青森県内には、JR東日本の在来線(奥羽本線・五能線・津軽線・大湊線・八戸線)と東北・北海道新幹線、青い森鉄道線、弘南鉄道、津軽鉄道が走っています。この記事では、路線ごとの区間と本数の目安、ICカードが使える範囲、廃止や休止が決まっている区間を、各社の時刻表と公式サイト、青森県の発表で2026年10月19日に確かめてまとめます。JRの列車の本数と時刻は、JR東日本の時刻表の2026年10月版(平日)によるもので、ダイヤの改正で変わります。

青森県内を走る鉄道の一覧

県内を走る鉄道の区間と本数の目安を、1つの表にまとめます。

路線区間本数の目安
奥羽本線青森~弘前~秋田方面青森発で弘前に着く列車 1日27本
五能線川部~鰺ケ沢~東能代快速「リゾートしらかみ」が秋田~青森を走る
津軽線青森~蟹田(蟹田~三厩は代行バスと乗合タクシー)青森発蟹田行き 1日9本
大湊線野辺地~大湊野辺地発大湊行き 1日9本
八戸線八戸~久慈八戸発久慈行き 1日8本
東北・北海道新幹線県内の駅は八戸・七戸十和田・新青森・奥津軽いまべつ東京発で新青森に着く列車 1日34本
青い森鉄道線目時~青森(121.9km・27駅)旅客列車は上下合わせて1日90本
弘南鉄道 弘南線弘前~黒石弘前駅の黒石方面の発車は6時台から21時台まで
弘南鉄道 大鰐線大鰐~中央弘前令和10年(2028年)3月末で運行休止の予定
津軽鉄道津軽五所川原~津軽中里(20.7km)12月~3月は日中の3往復がストーブ列車

表の本数は、JR線と新幹線が平日の片方向の本数、青い森鉄道線が令和8年(2026年)3月14日のダイヤ改正時点の上下の合計です。

JR線:奥羽本線・五能線・津軽線・大湊線・八戸線

奥羽本線(青森~弘前)

青森から弘前までは奥羽本線で、途中駅は新青森・津軽新城・鶴ケ坂・大釈迦・浪岡・北常盤・川部・撫牛子です。平日の青森発で弘前に着く列車は27本(普通21本・快速3本・特急3本)、弘前発で青森に着く列車は28本(普通20本・快速5本・特急3本)です。青森から弘前までの所要時間は、特急33~34分、快速34~39分、普通41~56分です。青森発の始発は5:41(弘前6:23着)、最終は23:38(弘前0:23着)です。青森発7:24・8:24などの一部の普通列車は津軽新城止まりで、弘前へは行きません。

青森~弘前を走る列車は普通・快速・特急(「つがる」「スーパーつがる」)で、急行はありません。1日の時刻の一覧は青森と弘前の間の列車の時刻で、電車で弘前へ行くときの利点は電車で弘前へ向かう利点で扱います。

五能線と快速「リゾートしらかみ」

五能線は川部で奥羽本線から分かれ、鰺ケ沢を通って東能代まで続きます。快速「リゾートしらかみ」はJR東日本の「のってたのしい列車」の1つで、秋田~青森を走り、青池・橅(ブナ)・くまげらの3編成があります。2026年10月版の時刻表では、1号・2号・4号・5号は11月30日まで運転で、たとえば2号は青森8:09発・秋田13:29着、5号は秋田14:00発・青森19:37着です。

全車指定席で、乗車券のほかに指定席券が必要です。指定席券は利用日の1か月前の午前10時から、みどりの窓口・指定席券売機・えきねっとで発売します。JR東日本のJREメディア(2026年1月8日現在の情報)では、冬期間の運転日は主に週末や祝日のみと案内していました。車内のイベントやほかの列車は青森で乗れる観光列車の種類と予約で扱います。

津軽線(青森~蟹田・三厩)

津軽線の列車は青森~蟹田の運転で、平日の青森発蟹田行きは9本、所要時間は35~38分です。蟹田~三厩は列車が運休しており、代行バスと乗合タクシー「わんタク定時便」で運行しています。2026年5月1日からの便数は、代行バスが平日8便(上り3便・下り5便)・土休日6便、わんタク定時便が平日・土休日とも8便(上下各4便)です。

青森県の発表では、JR東日本は令和8年(2026年)3月24日に新中小国信号場~三厩の22.2kmの鉄道事業の廃止を届け出ており、廃止の予定日は令和9年(2027年)4月1日です。蟹田~新中小国信号場は定期列車による旅客運送を廃止し、中小国駅も別の手続きで廃止する予定です。

大湊線と八戸線

大湊線は野辺地~大湊で、平日の野辺地発大湊行きは9本、所要時間は51~63分です。このうち3本は八戸始発で、青い森鉄道線から直通します(うち2本は快速「しもきた」)。全車指定席の「ひなび」は、運行区間の1つが八戸~大湊です。2026年10月版の時刻表では、11月10~13日に運休する列車が3本あります(うち1本は野辺地~大湊の運休)。

八戸線は八戸~久慈で、平日の八戸発久慈行きは8本、所要時間は101~120分です。八戸線では「東北レストラン鉄道」として案内される「TOHOKU EMOTION」(八戸~久慈)が、旅行商品として販売されています。

