青森観光のモデルコースは、行きたいエリアを決め、青森県の観光情報サイト(Amazing AOMORI)が紹介している公式のモデルコースを部品にして組むと、移動時間の見当がつけやすくなります。この記事では、公式モデルコース7本の行き先と移動時間、日数ごとの組み合わせ方、冬の休業・通行止めと夏祭りの日程をまとめます。

まずエリアと入口の駅・空港を決める

青森県観光情報サイトは、県内を「津軽」「南部」「下北」の3つのエリアに分けて案内しています。

県内の空港は、南部エリアの三沢空港と津軽エリアの青森空港の2つです。

東北新幹線は東京駅から八戸駅・新青森駅まで直通しています。

東京からの新幹線・飛行機の所要時間は東京から新幹線・飛行機で来る方法の記事、青森空港から市内への移動は空港連絡バスとレンタカーの記事で紹介しています。

県の公式モデルコース7本の一覧

県の観光情報サイトのモデルコースから、行程の部品として使いやすい7本を選び、出発地・移動手段・季節をまとめました。

コース名日数移動手段季節出発と到着
車なしで青森市観光日帰り電車・徒歩通年青森駅発着
りんご&ねぶた満喫の1泊2日ドライブ1泊2日車・徒歩秋新青森駅発着
八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖の絶景を巡る1泊2日ドライブコース1泊2日車夏・秋新青森駅発、八戸駅着
五能線の旅1泊2日電車・バス春・夏・秋青森駅発着
初めての八戸におすすめ1泊2日車春八戸駅発着
本州最北端へ!大間マグロと下北半島の絶景を巡る1泊2日ドライブ1泊2日車・フェリー春・夏・秋七戸十和田駅発、新青森駅着
初めての弘前散策1泊2日電車・バス・徒歩通年新青森駅発着

公式モデルコースの行き先と移動時間

青森市(車なし・日帰り)

「車なしで青森市観光」は、青森駅から青い森鉄道で約20分の浅虫温泉駅へ行き、浅虫水族館と道の駅浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」を巡ります。

浅虫水族館は9:00~17:00(入館は16:30まで)で、年中無休です。

青森駅に戻ってからは、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸、ねぶたの家 ワ・ラッセ、青森県観光物産館アスパム、A-FACTORYを徒歩で回ります。

ねぶたの家 ワ・ラッセは、実際に出陣した大型ねぶたを常設展示し、ねぶた祭の歴史を紹介する施設です。

ワ・ラッセの開館は5月~8月が9:00~19:00(最終入場18:30)、9月~4月が9:00~18:00(最終入場17:30)です。

A-FACTORYは青森駅前のウォーターフロントにあり、ショッピングは10:00~19:00、レストランは11:00~18:00です。

新青森駅や青森駅から足をのばすなら、三内丸山遺跡は新青森駅から車で約10分、ルートバス「ねぶたん号」で約15分です。

三内丸山遺跡の見学時間は9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)で、GW中と6月1日~9月30日は18:00までです。

青森県立美術館は新青森駅から車で約10分、ねぶたん号で約10分の「県立美術館前」で降ります。

りんごとねぶた(車・1泊2日・秋)

「りんご&ねぶた満喫の1泊2日ドライブ」は、1日目に新青森駅から車で約45分の津軽ゆめりんごファーム(弘前市)でりんごの収穫などを体験し、弘前市内で昼食をとって、弘前シードル工房(弘前市りんご公園内)と津軽藩ねぷた村を巡ります。

弘前市内に泊まり、2日目は車で約50分のねぶたの家 ワ・ラッセ、徒歩約5分のA-FACTORY、徒歩約10分の古川市場・青森魚菜センターののっけ丼を巡って、車で約10分で新青森駅に戻ります。

コースの説明は「おすすめはリンゴが旬を迎える10月!」としています。

津軽ゆめりんごファームのりんご狩りは9月~11月上旬で、体験は来園の2日前までに予約が必要です。

のっけ丼は、食事券を買い、どんぶりご飯と好きな具材に引き換えて作ります。

古川市場・青森魚菜センターの営業は7:00~16:00(店によって異なる)で、毎週火曜日が休みです。

津軽藩ねぷた村は、高さ10mの大型ねぷたの展示、ねぷた囃子や津軽三味線の生演奏、金魚ねぷたの絵付けなどの工芸体験がある施設で、営業は9:00~17:00、年中無休です。

