この記事では、青森県の津軽半島・下北半島・夏泊半島で訪ねられる岬や景勝地と、半島どうしを結ぶフェリー、季節で変わる開館・運行の期間をまとめます。

内容は、青森県観光情報サイト(Amazing AOMORI)の各スポットやモデルコースのページ、青森県の資料(広域緑地計画、観光スポット、自然公園、文化財などのページ)、むつ湾フェリーの公式サイトで、2026年10月19日〜20日に確かめました。

青森県の3つの半島

県の広域緑地計画によると、青森県は陸奥湾を挟んで西に津軽半島、東に下北半島を有しています。

陸奥湾に突き出した夏泊半島の一帯は浅虫夏泊県立自然公園で、青森市と平内町に及びます。

県のむつ家畜保健衛生所の資料によると、下北地域は海に突き出した特徴的な地形から「まさかり半島」と呼ばれています。

半島この記事で取り上げる場所自然公園
津軽半島龍飛崎、階段国道津軽国定公園(外ヶ浜町・今別町・中泊町など)
下北半島大間崎、尻屋崎、釜臥山展望台、恐山、仏ヶ浦下北半島国定公園(むつ市・東通村・佐井村・大間町)
夏泊半島椿山、浅所海岸、大島浅虫夏泊県立自然公園(青森市・平内町)

三方の海と陸奥湾、3つの沿岸と半島の位置関係は、県の地形と海岸のあらましで紹介しています。

津軽半島の龍飛崎と階段国道

龍飛崎(外ヶ浜町字三厩龍浜)は津軽半島の最北端にあり、津軽海峡に突き出た岬です。

西は日本海、北は津軽海峡、東は陸奥湾と三方を海に囲まれ、強い海風が吹くことから「風の岬」の異名があります。

突端の龍飛埼灯台は「日本の灯台50選」に選ばれていて、天気の良い日には北海道の松前半島や函館山が見えることもあります。

龍飛崎は津軽国定公園の一部です。

国道でありながら車が通れない「階段国道」は、全長388.2m、標高差70m、362段です。

龍飛崎は年中無休ですが、階段国道には冬季閉鎖があります。

アクセスは、東北自動車道青森ICから車で約90分、またはJR三厩駅から外ヶ浜町営バスで約30分の「龍飛埼歌謡碑」で降りて徒歩約6分です。

津軽線の蟹田駅〜三厩駅間は運休していて、Amazing AOMORI のページは代行バスとデマンド型乗合タクシー「わんタク」「わんタク定時便」を案内しています。

下北半島の岬と景勝地

県の「青森県の観光スポット」は、下北地域の観光スポットとして大間崎・尻屋崎・仏ヶ浦・恐山を挙げています。

大間崎

大間崎(下北郡大間町大字大間平17-1)は本州最北端の地で、「ここ本州最北端の地」と刻まれた碑が建っています。

津軽海峡をはさんで北海道の汐首崎まで17.5kmです。

一本釣りされた440kgのマグロをモデルにしたモニュメントの横に観光案内所「大間崎レストハウス」があり、「本州最北端大間崎到着証明書」を200円で発行しています。

車ではJR下北駅から約1時間5分、バスではJR下北駅から下北交通バス「むつ・佐井線」で約1時間40分の「大間崎」で降ります。

第一駐車場は乗用車約40台・大型バス4台でトイレがあり、第二駐車場は乗用車約70台でトイレはありません。

函館へのフェリーが出ている大間ターミナルへは、大間崎からタクシーで10分ほどです。

尻屋崎と寒立馬

尻屋崎(下北郡東通村)は本州最北東端の岬です。

岬の先端に建つ尻屋埼灯台は、128段の階段を上ると津軽海峡と太平洋を一望できます。

尻屋埼灯台の参観料は200円(中学生以上)です。

周辺の牧草地には寒立馬が放牧されていて、4月〜6月頃が出産シーズンです。

寒立馬とその生息地は、平成14年11月18日に県の天然記念物に指定されています。

尻屋崎のゲートの営業時間は、4月1日〜4月30日が8:00〜15:45、5月1日〜11月30日が7:00〜16:45で、冬期間(12月1日〜3月31日)は閉鎖されます。

車ではJR下北駅から約38分、バスではむつバスターミナルから下北交通バス「尻屋線」で約1時間の「尻屋崎」で降りてすぐです(バスの運行期間は5月1日〜10月31日)。

