見る

気象庁の確率予測資料では、1か月予報の地点別の28日間平均気温について「平均気温が平年より○○℃高い確率」のような確率を見られます。

青森県の地点は深浦、青森、むつ、八戸から選べます(2026年10月20日確認)。

データは気象庁の確率予測資料(1か月予報気温)のページからダウンロードできます。

季節予報の確率の考え方は気象庁の季節予報に関するQ&Aでも説明されています。

1か月予報と合わせて見たい青森の月ごとの平年値

1か月予報の「高い」「平年並」「低い」は東北地方などの地域の平均を平年と比べた予報ですが、青森の月ごとの平年値を知っておくと、予報が示す天候の見当をつけやすくなります。

次の表は、気象庁の青森(青森市)の平年値(1991~2020年)です。

月平均気温(℃)日最高気温(℃)日最低気温(℃)降水量(mm)日照時間(時間)
1月-0.91.8-3.5139.948.5
2月-0.42.7-3.399.072.3
3月2.86.8-0.875.2126.0
4月8.513.74.168.7179.1
5月13.718.89.476.7201.4
6月17.622.114.175.0180.0
7月21.826.018.6129.5161.4
8月23.527.820.0142.0178.0
9月19.924.515.8133.0162.4
10月13.518.39.1119.2144.4
11月7.211.23.4137.485.4
12月1.44.5-1.4155.250.4
年10.714.97.11350.71589.2

降水量が最も多いのは12月(155.2mm)、最も少ないのは4月(68.7mm)です。

秋も10月119.2mm、11月137.4mmと、4月・5月より多くの降水があります。

日照時間は5月の201.4時間が最も長く、11月は85.4時間、12月は50.4時間、1月は48.5時間に減ります。

降雪の深さの合計は11月23cm、12月143cm、1月195cm、2月141cm、3月64cm、4月4cmで、月の最深積雪は2月の97cmが最も深くなります。

青森の初雪の平年値は11月8日、東北北部の梅雨入りと梅雨明けの平年はそれぞれ6月15日頃と7月28日頃です。

表の値は気象庁の過去の気象データ検索(青森の月ごとの平年値)で確かめられます。

旬ごとの気温は気温の平年値を旬ごとに並べた記事、旬ごとの雨と雪は雨と雪の平年値と大雪の情報をまとめた記事にあります。

1か月先の予定を立てるときの見方

  1. 毎週木曜日14時30分に発表される東北地方の1か月予報で、気温・降水量・日照時間の確率を見る
  2. 予報文の東北日本海側の部分で、曇りや雨の日の多さなどの天候の表現を確かめる
  3. 予定の1週間前からは週間天気予報で日ごとの天気と降水確率を、8日先から先の気温は2週間気温予報を見る

民間の予報サイトの表示と気象庁の予報の違いは民間サイトと気象庁の予報を比べた記事で扱っています。

この記事の情報について

1か月予報と3か月予報の内容・発表日・予報の区分・確率の見方・精度の評価は気象庁の季節予報の解説と季節予報に関するQ&A、東北地方の1か月予報の形式は2026年10月15日発表の予報、地点の確率は気象庁の確率予測資料、平年値は気象庁の過去の気象データ検索(青森、1991~2020年)、初雪と梅雨は青森地方気象台と気象庁の資料によります。

いずれも2026年10月20日に確かめた内容です。