「青森 天気」で調べている方に向けて、青森県の天気予報がどの区域に分けて発表されるのか、青森・八戸・むつの気候を平年値でどう比べられるのか、今日から数か月先までの天気をどの情報で確かめられるのかを、気象庁と青森地方気象台の資料をもとにまとめました。

日々の気温や降水確率の値は毎日変わるため、この記事には書いていません。その日の予報は、気象庁ホームページの青森県の天気予報で確かめてください。

青森県の天気予報は3つの区域に分けて発表される

一般に天気予報と呼んでいるものは、正式には「府県天気予報」といい、府県予報区を細分した「一次細分区域」ごとに、毎日5時、11時、17時に発表されます。

青森県の一次細分区域は「津軽」「下北」「三八上北」の3つです。

区域含まれる市町村の例
津軽東青津軽(青森市・平内町など)、北五津軽(五所川原市など)、西津軽(つがる市・鰺ヶ沢町・深浦町)、中南津軽(弘前市・黒石市・平川市など)
下北むつ市・大間町・東通村・風間浦村・佐井村
三八上北三八(八戸市・三沢市など)、上北(十和田市・野辺地町・六ヶ所村など)

2026年10月20日11時に青森地方気象台が発表した府県天気予報では、天気・風・降水確率を3つの区域ごとに、気温を青森・八戸・むつ・深浦・弘前の5地点で示しています。

週間天気予報は季節によって区域の分け方が変わり、4月1日~11月30日は「津軽」と「下北・三八上北」、12月1日~翌年3月31日は「津軽・下北」と「三八上北」の2区域で発表されます。

警報や注意報は、市町村を原則とする二次細分区域ごとに発表されます。

青森市が入る区域と警報の区域については、青森市が入る予報区と警報の区域で説明しています。

青森・八戸・むつの気候を平年値で比べる

気象庁の平年値(1991~2020年の平均)で、県内の3地点を比べると次のとおりです。

地点年平均気温年降水量降雪の深さの年合計最深積雪
青森10.7℃1350.7mm567cm101cm
八戸10.5℃1045.1mm134cm27cm
むつ9.8℃1357.6mm365cm60cm

1月の平年値は、青森が日照時間48.5時間・降雪の深さの合計195cm、八戸が日照時間126.1時間・降雪の深さの合計40cmで、同じ県内でも冬の数値に差があります。

青森の月ごとの気温

青森(青森地方気象台)の月ごとの気温の平年値は次のとおりです(3月と9月は省いています)。

月平均気温日最高気温日最低気温
1月-0.9℃1.8℃-3.5℃
2月-0.4℃2.7℃-3.3℃
4月8.5℃13.7℃4.1℃
5月13.7℃18.8℃9.4℃
6月17.6℃22.1℃14.1℃
7月21.8℃26.0℃18.6℃
8月23.5℃27.8℃20.0℃
10月13.5℃18.3℃9.1℃
11月7.2℃11.2℃3.4℃
12月1.4℃4.5℃-1.4℃

青森の月の日照時間は5月が201.4時間で最も多く、月の降水量は12月が155.2mmで最も多くなっています。

季節ごとの服装は季節に合わせた服の選び方、月ごとの気温の移り変わりは青森の1年の気温の変化でも紹介しています。

青森の観測史上の記録

青森の観測史上の記録では、日最高気温の最高は36.7℃(1994年8月12日)、日最低気温の最低は-24.7℃(1931年2月23日)です。

月最深積雪の最大は209cm(1945年2月21日)で、2026年2月1日の183cmは観測史上6位の記録です。

日降雪の深さの最大は67cm(2002年12月11日)、日降水量の最大は208.0mm(2007年11月12日)です。

青森の気温は1882~2024年に100年あたり2.0℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降は高温となる年が多くなっています。

