青森県の歴史と文化の観光地7か所を、始まりの古い順に並べた当サイトのランキングです。それぞれの見どころ・開いている時間・行き方を紹介し、後半では蔦沼や十二湖など自然の観光地で歩く道の距離と時間と、奥入瀬渓流の回り方をまとめました。

当サイトの順位の付け方

この記事の順位は、人気や来場者数の順ではありません。青森県の公式観光情報サイト Amazing AOMORI、三内丸山遺跡センター、弘前市の資料に書かれている始まりの年や時代を比べ、古い順に並べた当サイトの基準です。

  • 遺跡は集落があった年代、神社と寺は Amazing AOMORI に創建・起源として書かれている伝え、城は完成、建物は建てられた年で比べました。
  • 櫛引八幡宮は、Amazing AOMORI と櫛引八幡宮の公式サイトが創建(草創)として書いている光行公の伝えで比べました。1191年に糠部郡に入った光行公が、のちに宮社を造営したという伝えです。櫛引八幡宮の縁起には、大同年間(806〜810)に坂上田村麻呂が祀った八幡宮の小社が櫛引村にあったとも書かれています。
  • 創建が時代の幅で伝えられていて、前後を決められないものは同じ順位にしました。

歴史と文化の観光地のランキング

順位観光地所在地始まり
1位三内丸山遺跡青森市縄文時代前期〜中期(現在から約5,900〜4,200年前)の集落跡
2位岩木山神社弘前市780年に岩木山の山頂に社殿を造営したのが起源とされる
3位恐山むつ市恐山菩提寺の創建は862年と伝えられる
4位櫛引八幡宮八戸市1191年に糠部郡に入った南部氏初代光行公の草創と伝えられ、800年以上の歴史をもつ
4位高山稲荷神社つがる市鎌倉から室町にかけての創建と伝えられる
6位弘前城弘前市1611(慶長16)年に完成
7位太宰治記念館「斜陽館」五所川原市明治40年(1907年)に建てられた

1位 三内丸山遺跡(青森市)

1992年からの発掘調査では、縄文時代前期〜中期(現在から約5,900〜4,200年前)の集落の竪穴住居跡や大人や子どものお墓、貯蔵穴などの生活の跡が見つかり、重要文化財に指定された出土遺物は2,000点近くあります。

「縄文時遊館」では展示や体験を通して縄文人の生活を学べ、まが玉作りやミニ土偶作りの体験があります。

ボランティアガイドのツアーは1時間程度で、集合場所はエントランスホールまたは時遊トンネル出口付近です。

2021年7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」は17遺跡で構成され、青森県の構成遺跡は三内丸山遺跡・小牧野遺跡・大森勝山遺跡・是川石器時代遺跡・田小屋野貝塚・亀ケ岡石器時代遺跡・大平山元遺跡・二ツ森貝塚の8か所です。

開館は9:00〜17:00(GW中と6/1〜9/30は18:00まで、入場は終了時間の30分前まで)で、毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)と12/30〜1/1は休みで、ほかに保守点検のための休館があります。料金は一般500円です。

JR新青森駅から「ねぶたん号」で約15分、「県立美術館前」で降りて徒歩約6分です。隣の青森県立美術館は、三内丸山遺跡の発掘現場から着想を得て設計されました。

2位 岩木山神社(弘前市)

弘前市百沢の岩木山神社は創建からおよそ1,200余年の歴史を持ち、780年に岩木山の山頂に社殿を造営したのが起源とされます。「お岩木さま」「お山」と呼ばれてきました。

鳥居から岩木山を望み、本殿まで続く参道は木々に囲まれています。境内には三つ首の龍の形をした手水舎があり、水は岩木山からの湧き水です。

社殿は「奥の日光」という異名を取ります。楼門・中門・奥門・拝殿・本殿・瑞垣が国の重要文化財で、奥宮神賑祭(お山参詣)は重要無形民俗文化財です。

参拝時間は夏が8:00〜17:00、冬が8:30〜16:00です。JR弘前駅から弘南バス「弘前-岩木庁舎・岩木山線 岳温泉前(青森県)行き」で約43分、「岩木山神社前」で降りてすぐです。

3位 恐山(むつ市)

恐山菩提寺は862年の創建で、慈覚大師円仁が下北の地に開山したと伝えられています。恐山は比叡山・高野山とともに日本三大霊山といわれます。

外輪山に囲まれた霊場で、三途の川にかけられた太鼓橋を渡って霊域に入ります。霊場には極楽浜・地獄谷・無間地獄・血の池地獄・賽の河原があります。

霊場内には4つの湯小屋があり、参拝者は無料で入浴できます(混浴や男女入替等もあります)。宿坊「吉祥閣」に泊まることもできます。

例年7月20日から24日に「恐山大祭」、10月上旬の連休に「恐山秋詣り」が行われ、イタコと呼ばれる巫女が死者の御霊を呼びます。

開山は毎年5月1日〜10月31日で、時間は6:00〜18:00(入山受付は16:30まで)、入山料は大人900円です。JR大湊線の下北駅から下北交通バス(恐山線)で約40〜45分、終点で降りてすぐです。

4位 櫛引八幡宮(八戸市)

八戸市八幡の櫛引八幡宮は、南部氏初代光行公によって創建されたと伝えられ、800年以上の歴史をもつ南部藩の総鎮守です。南部家の文書では、1191年に糠部郡に入った光行公が、のちに家士を遣わして甲斐南部郷の八幡宮の御神体を運ばせ、櫛引村に宮社を造営したとされます。境内は樹齢数百年という杉木立に囲まれています。

