この記事の数値は、特に断りがない限り、気象庁の青森(青森地方気象台、青森市)の平年値(統計期間1991~2020年)です。平年値は30年間の平均なので、その年・その日の天気とは違うことがあります。
青森の天気の特徴
青森地方気象台は、青森県の気候は親潮と対馬暖流・津軽暖流の影響を受け、太平洋側と日本海側の気候は著しく異なるとしています。特徴的なものとして、冬季の津軽地方の大雪と、梅雨期の県の東部を中心とした偏東風(ヤマセ)を挙げています。
青森市は、府県天気予報の区域では津軽に入ります。同じ青森県でも、八戸など太平洋側の地域とは季節ごとの天気が違うので、行き先がどちらの側かを確かめてから服を選ぶと迷いにくくなります。
春(3~5月)の天気と服装
寒の戻りと強い風
気象庁の東北地方の気候の解説では、春のはじめは低気圧と高気圧が交互に通過し、低気圧の通過前は南よりの風が強まって気温が上がり、通過後は一時的に冬型の気圧配置になって寒の戻りにさらされるとしています。
青森の雪日数の平年値は3月が22.1日、4月が5.7日で、3月はまだ雪の日が多い月です。風速10m/s以上の日数の平年値は3月9.0日、4月9.3日と、3月・4月に多くなります。
気象庁は、平均風速10m/s以上15m/s未満の「やや強い風」では傘がさせなくなると説明しています。春先は、風を通しにくい上着と、フードや帽子があると寒の戻りの日にも調整しやすくなります。
桜の時期と5月の晴れ
青森のさくら(そめいよしの)の満開日の平年日は4月26日で、2026年は平年より10日早い4月16日でした。弘前さくらまつりの2027年の会期は4月16日~5月5日の20日間で、さくらの開花状況により会期を変える場合があると案内されています。
4月の平均相対湿度の平年値は65%で、12か月で最も低い月です。気象庁の解説では、4月も終わりになると移動性高気圧に覆われることが多くなり、東北地方で一年のうち最も日照時間が多いのはこの時期だとしています。青森の5月の日照時間の平年値は201.4時間で、12か月で最も長い月です。
花見で夕方から夜まで外にいる日は、昼の服装に、首元を覆うものや薄手のダウンなど、たたんで持ち歩ける防寒具を足しておくと安心です。5月の服装は5月の青森で着る服の目安でくわしく扱っています。
夏(6~8月)の天気と服装
梅雨入りと梅雨明け
東北北部の梅雨入りの平年は6月15日頃、梅雨明けの平年は7月28日頃です(1991~2020年の平均)。2026年は梅雨入りが6月21日頃、梅雨明けが8月3日頃でした。気象庁は、梅雨入り・梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があり、掲載している時期(6月15日頃などの日付)は、その期間のおおむね中日だとしています。
青森の日降水量1.0mm以上の日数の平年値は、6月が8.3日で12か月で最も少なく、7月は9.1日です。7月の平均相対湿度の平年値は80%で、12か月で最も高い月です。
梅雨の時期は、乾きやすい素材の服と、たためる雨具を合わせておくと過ごしやすくなります。6月の服装は6月の青森で着る服の目安でくわしく扱っています。
やませ(ヤマセ)
気象庁の東北地方の気候の解説では、梅雨明け後の盛夏期は太平洋高気圧に覆われて安定した晴天が続くものの、ときには太平洋側でオホーツク海高気圧から吹き出す冷たく湿った東寄りの風(やませ)の影響を受け、沿岸地域を中心に曇りや雨の日が続き低温になることがあるとしています。オホーツク海高気圧は6~7月に現れることが多いとしています。
同じ解説では、日本海側は奥羽山脈に遮られるため、やませの影響をほとんど受けないとしています。青森地方気象台も、梅雨期の県の東部を中心とした偏東風(ヤマセ)を青森県の気候の特徴に挙げています。