りんご狩りができるほかの場所はりんご狩りの期間と料金の記事にまとめています。

八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖(車・1泊2日・夏と秋)

「八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖の絶景を巡る1泊2日ドライブコース」は、1日目に新青森駅から車で約40分の萱野高原、車で約5分の八甲田ロープウェー、城ヶ倉大橋、地獄沼を巡り、蔦温泉に泊まります。

2日目は朝に蔦七沼を散策し、奥入瀬渓流(石ヶ戸休憩所まで車で約20分)、十和田湖(子ノ口休憩所まで車で約15分)でひめます料理の昼食と十和田神社・乙女の像を巡って、車で約1時間30分で八戸駅へ向かいます。

八甲田ロープウェーは山麓駅〜山頂公園駅を約10分で結び、運転間隔は15分〜20分です。

ロープウェーは風速25m/s以上や荒天のときは運休し、毎年11月上旬には機械整備・点検のための作業運休があります。

奥入瀬渓流は約14km続く渓流で、県の観光情報サイトはベストシーズンを5月中旬~6月中旬の新緑の頃としています。

車を使わない場合は、青森駅からJRバス東北の「みずうみ号」十和田湖休屋行きで約2時間の「焼山」で降りると奥入瀬渓流です。

2026年9月18日からの時刻表では、青森駅9:00発の便は酸ヶ湯温泉10:05、蔦温泉10:45、石ヶ戸11:09を経て、十和田湖(休屋)に11:45に着きます。

青森駅または新青森駅からみずうみ号に乗る場合は予約が必要です。

五能線(電車とバス・1泊2日)

「五能線の旅」は、1日目に青森駅からJR五能線の「リゾートしらかみ」に乗り、千畳敷(途中停車)と十二湖駅(バスで約5分の十二湖)を巡って、ウェスパ椿山駅から車で約5分(送迎バスあり)の黄金崎不老ふ死温泉に泊まります。

2日目は鰺ヶ沢でご当地グルメを味わい、五所川原駅を経てJR奥羽本線(川部駅乗り換え)で青森駅に戻ります。

リゾートしらかみは青森駅~秋田駅を走る全車指定席の列車で、1日の運行本数は最大で上り3本・下り3本ですが、運行がない日もあります。

十二湖は白神山地西部のブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称です。

八戸(車・1泊2日)

「初めての八戸におすすめ」は、1日目に八戸駅から車で約10分の八食センター、蕪島、葦毛崎展望台、種差海岸を巡り、八戸屋台村 みろく横丁で夕食をとって八戸市内に泊まります。

2日目は市中心街と三八城公園などを巡って八戸駅に戻ります。

種差海岸ではワンコインバス「うみねこ号」も運行しているとコースの中で案内されています。

下北半島(車とフェリー・1泊2日)

「本州最北端へ!大間マグロと下北半島の絶景を巡る1泊2日ドライブ」は、1日目に七戸十和田駅から車で約1時間30分の東通村へ行き、尻屋埼灯台、恐山を巡って下風呂温泉郷に泊まります。

尻屋埼灯台から恐山、恐山から下風呂温泉郷はそれぞれ車で約1時間30分です。

2日目は大間崎から車で約1時間の仏ヶ浦を巡り、フェリーで約1時間の蟹田港へ渡って、車で約35分で新青森駅に戻ります。

電車で下北へ向かう場合、県の観光情報サイトの交通の案内では、青森駅から青い森鉄道で野辺地駅まで約50分、大湊線で下北駅まで約1時間です。

弘前(電車・バス・徒歩・1泊2日)

「初めての弘前散策」は、新青森駅からJR奥羽本線で約40分の弘前駅で降り、循環バスで弘前れんが倉庫美術館へ行き、徒歩で弘前昇天教会、旧東奥義塾外人教師館、旧弘前市立図書館を巡って弘前市内に泊まります。

2日目は津軽藩ねぷた村、弘前城(弘前公園)、藤田記念庭園を巡り、弘前駅からJR奥羽本線で約40分の新青森駅へ戻ります。

弘前城天守は、天守曳戻し工事と保存修理・耐震対策工事のため、2025年11月24日から内部の公開を休止しています。

弘前市の案内では、2028年のさくらまつり最終日までは天守の外観を見られます。

日数ごとの組み合わせ方(編集部の案)