釜臥山展望台

釜臥山展望台(むつ市大湊字釜臥山1)は、下北半島の最高峰「釜臥山」の標高785メートルの地点にあり、日本夜景100選に選ばれています。

夜景はアゲハチョウが羽を広げたような姿から「光のアゲハチョウ」と称されます。

宇曽利山湖、陸奥湾をはさんで八甲田の山々、尻屋埼灯台が見え、展望台から遊歩道を15分ほど登ると山頂(標高878m)です。

6月上旬〜11月上旬の8:30〜21:30(遊歩道は8:30〜16:30)に開館し、開館するかどうかは雪解けと道路の状況で判断されます。

恐山

恐山(むつ市)の恐山菩提寺は、創建が862年と伝えられています。

霊場には極楽浜や地獄谷があります。

開山は毎年5月1日〜10月31日で、入山料は大人900円です。

仏ヶ浦

仏ヶ浦(指定名称「仏宇多(仏ヶ浦)」)は佐井村長後にあり、昭和16年4月23日に名勝及び天然記念物に指定されました。

岩体は緑色凝灰岩で、海食と風化で今日の景観になりました。

高さ6〜90mの奇岩が並び、一つ仏・如来の首岩・五百羅漢などの名がついています。

車でも行けますが、駐車場から険しい遊歩道を往復40分ほど歩きます。

4月下旬〜10月下旬頃は佐井港から観光船が運航します(天候・海の状況で出航できない場合があります)。

夏泊半島の椿山と浅所海岸

浅虫夏泊県立自然公園は昭和28年6月に指定され、温泉地の浅虫、ツバキの自生北限地である椿山、ハクチョウ飛来地の浅所などが含まれます。

平内町小湊の浅所海岸は、特別天然記念物のハクチョウの飛来地です。

夏泊半島の最先端には大島があります。

国の天然記念物「ツバキ自生北限地帯」(大正11年10月12日指定)の椿山は、夏泊半島の北端に位置し、野辺地湾に面しています。

椿神社の境内一帯で面積は約17ha、大小1万本余のヤブツバキの群落があり、5月に紅色の花を開きます。

半島どうしの移動とめぐり方

むつ湾フェリーは、津軽半島の蟹田と下北半島の脇野沢を約60分で結ぶカーフェリーで、1日2往復しています。

2026年の運航期間は4月21日〜11月5日で、航海士等の欠員のため週1〜2日程度の運休日があり、公式サイトは運休カレンダーで確かめるよう案内しています。

運賃・料金は現金のみで、旅客の片道は大人2,300円です。

県の観光情報サイトのモデルコース「本州最北端へ!大間マグロと下北半島の絶景を巡る1泊2日ドライブ」は、1日目に七戸十和田駅から車で東通村へ向かい、尻屋埼灯台、恐山を巡って下風呂温泉郷に泊まります。

2日目は大間崎、仏ヶ浦を巡り、フェリーで約1時間の蟹田港へ渡って、車で約35分で新青森駅に戻ります。

車を使わない場合は、地元ガイドが同行して下北半島の観光スポットを巡る観光ルートバス「ぐるりんしもきた号」があります。

ぐるりんしもきた号は完全予約制で出発日の7日前までに予約し、料金は25,000円(税込、交通費・昼食代・入場料・乗船料・入浴料込み)、定員は15名です。

運行予定は、春コースが5月1日〜5日、夏コースが5月下旬〜8月、秋コースが9月〜10月です(運休する場合があります)。

季節で変わる開館と運行の期間

半島の見どころには、冬に閉まる場所や、春から秋だけ運行する交通があります。

場所・交通期間
階段国道(津軽半島)冬季閉鎖あり
むつ湾フェリー(蟹田〜脇野沢)2026年は4月21日〜11月5日
仏ヶ浦の観光船(佐井港)4月下旬〜10月下旬頃
尻屋崎のゲート12月1日〜3月31日は閉鎖
下北交通バス「尻屋線」5月1日〜10月31日
恐山の開山5月1日〜10月31日
釜臥山展望台6月上旬〜11月上旬(雪解けと道路の状況で判断)

期間や料金は変わることがあるので、出かける前に各施設と Amazing AOMORI の最新のページを確かめてください。

関連する記事

まさかり半島・寒立馬・風の岬といった呼び名の由来は、「青森」の地名と県名の成り立ちで紹介しています。

半島の位置を地図で確かめる方法は、地図サービスとパンフレットの使い分けで紹介しています。

出典:青森県観光情報サイト(Amazing AOMORI)「龍飛崎」「大間崎」「尻屋崎」「釜臥山展望台」「恐山霊場/恐山菩提寺」「仏ヶ浦」「本州最北端へ!大間マグロと下北半島の絶景を巡る1泊2日ドライブ」「ぐるりんしもきた観光ルートバス」、青森県「青森県広域緑地計画」「むつ家畜保健衛生所 概要」「青森県の観光スポット」「青森県内の自然公園」「浅虫夏泊県立自然公園」「寒立馬とその生息地」「仏宇多(仏ヶ浦)」「ツバキ自生北限地帯」、むつ湾フェリー公式サイト(2026年10月19日〜20日確認)。