青森港と函館港の間では、津軽海峡フェリーと青函フェリーの2社が、車ごと乗れるフェリーを運航しています。

この記事では、車で乗るときの予約で伝えること、当日の乗船手続きの締め切り、車高の低い車やペット連れの注意、車だけを運ぶ方法、車の運賃の決まり方と使える割引商品を、両社の公式サイトで確かめてまとめます。

この記事で使った情報

運航会社2社の公式サイト(運賃・割引商品・予約と乗船手続き・スマートチェックイン・ターミナルとアクセス・よくある質問)で、2026年10月19日に確かめました。

運賃と割引商品は改定やキャンペーンの期間で変わるので、予約の前に各社の公式ページで確かめてください。

車の運賃の決まり方

両社とも、車の運賃は主に車の長さの区分で決まり、運転する人1名分の旅客運賃が車の運賃に含まれています。

同乗者は、人数分の旅客運賃が別にかかります。

津軽海峡フェリーの函館~青森航路の車の運賃は、軽自動車・6m未満・6m以上の区分と、乗船日のA期間・B期間・C期間で異なります。

たとえばA期間(2026年10月1日~12月26日と2027年1月4日~3月31日)の6m未満の車は21,260円です。

軽自動車は、排気量660cc以下で車長4m未満の車(車検証の自動車種別に「軽自動車」と記載された車)を指します。

車の長さは積荷を含む全長で数え、けん引する車は連結した状態の全長の運賃になります。

車の幅が積荷を含んで2.5mを超える場合は、超える幅25cmごとに運賃が1割加算されます。

青函フェリーの6m未満の車両運賃は、4m未満・5m未満・6m未満の区分で、6月~9月と10月~5月の2シーズン制の固定運賃です。

たとえば10月~5月の6m未満の車は20,700円です。

区分ごとの運賃、運転者の客室の差額、6m以上の車の調整金、同乗者の運賃や子どもの扱いは、旅客と車の運賃表にまとめています。

車で使える割引商品

津軽海峡フェリーには、車長6m未満の車で事前に予約して支払う「スーパー海割」と「海割ドライブ プラス」があります。

青函フェリーは、2026年10月1日~12月31日に、WEB予約限定の「祝‼ 縄文世界遺産登録5周年記念キャンペーン」で乗用車と同乗者の運賃を定額にしています。

どの商品も各便先着の数量限定で、ほかの割引とは重ねて使えません。

金額や予約・支払いの期限は、往復割引とWEB予約の割引で説明しています。

予約で用意するもの

項目津軽海峡フェリー青函フェリー
予約の受付開始乗船日の3ヶ月前の同日9:00から乗船日の2ヶ月前の同日09:00から
予約の方法インターネット・電話・各窓口WEB予約・電話・窓口
車について用意するもの車検証電話予約では自動車の車種・全長・車のナンバーを伝える

津軽海峡フェリーのインターネット予約では、乗船者の氏名・年齢、代表者の住所・電話番号と、車がある場合は車検証を用意します。

津軽海峡フェリーでは、レンタカーで事前に車のナンバーが分からない場合、仮番号(わ0000)で入力し、乗船当日に窓口で正しい番号を伝えます。

青函フェリーのWEB予約は片道ずつの予約で、二輪車は対象外です。

予約の変更や取消手数料は、予約の方法と取消手数料で扱っています。

当日の乗船手続きの締め切り

項目津軽海峡フェリー青函フェリー
窓口に持っていくもの予約番号と車検証乗船申込書と車検証
手続きの締め切り出航時刻の40分前(7月20日から8月20日までは70分前)出航30分前(ゴールデンウィーク期間と8月1日~8月20日の夏季繁忙期間は60分前)

津軽海峡フェリーの函館~青森航路の窓口受付開始は、出航時刻の約90分前です。

出航時刻の40分前(7月20日から8月20日までは70分前)までに乗船手続きが済んでいない場合、予約が取り消されることがあります。

インターネットまたは電話で予約して事前に支払いを済ませた人は、スマートチェックインを使えます。

スマートチェックインは出航の3時間前から受け付け、車・バイクは無人ドライブスルーのゲートを使い、自動発券機の受付締切は出航20分前です。

ただし、ペットを連れた人、当日申し込みの人、旅行代理店でクーポンを購入した人、団体、証明書の提示が必要な割引を使う人などはスマートチェックインを使えず、窓口で手続きします。