本殿は江戸時代前期の社殿形式を伝える遺構として、国の重要文化財に指定されています。

国宝館には、国宝の赤糸威鎧・白糸威褄取鎧などが収蔵・展示されています。国宝「赤糸威鎧 兜、大袖付」は鎌倉時代のもので、「菊一文字の鎧」とも呼ばれます。

国宝館は9:00〜17:00で、入館料は大人400円です。JR八戸駅から車で約10分です。

4位 高山稲荷神社(つがる市)

高山稲荷神社はつがる市牛潟町にあり、鎌倉から室町にかけての創建と伝えられます。ご祭神は宇迦之御魂命・佐田彦命・大宮能売命です。

高さ約2メートルの朱色の鳥居が並ぶ千本鳥居があり、鳥居の奥にある高台からは全体を一望できます。狐の石像(お稲荷様)も並んでいます。

参拝は9時〜17時で、年中無休です。車でJR五所川原駅から約30分、JR青森駅から約1時間15分です。

6位 弘前城(弘前市)

弘前公園では、天守、5棟の城門・3棟の櫓が見られます。下乗橋からは、朱塗りの欄干の向こうに天守が見えます。

城は1611(慶長16)年に完成し、今の天守は1810(文化7)年に9代藩主寧親が再建したもので、日本で現存している12天守のひとつです。

弘前公園の桜は、1715年に津軽藩士が25本の桜を京都から取り寄せたといわれ、今は約50種類、2600本程が植えられています。

天守は天守曳戻し工事、保存修理・耐震対策工事のため、2025年11月24日から当面の間(数年間)内部公開を休止しています。石垣修理のために移動していた天守を元の場所に戻す移動は、令和8年(2026年)7月〜11月中旬の予定です(2026年10月時点)。

有料区域(本丸・北の郭)は4月1日〜11月23日の9:00〜17:00で、大人320円です。JR弘前駅から弘南バス「弘前〜板柳線」で約15分、「亀の甲門前」で降りて徒歩約1分です。

7位 太宰治記念館「斜陽館」(五所川原市)

太宰治の父・津島源右衛門が明治40年(1907年)に建てた生家が、五所川原市金木町の太宰治記念館「斜陽館」になっています。

約680坪(約2200平方メートル)の敷地に、米蔵にいたるまで青森ヒバを使って建てられ、近代和風住宅の代表例として2004年に国の重要文化財に指定されました。

蔵を利用した資料展示室には、太宰が生前着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、書簡、初版本、外国語の翻訳本などがあります。

開館は9:00〜17:00(最終入館16:30)で、休館日は12月29日、料金は大人600円です。津軽鉄道金木駅から徒歩約7分です。

自然の観光地の歩く道と回り方

Amazing AOMORI の各スポットのページに載っている、自然の観光地で歩く道の距離と時間、回り方をまとめました。

観光地歩く道距離・時間の目安
蔦沼(十和田市)沼めぐりの小路6つの沼を巡る1周2.9km
十二湖(深浦町)十二湖散策コース約40分
十二湖(深浦町)青池・沸壺の池コース2.5時間
仏ヶ浦(佐井村)駐車場からの遊歩道往復40分ほど
龍飛崎(外ヶ浜町)階段国道362段、総延長388.2m、標高差約70m

奥入瀬渓流

奥入瀬渓流は十和田市奥瀬にある約14km続く渓流で、バスや車でビュースポットを巡ることもできます。Amazing AOMORI は、写真を撮るなら下流から上流へと散策することを勧めています(下から撮った方が光の関係できれいに映るため)。

レンタサイクルは4月上旬〜11月上旬の9:00〜16:30で、身長143cm以上の人が借りられます。貸出・返却の場所は奥入瀬湧水館(焼山バス停の近く)・石ヶ戸休憩所・JRバス子ノ口駅舎で、予約はWEBで受け付けています(当日の予約はできず、午前中からの利用開始に限ります)。

蔦沼

蔦温泉を中心とした一帯には「蔦七沼」と呼ばれる沼が点在し、蔦温泉裏手から6つの沼をめぐる1周2.9kmの「沼めぐりの小路」があります。赤沼はコースから外れた地点にあります。この地区は鳥獣保護区域です。

蔦沼は蔦温泉から徒歩10分です。バスでは、JR青森駅からJRバス東北「みずうみ号」で約1時間45分、「蔦温泉」で降りてから徒歩約15分です(Amazing AOMORI の蔦沼のページの基本情報による)。

令和8年(2026年)10月23日から11月3日まで、早朝(5時00分から7時30分まで)の蔦沼展望デッキへの入場は事前予約が必要で、早朝・日中には渋滞対策・環境保全協力金があります。

十二湖

十二湖散策コースは「森の物産館 キョロロ」を拠点に、鶏頭場の池・青池・ブナ自然林・沸壺の池・落口の池を約40分でめぐります。

十二湖の森には4つのセラピーロードがあり、青池・沸壺の池コースと金山の池ショートコース、王池のコースは2.5時間、金山の池・糸畑の池ロングコースは4時間です。

JR十二湖駅からバスで約15分、「奥十二湖駐車場」停留所で降ります。

仏ヶ浦

仏ヶ浦へは、JR下北駅から車で約1時間40分、車を降りてから遊歩道を徒歩で約20分です。険しい遊歩道で、往復で40分ほど歩きます。

4月下旬〜10月下旬頃の運航期間には、佐井港からの観光船で海から行くこともでき(天候や海の状況で出航できない場合があります)、ガイド付きで上陸するコースもあります。

龍飛崎の階段国道

龍飛崎を通る国道339号には、日本で唯一の「階段国道」があります。龍飛漁港から龍飛埼灯台までの362段で、総延長388.2m、標高差約70mです。

車もバイクも通れず、歩行者しか通れません。途中にはベンチが置かれています。冬期閉鎖期間があります。

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