ここからは、上の公式モデルコースを日数に合わせてつなぐ、当サイト編集部の組み合わせの案です。

コースどうしをつなぐときは、1本目の終わりの駅と2本目の出発の駅をそろえると、移動のむだが減ります。

  • 1泊2日: 公式モデルコースを1本そのまま使う
  • 2泊3日: 1日目に「車なしで青森市観光」で青森駅のまわりを回り、2日目と3日目に青森駅発着の「五能線の旅」を続ける
  • 3泊4日: 八戸駅で終わる「八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖」のコースのあとに、八戸駅発着の「初めての八戸におすすめ」を続ける
  • 4泊5日: 3泊4日の組み合わせの前に、「車なしで青森市観光」の1日を足す

日数ごとの行程の例は、1泊2日の行程、2泊3日の行程、3泊4日の行程、車で回る3泊4日、4泊5日の行程の記事でも紹介します。

季節で変わること

冬(11月〜4月ごろ)の休業と通行止め

冬にモデルコースを使うときは、閉鎖・休業・運休が多いので、公式コースをそのままなぞれないことがあります。

  • 国道103号(八甲田・十和田ゴールドライン)の酸ヶ湯~谷地間(8.0km)は冬は通れず、2026年は4月1日午前9時の全面開通を目指して2月下旬から除雪作業が行われました
  • JRバス東北は11月12日から3月31日まで、「はっこうだ号」が青森駅〜酸ヶ湯温泉の間だけを走り、十和田湖までは行きません
  • 蔦温泉には冬季休業(11/25~12/23、1/13~4月中旬頃)があります
  • 十二湖は12月から3月まで十二湖へ続くゲートが閉鎖され、車は通行止めになります(ガイド同行なら散策できます)
  • 恐山を参拝できるのは5月1日から10月末までで、11月~4月末は閉山します
  • 仏ヶ浦の船の運航は4月下旬~10月下旬頃です
  • むつ湾フェリー(蟹田〜脇野沢)は冬季休航と案内されています

冬は日の入りも早く、国立天文台の暦計算室によると、青森市の日の入りは2026年12月21日が16:12、6月21日が19:12です。

八甲田ロープウェーの最終便も、3月〜11月上旬の16:20に対し、11月中旬〜2月は15:40です。

夏祭りの時期

青森ねぶた祭の会期は毎年8月2日から7日で、7日は昼に大型ねぶたが運行し、夜に青森花火大会・ねぶた海上運行があります。

弘前ねぷたまつりの会期は毎年8月1日~7日です。

五所川原の立佞武多の館の展示室は、祭り期間(8月4日〜8日)は9:00〜17:00です。

ねぶたの家 ワ・ラッセは、展示ねぶたの総入れ替えのため8月9日・8月10日が休館です。

長期の休館

青森県立美術館は改修工事のため、2027年9月27日~2028年4月14日に長期休館します。

三内丸山遺跡の休館日は毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月1日と所内整理日です。

出かける前に確かめること

公式モデルコースの全体は県の観光情報サイトのモデルコースの一覧、奥入瀬渓流・十和田湖へのバスの時刻はJRバス東北の十和田湖・奥入瀬渓流のページ、弘前城天守の公開休止は弘前市の案内で見られます。

※モデルコースの行き先・移動時間・施設の営業時間は青森県観光情報サイト Amazing AOMORI のモデルコースと交通の案内、三内丸山遺跡と青森県立美術館は各施設の公式サイト、八甲田ロープウェーは八甲田ロープウェーの運賃・時刻のページ、バスはJRバス東北の十和田湖・奥入瀬渓流の時刻表(2026年9月18日から)、国道103号は青森県のプレスリリース、弘前城天守は弘前市の案内(令和7年時点)、祭りの日程は青森ねぶた祭・弘前観光コンベンション協会・立佞武多の館の公式サイト、日の入りは国立天文台の暦計算室によります。2026年10月19日に確認しました。日数ごとの組み合わせは当サイト編集部の案です。営業時間や時刻は季節で変わることがあるので、出かける前に各施設の公式サイトで確かめてください。