この場合の締め切りも、出航時刻の40分前(7月20日から8月20日までは70分前)です。

青函フェリーでは、WEB予約の人も含め全員が当日ターミナルで「乗船申込書」を記入し、事前に記入して持参することもできます。

青函フェリーでバイク・自転車で乗る人は、出航60分前までに手続きを済ませます。

ターミナルまでの車での道順は、ターミナルへのバスと車での行き方にまとめています。

車高の低い車と大きい車の注意

津軽海峡フェリーでは、地上高の低い車(ローダウン車)は早めに来て、乗船手続きの際に窓口係員へ申し出ます。

津軽海峡フェリーは、極端に車高が低い場合は乗船を断る場合があり、接触による損傷について会社は責任を負わないとしています。

青函フェリーでも、極端に車高の低い車両は乗船を断る場合があり、地上高の低い車は電話予約時と乗船手続き時に伝えます。

青函フェリーは、乗下船時に車輌底部等が接触する可能性がある場合は利用者の同意のもとで乗船を受け、損傷について会社は責任を負わないとしています。

車に残すものと船内に持って上がるもの

津軽海峡フェリーでは、モバイルバッテリーは船内に持ち込めますが、手元で管理し、車内での保管はできません。

旅客船への危険物の持ち込みは、車両を含めて法令と運送約款により禁止または制限されています。

津軽海峡フェリーは、ペットを車内に残す人への案内で、航海中は車輌に戻ることはできず、運航中は車のエンジンを切るとしています。

津軽海峡フェリーの船には、車輌甲板と上層階を結ぶエレベーターがあります。

ペットを連れて車で乗るとき

津軽海峡フェリーは全船舶にドッグ施設があり、ドッグ施設は数に限りがあるため電話で申し込みます。

青函フェリーでは、ペットは車で利用する場合のみ乗船でき、船内にペット専用設備がないため、航海中は車の中で待機となります。

手続きの詳しい流れは、犬連れの乗船の手続きで説明しています。

車だけを運ぶとき・車を置いて乗るとき

津軽海峡フェリーでは、ドライバーが同行せず車のみを乗せる無人車航送ができ、運賃は通常の車輌運賃と同額です。

津軽海峡フェリーの無人車航送では、積み込み・積み下ろし(引き取り)の作業を利用者自身で手配し、積み込む港へ事前に電話で予約します。

青函フェリーでも無人車航送ができ、通常の車輌運賃のみで積み込み料金等はかからず、各ターミナルに待機しているドライバーが車の積み下ろしをします。

青函フェリーは、二輪車の無人航送は受け付けていません。

青函フェリーでは、車を置いて徒歩で乗船する場合、駐車場に無料で留め置きできますが、函館ターミナルは駐車場に限りがあります。

津軽海峡フェリーの函館フェリーターミナルで車を留め置く場合は、第二駐車場(100円/30分、24時間毎最大1,000円)を使います。

欠航したとき

両社とも、予約は予約した便にのみ有効で、欠航した場合は改めて予約を取り直します。

津軽海峡フェリーでは、欠航の場合は取消手数料がかからず、欠航した便の運賃は全額払い戻されます。

青函フェリーでは、台風・時化による運航の可否が乗船開始直前で決まる場合もあります。

まとめ

  • 車の運賃は主に車の長さの区分で決まり、運転する人1名分の旅客運賃が含まれます。
  • 車で使える割引商品は、津軽海峡フェリーにスーパー海割と海割ドライブ プラス、青函フェリーに2026年12月31日までのWEB予約限定のキャンペーンがあります。
  • 当日の手続きの締め切りは、津軽海峡フェリーが出航時刻の40分前(7月20日から8月20日までは70分前)、青函フェリーが出航30分前(ゴールデンウィーク期間と8月1日~8月20日は60分前)です。
  • 極端に車高の低い車は、両社とも乗船を断る場合があります。

2社の便数や船を比べるときは、2社の便数と船の違いを参考にしてください。

運賃と割引商品は津軽海峡フェリーの函館~青森航路の運賃と青函フェリーの運賃のページで確かめてください。

出典: 津軽海峡フェリー株式会社と青函フェリー株式会社の公式サイト(運賃・割引商品・予約と乗船手続き・スマートチェックイン・ターミナルとアクセス・よくある質問)。2026年10月19日に確認しました。