2026年10月版のJR東日本の時刻表には、青森県内を走る寝台列車は載っていません。この記事では、上野~青森の寝台特急「あけぼの」、八戸~青森間を通って北海道へ向かった寝台特急「北斗星」「カシオペア」、青森~札幌の急行「はまなす」が運転を終えた時期と理由を、JR東日本・JR北海道の発表で確かめてまとめます。あわせて、いま客室に泊まりながら青森を訪れる「TRAIN SUITE 四季島」の青森での行程と申し込みの流れ、寝台列車の代わりになる夜行バスと新幹線の案内を紹介します。

いま青森を発着する定期の寝台列車はない

2026年10月版のJR東日本の時刻表では、奥羽本線・五能線・津軽線・青い森鉄道線・東北新幹線の各表に、寝台列車の記載はありません。県内を走る列車の種類と本数は、県内を走る鉄道路線の一覧で扱います。

客室に泊まりながら青森を訪れる列車には、JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」があります。上野駅を発着する旅行として、公式サイトから申し込みます。

青森を通っていた寝台列車と夜行列車が終わった時期

列車区間運転の終わり発表された理由
寝台特急「あけぼの」上野~青森2014年3月のダイヤ改正で取りやめ(お客さまの多い時期は臨時列車)ご利用の減少と車両の老朽化など
寝台特急「北斗星」上野~札幌(八戸~青森間を通る)2015年3月のダイヤ改正で取りやめ(運転できる日は臨時列車)青函トンネルの夜間作業の時間の拡大や車両の老朽化
寝台特急「カシオペア」上野~札幌(八戸~青森間を通る)2016年3月の北海道新幹線の開業に伴い取りやめ北海道新幹線の開業
急行「はまなす」青森~札幌2016年3月の北海道新幹線の開業に伴い取りやめ北海道新幹線の開業

上野と青森を結んだ寝台特急「あけぼの」

寝台特急「あけぼの」は、上野~青森間の列車でした。JR東日本は2013年12月20日の発表で、ご利用の減少と車両の老朽化などに伴い、2014年3月のダイヤ改正で「あけぼの」の運転を取りやめ、お客さまの多い時期に臨時列車として運転するとしました。

八戸~青森間を通って北海道へ向かった「北斗星」「カシオペア」

上野~札幌の寝台特急「北斗星」「カシオペア」は、八戸~青森間を通っていました。2010年12月に八戸~青森間が青い森鉄道に移ったとき、JR東日本は両列車の運賃・料金が変わると案内しています。

「北斗星」は、北海道新幹線の開業に向けた「総合監査・検査」などによる青函トンネルの夜間作業の時間の拡大や車両の老朽化に伴い、2015年3月のダイヤ改正で運転を取りやめ、運転できる日は臨時列車として運転するとされました。臨時寝台特急「カシオペア」の最終運転日は、上野発の下りが2016年3月19日、札幌発の上りが3月20日でした。

青森と札幌を夜に結んだ急行「はまなす」

急行「はまなす」は青森~札幌間の列車で、2015年12月の発表の時点では、青森を22:18に出て札幌に翌日6:07に着きました。北海道新幹線の開業に伴って運転を取りやめ、最終運転日は青森発の下りが2016年3月21日、札幌発の上りが3月20日でした。新青森~函館間の特急「スーパー白鳥」「白鳥」も、3月21日を最後に運転を取りやめています。

3月22日から25日までは地上設備の最終切替のため津軽海峡線の在来線旅客列車が運休し、2016年3月26日に北海道新幹線が開業しました。

寝台特急に使われた客車の一つである24系については、24系寝台客車の生い立ちで扱います。

いま客室に泊まって青森を訪れる「TRAIN SUITE 四季島」

JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」は、上野駅を発着し、主に車内の客室に泊まりながら各地を巡る旅行です。秋の3泊4日コースでは、2日目の夜は登別エリアか支笏湖エリアの宿に泊まります。車内には、ラウンジ「LOUNGE こもれび」、列車の先頭と最後尾の展望車「View Terrace きざし・いぶき」、ダイニング「DINING しきしま」があります。客室には「四季島スイート」「デラックススイート」「スイート」があり、「四季島スイート」と「デラックススイート」には長野県木曽産の檜を使ったお風呂があります。客室の壁面や調度品には、青森の「ブナコ」や福島の「会津塗」など、東日本の伝統工芸が使われています。