梅雨期から夏に八戸など太平洋側の沿岸へ出かける日は、半袖の上に羽織れる長袖を1枚持っておくと、曇りで肌寒い日にも対応できます。
真夏とねぶた祭の時期
青森の日最高気温25℃以上の日(夏日)は8月に24.7日、30℃以上の日(真夏日)は8月に7.8日、35℃以上の日(猛暑日)は年0.4日です。平均気温・日最高気温・日最低気温は、いずれも8月が12か月で最も高い月です。
青森ねぶた祭の会期は毎年8月2日から7日です。ねぶたの団体に入って参加するハネトは、花笠をかぶり、ハネト衣装(正装)で参加するのがルールです。8月の服装は8月の青森で着る服の目安でくわしく扱っています。
秋(9~11月)の天気と服装
秋雨と台風、霜の降りる朝
気象庁の東北地方の気候の解説では、短い残暑が過ぎると秋雨前線が東北地方を南下し、北上する台風の影響を受けることも多いとしています。10月に入ると移動性高気圧に覆われてさわやかな晴天が続き、晴れると明け方には気温が下がって霜の降りることがあるとしています。
青森の日最高気温の平年値は9月24.5℃、10月18.3℃、11月11.2℃と、月ごとに下がります。秋は、朝の冷え込みに備えて薄手のニットやフリースなど、重ねやすい中間着を1枚加えておくと調整しやすくなります。
初冠雪と初雪
青森地方気象台の観測では、八甲田山の初冠雪の平年値は10月19日、岩木山の初冠雪の平年値は10月21日です。2025年は八甲田山が10月21日、岩木山が10月23日に初冠雪しました。
青森の初雪の平年値は11月8日で、2025年の初雪は11月11日でした。11月は雪日数の平年値が10.2日あり、初雪のあとは雪の上を歩ける靴が必要になる日も出てきます。
冬(12~2月)の天気と服装
日本海側の雪の多い冬
気象庁の東北地方の気候の解説では、冬は北西の季節風が卓越し、日本海側では季節風が日本海を渡る際に雪雲が発生するため日照時間が少なく雪の降る日が多くなる一方、太平洋側では季節風が奥羽山脈を越える際に乾燥するため、沿岸地域や平野部を中心に乾いた晴天となることが多いとしています。
青森市は乾いた晴天の側ではありません。1月の雪日数の平年値は29.6日、降水量は139.9mm、日照時間は48.5時間、平均相対湿度は78%で、日照時間は12か月で最も短い月です。太平洋側の八戸の1月の平年値は、日照時間が126.1時間、降水量が43.6mm、平均相対湿度が71%で、青森市とは冬の天気が大きく違います。
雪の量と冬の服装
青森の降雪の深さの年合計の平年値は567cm、年の最深積雪は101cmです。最深積雪50cm以上の日数の平年値は1月15.0日、2月21.3日です。
冬は、雪と風を通しにくいコートに、手袋・帽子・首元を覆うものを合わせ、足元は防水で靴底の滑りにくい靴にするのが基本です。靴と雨具は雪道と雨の日の靴・雨具で扱っています。
出かける前に天気予報で確かめること
青森地方気象台の府県天気予報は、青森県を津軽、三八上北、下北の3区域に分けて、明日までの6時間ごとの降水確率と、最高・最低気温を予報します。青森市の予報は津軽の区域を見ます。予報の見方は青森市の天気予報の見方でくわしく扱っています。
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※この記事の数値と解説は、気象庁の過去の気象データ検索の平年値(青森・八戸の地上観測、統計期間1991~2020年)、東北地方の気候~四季の天気~(春・夏・秋・冬)、梅雨入りと梅雨明けの平年値と確定値、さくらの満開日、「風の強さと吹き方」、青森地方気象台の業務案内と季節現象の観測、弘前市観光情報サイトのさくらまつりの案内、青森ねぶた祭オフィシャルサイトをもとに、2026年10月20日に確かめたものです。季節ごとの天気の解説は気象庁の東北地方の気候(夏)などで確かめられます。



