善知鳥神社(うとうじんじゃ)は、青森市安方にある神社です。公式サイトは「青森市発祥の地」と題し、宗像三女神を祀る青森総鎮守として由緒を伝えています。この記事では、善知鳥神社の御由緒と御祭神、境内の史跡、年間行事と9月の大祭、ご祈祷・御朱印・結婚式の受付、参拝できる時間と青森駅からの行き方を、神社の公式サイトで確かめた内容でまとめます。
善知鳥神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県青森市安方2-7-18 |
| 電話 | 017-722-4843 |
| 参拝 | 24時間参拝可能 |
| 授与所 | 9〜5時(公式サイトのアクセスのページの表記。御朱印はトップページで8:30〜17:00と案内) |
| 御朱印 | 8:30〜17:00、初穂料500円 |
| ご祈祷の受付 | 9:00〜16:00(年中無休、1月は予約制) |
| 行き方 | JR青森駅から新町通りを歩いて10分 |
御由緒と御祭神
神社の御由緒によると、現在の青森市が善知鳥村と呼ばれていた第十九代允恭天皇の御代に、善知鳥中納言安方がこの北国を平定し、奥州陸奥之国外ヶ浜鎮護の神として天照大御神の御子の三女神を祭ったのが始まりとされています。
その後、坂上田村麻呂の東北遠征の際、大同二年(807)に再建されたと神社は伝えています。
御祭神は宗像三女神(多紀理毘売命・市寸島比売命・多岐都比売命)です。
社格は「奥州陸奥国外ケ浜総鎮守」「青森総鎮守」で、明治6年9月に県社に列せられた旧県社です。
公式サイトが挙げる御神徳は、家内安全・交通安全・漁業守護・商売繁盛・国家鎮護・方位除けなどです。
善知鳥沼と安潟
神社の説明では、善知鳥沼は昔は安潟と呼ばれ、荒川・入内川が流れ込む周囲5〜6里(20〜24km)の湖沼でした。
この潟に入る舟はどんな暴風雨でも安全だったため漁師に慕われたものの、横内城主の堤氏が荒川の流れを変えて堤川に流したことで次第に干上がり、干拓されたと説明されています。
境内の史跡
公式サイトの史跡紹介には、境内にある次の碑や旧跡が載っています。
- 謡曲旧蹟(謡曲「善知鳥」、世阿弥の作)
- 菅江真澄句碑
- 死節碑(明治11年)
- 奥州街道終点記念の碑(平成3年)
- 芭蕉翁句碑
- 善知鳥神社建築記念碑(明治44年)
- 青森市道路元標(大正11年)
- 龍神水
奥州街道は江戸時代の五街道の一つで、終点にはさまざまな説がありますが、神社の説明では「幕府撰慶長日本図」によると青森市安方地域が終点とされています。
明治43年5月3日に安方町の一角から出た火災は、強風で青森市の中心部を壊滅させる大火になり、善知鳥神社の社殿も焼けました。
神社によると、同じ年に御本殿を造営し、翌明治44年に建築記念碑を建てています。
二つの御神輿
御神輿の一之宮は正徳5年(1715年)に京都の船橋清左衛門が作ったもので、明治43年の安方の大火や太平洋戦争の空襲を免れ、今も保存されています。
昭和62年に作られた二之宮は、毎年9月の大祭の神幸式で町内を練り歩きます。
年間行事と9月の大祭
公式サイトに載っている主な年間行事は次のとおりです。
| 時期 | 行事 |
|---|---|
| 1月1日 | 元旦祭 |
| 小正月に近い日曜日 | どんと祭 |
| 2月1日〜末日 | 除厄祭 |
| 2月3日 | 節分祭 |
| 春分の日 | 人形供養祭 |
| 4月 | 入学祭 |
| 6月10日 | 善知鳥中納言祭 |
| 6月16日・17日 | 善知鳥龍神宮例大祭 |
| 6月30日 | 夏越大祓 |
| 7月7日 | 七夕祭 |
| 9月14日・15日 | 善知鳥神社大祭 |
| 10月1日〜11月30日 | 七五三祭 |
| 12月28日 | 年越大祓 |
| 12月31日 | 除夜祭 |
このほか、1月4日からの新年特別祈願祭、6月9日の善知鳥商工大祭、6月9日・10日の三光稲荷神社例大祭、12月15日からの御幣立神事も年間行事に載っています。
善知鳥神社の大祭は9月14日・15日で、二之宮の御神輿が町内を練り歩く神幸式が行われます。
ご祈祷・御朱印・結婚式
ご祈祷は9:00〜16:00に受け付けており、年中無休です。
1月は予約制で、ご祈祷が始まる15分前までに受付を済ませるよう案内されています。
ご祈祷料は6,000円からです。
御朱印は8:30〜17:00に授与され、初穂料は500円で、正月などの繁忙期は書き置きのみになります。
授与所には、お守り・おみくじ・絵馬などがあります。
善知鳥神社では拝殿で結婚式を挙げられます。
挙式料は60,000円(衣装・カメラマンは含まない)で、所要時間は30分、参列は40名まで(41名以上は相談)です。
手水や拝礼の作法は、つがる市の稲荷神社が案内する参拝の手順にまとめています。
行き方と駐車場
電車で行く場合は、JR青森駅で降りて新町通りを歩いて10分です。
車では、浅虫方面からは国道4号線、弘前方面からは国道7号線を通り、柳町通りで曲がります。
神社の隣に有料駐車場「パーキング善知鳥」があり、大型バスの駐車場もあります(要事前予約)。
泊まる場所は、青森駅周辺など地域別のホテルから選べます。
青森市内と県内のほかの神社
同じ青森市内の廣田神社は青森市長島2丁目にあり、JR青森駅から歩いて15分ほどです。
廣田神社の由緒や祭りは、青森市長島の神社の案内で紹介しています。
朱色の鳥居が続くつがる市の千本鳥居や、ウミネコの繁殖地にある八戸市・蕪島の神社も別の記事で紹介しています。
鳥居の意味や歴史は鳥居の基礎知識にまとめています。
まとめ
- 善知鳥神社は青森市安方2-7-18にあり、24時間参拝できる
- 御祭神は宗像三女神で、青森総鎮守とされる
- 神社は、允恭天皇の御代に始まり、大同二年(807)に再建されたと伝えている
- 大祭は9月14日・15日で、二之宮の御神輿が町内を練り歩く
- 御朱印は8:30〜17:00、ご祈祷の受付は9:00〜16:00
- JR青森駅から歩いて10分で、隣に有料駐車場がある
※所在地・参拝時間・行き方・駐車場・御由緒・御祭神・年間行事・史跡・ご祈祷・御朱印・結婚式は善知鳥神社の公式サイト、廣田神社の所在地と行き方は廣田神社の公式サイトによります(2026年10月20日確認)。行事の日程や受付時間は変わることがあるので、出かける前に神社へ確かめてください。