2026年度のコースで青森に立ち寄る日

コース青森での行程
3泊4日コース/秋(10・11月出発)3日目に新函館北斗駅を13:30頃に出て、縄文コースは16:40頃に青森駅、黒石コースは北海道新幹線「はやぶさ」で14:40頃に新青森駅に着き、21:20頃に青森駅を出発
2泊3日コース/冬(12月〜3月出発)2日目の8:30頃に青森駅に着き、津軽鉄道のストーブ列車と弘前れんが倉庫美術館での工芸体験のあと、16:00頃に弘前駅を出発

停車駅と時刻の資料(2026年度の3泊4日コース、春~秋)では、3日目に青森駅に16:41に着き、21:20に発ちます。秋の3泊4日コースの縄文コースでは三内丸山遺跡を訪れ、夕食は青森県立美術館内のレストラン「4匹の猫」で、青森の「ReLabo」の川口 正典によるディナーです。

冬の2泊3日コースで乗るストーブ列車は、津軽中里駅から津軽五所川原駅までの区間です。弘前れんが倉庫美術館では、わにもっこ・BUNACO の工芸体験をします。ストーブ列車の運転期間や料金は、青森で乗れる観光列車で紹介しています。

コースの紹介のページには、2027年度の1泊2日コースと3泊4日コースの春(4〜6月出発分)・夏(7〜9月出発分)も載っています。時刻は各コースの案内の「頃」の表記で、変わることがあります。

申し込みの流れ

  1. 希望の出発日とコースを決め、四季島のホームページで申し込む。申し込みが多い場合は抽選で、結果は書面で届く
  2. 約4か月前に申込書・お伺い書・申込金の請求書が届き、申込金をクレジットカードか振込みで払う
  3. 出発の2か月前までにツアーの催行可否が知らされ、そのあと旅行代金の残金の支払いの案内が届く
  4. 約2週間前に最終行程表が届く
  5. 出発当日は上野駅の「PROLOGUE 四季島」に集合する

スーツケースなどの大きな荷物は、自宅(日本国内)から車内の部屋まで宅配サービスを使えます(1人1個)。「東日本の旬」コースや追加募集は、申し込みの流れが異なります。2026年10月9日には、2027年7~9月出発分の申し込みの受け付けが始まりました。旅行代金は、公式サイトの各コースの案内で確かめてください。

夜行バスと新幹線

夜のうちに首都圏と行き来する手段は、首都圏と結ぶ夜行バスの路線と時刻で扱います。

2026年10月版の平日の時刻表では、東京発で新青森に着く東北新幹線は34本で、最速は3時間00分です。北海道新幹線の新青森~新函館北斗間は、最速57分です。新幹線の時刻は、東京から新幹線で来るときの時刻で扱います。

時刻と運転の確かめ方

この記事の時刻と行程は、2026年10月19日・20日に確かめた各社の公式サイトと時刻表によるもので、変わることがあります。次のページや各社の公式サイトで最新の案内を確かめてください。

出典: JR東日本のプレスリリース(2010年9月24日・2013年12月20日・2014年12月19日)・時刻表(2026年10月版)・TRAIN SUITE 四季島の公式サイト(旅のお申し込み・車内のご紹介・2026年度のコース案内・停車駅と時刻の資料)、JR北海道のプレスリリース(2015年12月18日)・列車ガイド、JR西日本の登録鉄道文化財の解説。確認日: 2026年10月19日・20日。