青森地方気象台が解説する青森の天気の特徴

青森市の大雪

青森地方気象台によると、青森市付近では津軽半島から入ってくる北西の風と、津軽内陸部からの南よりの風がちょうどぶつかり、大雪となりやすいと考えられています。

風が集まるところでは上昇気流が発生し、雪雲が発達します。

やませ

「やませ」は、春から夏にかけて冷たく湿った東よりの風が北日本の太平洋側に流れ込む現象です。

この空気は下層雲や霧を伴っており、流れ込む太平洋側では低い雲や霧がかかり、気温が低くなります。

八戸の7月の霧日数の平年値は6.1日です(霧日数は2007~2020年の統計)。

雨返し

「雨返し」は青森県内でよく使われる言葉で、冬に寒さが緩んで雨が降った後、吹雪となることをいいます。

低気圧が接近して暖気が入って雨となり、この低気圧が通過すると冬型の気圧配置となって吹雪となります。

梅雨入りと梅雨明け

青森県は秋田県、岩手県とともに「東北北部」として梅雨入りと梅雨明けが決められ、年によっては県内でも梅雨がはっきりしないことがあります。

今日から数か月先までの天気を確かめる情報

知りたい期間に合わせて、気象庁の次の情報を使い分けられます。

知りたい期間気象庁の情報内容
30分先まで雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)250m解像度の降水分布を予測
15時間先まで降水短時間予報(今後の雨)6時間先までは10分間隔で1km四方、7時間先から15時間先までは1時間間隔で5km四方の1時間降水量
6時間先まで(雪)降雪短時間予報(今後の雪)1時間ごとの積雪の深さと降雪量を約5km四方で予測
明日24時まで地域時系列予報3時間ごとの天気・風と、特定地点の3時間ごとの気温
明後日まで府県天気予報今日・明日・明後日の天気・風・波と、明日までの6時間ごとの降水確率、最高・最低気温
7日先まで週間天気予報毎日11時ごろと17時ごろに、日ごとの天気・最高・最低気温・降水確率と予報の信頼度
2週間先まで2週間気温予報8日先から12日先を中心とした各日の5日間平均の気温を毎日14時30分ごろ発表
1か月・3か月季節予報気温や降水量が「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」のどの範囲に入るかを確率で予報

青森地方気象台の気象庁ホームページの使い方(青森県版)では、天気予報・時系列予報・2週間気温予報・季節予報、雨雲の動き・今後の雨などのページへのたどり着き方が解説されています。

今日・明日・明後日の予報の項目と用語は府県天気予報の読み方、信頼度や気温の予測範囲は7日先までの予報の見方、2週間先や1か月先の予報とのつなぎ方は1週間より先の天気の見通しにまとめています。

降水確率の意味

降水確率は、予報区内で1mm以上の雨の降る確率で、府県天気予報では6時間ごとに10%単位で発表されます。

確率が高いと雨量が多くなるという意味ではありません。

「降水確率0%」は、降水確率が5%未満のことです。

警報と避難の情報

2026年5月29日から新たな防災気象情報の運用が始まり、大雨の情報はレベル3大雨警報、レベル4大雨危険警報、レベル5大雨特別警報という名称で発表されています。

旧来の土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」になりました。

暴風、波浪、大雪、暴風雪の警報と、強風、大雪、濃霧、なだれなどの注意報はこれまでと変わらず、これらの警報は警戒レベルには相当しません。

記録的短時間大雨情報は「気象防災速報(記録的短時間大雨)」、顕著な大雪に関する気象情報は「気象防災速報(短時間大雪)」として発表されます。

警報などが発表されたときは、危険度を地図上に示したキキクル(10分ごとに更新)や、明日までの警報等の見通しを示した時系列情報を気象庁ホームページで確認できます。

避難勧告は2021年5月20日に廃止され、警戒レベル4避難指示までに危険な場所から全員避難し、避難に時間のかかる人は警戒レベル3高齢者等避難で避難します。

安全な場所にいる人は、避難場所に行く必要はありません。

青森県のあおもり防災ポータルには、気象警報・注意報、河川水位、雨量、避難情報、避難所、道路規制などの情報が掲載されています。

警報やキキクルの危険度の高まりをスマートフォンで受け取る方法は、通知サービスと自治体のメールで紹介しています。

この記事の出典

予報の種類と用語は気象庁の知識・解説と予報用語、青森県の予報の区域は気象庁の発表区域の資料と地域区分データ、2026年10月20日11時発表の青森県の予報データ、気候は気象庁の平年値(青森、1991~2020年)と八戸・むつの平年値、2026年10月までの青森の観測史上の記録、天気の特徴は青森地方気象台のよくある質問と答え、警報の名称は気象庁の新たな防災気象情報の資料、避難情報は内閣府のチラシによります。

いずれも2026年10月20日に確認しました。

気象に関する質問は、仙台管区気象台の天気相談所(TEL: 022-290-5320)で受け付けています。