新幹線:東北・北海道新幹線

県内の新幹線の駅は、八戸・七戸十和田・新青森・奥津軽いまべつの4駅です。平日の東京発で新青森に着く列車は34本で、最も速い列車は3時間00分(はやぶさ5号・11号)です。新青森発で東京に着く列車は36本で、最も速い列車は2時間58分(はやぶさ40号)です。JR北海道の列車ガイドでは、北海道新幹線の新青森~新函館北斗の最速の所要時間は57分です。

奥羽本線では、新青森駅の隣が青森駅です。函館へ船で渡る方法は青森と函館を結ぶフェリー2社の比較で扱います。

JR以外の鉄道:青い森鉄道・弘南鉄道・津軽鉄道

青い森鉄道線

青い森鉄道線は目時~青森の121.9kmで、駅は27あります。もとはJR東北本線で、東北新幹線の延伸とともに移管され、平成14年(2002年)12月1日に目時~八戸、平成22年(2010年)12月4日に八戸~青森が開業しました。旅客列車は上下合わせて1日90本(令和8年3月14日のダイヤ改正時点)で、IGRいわて銀河鉄道線・JR大湊線と直通運転をしています。

SuicaやPASMOなどの交通系ICカードでは乗れません。青い森鉄道の連絡運賃表(2026年3月14日改定)では、青森からの大人の運賃は浅虫温泉540円、野辺地1,230円、三沢2,140円、八戸2,700円です。

弘南鉄道(弘南線・大鰐線)

弘南鉄道は、弘南線(弘前~黒石)と大鰐線(大鰐~中央弘前)の2路線を運行しています。弘南線の弘前駅はJR奥羽本線と乗り換えができ、弘前からの大人の片道運賃は平賀380円、田んぼアート440円、田舎館440円、黒石470円です。弘南線の弘前駅の案内では、ICカード乗車券は使えません。

大鰐線は、青森県の報道資料(令和7年10月20日)で、令和10年(2028年)3月末をもって運行休止となるとされています。弘南鉄道は、弘南線の弘前駅から大鰐線の中央弘前駅へは、弘前市内循環100円バスの「蓬莱橋」バス停が最寄りと案内しています。2026年は、大鰐線で「りんごねぷた列車」(9月5日~11月30日)と「ハロウィン列車」(10月20日~11月15日)を運行すると案内しています。

津軽鉄道

津軽鉄道は津軽五所川原~津軽中里の20.7kmで、昭和5年(1930年)11月13日に全線が開業しました。12月1日から翌年3月31日までは、日中の3往復を、客車にダルマストーブをつけて暖房とする「ストーブ列車」で運転します。ストーブ列車に乗るには、乗車券とストーブ列車券(1,000円)が必要です。時刻表(令和7年6月1日改正)では、ストーブ列車をつなぐ列車は津軽五所川原発9:35・12:00・14:40、津軽中里発10:46・13:37・15:54です。

7月1日から8月31日までは「風鈴列車」、9月1日から10月中旬までは「鈴虫列車」として運転します。大人の普通運賃は、津軽五所川原から金木まで560円、津軽中里まで870円です。津軽鉄道は、令和7年12月29日に起きた列車分離の対策を終えたとして、ストーブ列車の客車の連結を再開すると令和8年4月10日に公表しています。

ICカード(Suica)が使える範囲

JR東日本のSuicaの青森エリアは、奥羽本線の青森・新青森・津軽新城・鶴ケ坂・大釈迦・浪岡・北常盤・川部・撫牛子・弘前の10駅です。この10駅では改札機での入出場・チャージ・電子マネーが使えますが、ほかのエリアとまたがって乗ることはできません。青い森鉄道線は交通系ICカードで乗れず、弘南線の弘前駅の案内でもICカード乗車券は使えません。

寝台列車と以前の特急

上野~青森の寝台特急「あけぼの」は2014年3月のダイヤ改正で運転を取りやめ、青森~札幌の急行「はまなす」は2016年3月の北海道新幹線の開業に伴って運転を取りやめました。2026年10月版の時刻表には、県内を走る寝台列車は載っていません。JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」の2026年度の3泊4日コース(春~秋)は、3日目に青森駅に停まります。

奥羽本線の特急「つがる」は、2011年4月23日から485系に代わってE751系が使われるようになりました。定期の寝台列車がなくなった経緯は青森を発着した寝台列車の歴史と今、車両の歴史は24系寝台客車の生い立ちと特急「つがる」の485系で扱います。

時刻と運行状況の確かめ方

この記事の本数と時刻は、2026年10月19日に確かめたJR東日本の時刻表(2026年10月版)と、各社の時刻表・公式サイトによるものです。弘南鉄道大鰐線は、2026年1月26日から大雪の除雪作業のため津軽大沢~中央弘前の折り返し運転とし、2月12日の始発から全線で運転を再開しました。乗る前に、各社の公式サイトで最新の時刻と運行状況を確かめてください。

出典: JR東日本の時刻表(2026年10月版)・Suicaの青森エリアの案内・「のってたのしい列車」・プレスリリース・JREメディア・TRAIN SUITE 四季島のコース案内、JR北海道の列車ガイドとプレスリリース、青森県の発表と報道資料、青い森鉄道・弘南鉄道・津軽鉄道の公式サイトと時刻表・運賃表。確認日: 2026年10月19日。