青森県のお菓子を、農林水産省の「うちの郷土料理」で確かめた郷土のお菓子と、作り手の公式サイトで確かめた南部せんべい・りんごのお菓子の作り手に分けて紹介し、作り手の店や公式の通販での買い方をまとめます。

販売数や口コミの順位ではないので、並び順に優劣はありません。価格は変わるので、この記事では書いていません。

青森県の郷土のお菓子

農林水産省の「うちの郷土料理」で青森県の料理として紹介されているもののうち、お菓子やおやつにあたるものを、主な伝承地域ごとに表にしました。

名前主な伝承地域どんなお菓子か
干し餅津軽地方ついた餅を凍らせて風干しにした保存食
がっぱらもち津軽地方米の「糊かす」に黒砂糖をまぜ、フライパンで焼いたおやつ
豆しとぎ南部地方煮て潰した青大豆に米粉と砂糖を入れて練った生菓子
きんかもち南部地方黒砂糖・くるみ・味噌の餡を小麦粉の皮で包んでゆでたもの
じゅね餅南部地方えごまと味噌と砂糖のたれを餅に絡ませたもの
べこもち下北地方花模様が入った、美しい色彩と柄のもち

津軽地方の干し餅とがっぱらもち

干し餅は、寒くて湿気の少ない気候を生かして極寒期につくられる保存食で、「凍り餅」ともよばれます。

ついた餅を切り、わらで編んで屋外に吊るして凍らせ、さらに風干しにしてつくるので、全体で二ヵ月ほどかかります。

津軽地方の中でも五所川原市で盛んにつくられ、今では一部の農家や伝統を継承する家で生産が続くほか、土産物として製菓メーカーが製造しています。

がっぱらもちは、米をすりつぶしたときに残った「糊かす」を無駄にしないよう黒砂糖をまぜて生地にし、フライパンで焼いたおやつで、「のりかす餅」とも呼ばれます。

南部地方の豆しとぎ・きんかもち・じゅね餅

豆しとぎは、ハレの日に山の神や農神へお供えし、その後蒸したり焼いたりして食べるお菓子です。

きんかもちは、黒砂糖とくるみ、味噌でつくった餡を小麦粉の皮で包み、半月状にととのえてゆでたもので、黒砂糖が大変高価な贅沢品だったことから「金貨餅」と名付けられたと伝わります。

じゅね餅の「じゅね」はえごまのことで、えごまの実を炒ってすり、味噌と砂糖と混ぜ合わせたたれを、薄く切った餅に絡ませてつくります。

道の駅などでは、小麦粉やそば粉でつくった串餅にたれを塗って焼いたじゅね餅も見かけます。

下北地方のべこもちとけいらん

べこもちは端午の節句のハレ食として受け継がれ、現在はおやつとしても食べられています。

原型は、うるち米粉ともち米粉に水と砂糖を加えて蒸した「くじらもち」という菓子で、江戸時代に北前船によって伝わったとされます。

1960年代ごろから大間町を中心に花模様入りのくじらもちが発展し、美しい色彩と柄の「べこもち」として生まれ変わりました。

同じ下北地方のけいらんは、お菓子ではなく、白い卵形の団子が二つ浮かんだ薄味のすまし汁で、主な使用食材はもち米粉とこしあんです。

団子が鶏の卵のように見えることから「けいらん」の名がつきました。

郷土のお菓子以外の料理は青森の郷土料理の全体像でまとめています。

南部せんべいと作り手

南部せんべいは、旧南部藩の領地だった青森県南東部から岩手県北部にかけての伝統食品で、小麦粉に塩と水を混ぜ、鉄製の型で丸く焼いたものです。

八戸市のしんぼりは、南部煎餅にミルクチョコレートを合わせた「チョコQ助」をつくっています。

南部せんべいの由来と保存は南部せんべいの歴史と日持ち、せんべいの種類は青森のせんべいの種類と売り場、チョコQ助はしんぼりのチョコ菓子の紹介で詳しく紹介しています。

りんごのお菓子と和菓子の作り手

りんごを使ったお菓子や和菓子は、県内の作り手の公式サイトで説明を確かめられた品を、作り手ごとに紹介します。

作り手所在地この記事で取り上げた品
ラグノオささき弘前市大字百石町いのち、茶屋の餅
おきな屋青森市新町(創業地)薄紅、たわわ
上ボシ武内製飴所青森市本町金魚ねぶた

ラグノオささき(弘前市)

ラグノオささきの「いのち」は、なめらかなカスタードクリームの中に青森県産リンゴで作った果肉入りアップルソースを閉じ込めたお菓子で、1986年に発売されました。

ラグノオささきが和菓子の代表に挙げる「茶屋の餅」は、1970年に発売された、くるみが入ったやわらかいお餅にきな粉をまぶしたお菓子です。

おきな屋

おきな屋は、大正七年に初代が青森市新町で創業した和菓子の老舗です。

「薄紅(うすくれない)」は、青森産紅玉りんごの輪切りを砂糖で煮てじっくり乾燥させたアップルグラッセで、第20回全国菓子大博覧会で厚生労働大臣賞を受賞しています。

「たわわ」は、バターたっぷりの自家製パイ生地に、紅玉りんごを使ったアップルグラッセをサンドした和風アップルパイです。

上ボシ武内製飴所(青森市)

上ボシ武内製飴所の「金魚ねぶた」は、羊羹にペースト状にした青森県産紅玉りんごを加えた、りんご風味のひとくち玉羊かんです。

お土産としての賞味期限や入数の比べ方はお土産向けのお菓子と日持ち、アップルパイは持ち帰れるアップルパイにまとめています。

青森県のお菓子の買い方

作り手の店で買う

ラグノオささきの店舗のお知らせには「弘前百石町本店」があります。

八戸市の八食センターにあるしんぼり八食センター店は、南部せんべい・つるこまんじゅう・豆しとぎなどを扱っています。

しんぼりの公式サイトのお知らせでは、八食センター内にりんごのお菓子の専門店「Ringo Lab(りんごらぼ)」をオープンしたと案内しています。

郷土のお菓子を買う・食べる場所

農林水産省の「うちの郷土料理」では、豆しとぎは家庭でつくるほか、スーパーマーケットや道の駅、産直などでも販売されていると紹介しています。

がっぱらもちは地元の道の駅やイベントなどで販売され、じゅね餅はイベントや祭り、道の駅などの屋台で炭火で焼いて提供されています。

けいらんは、道の駅や観光施設等でも提供されています。

この記事では店ごとの取り扱いを確かめていないので、出かける前に売り場に確かめてください。

公式の通販で買う

ラグノオささきの公式サイトの商品ページからリンクされている公式オンラインショップ(RAGUENEAU ONLINE SHOP)では、いのちや茶屋の餅を扱っています。

チョコQ助は、しんぼりの公式サイトのお知らせからリンクされている八食センターオンラインショップで販売されています。

この記事では、作り手の公式サイトからリンクされている通販だけを挙げています。送料や日持ちの比べ方は、上のお土産向けのお菓子の記事にまとめています。

この記事で取り上げなかったこと

旧版にあった「青森県のお菓子の定義」は、公的な定義が見つからなかったので書いていません。

お菓子づくりの体験は、場所と主催者を確かめられなかったので、この記事では紹介していません。

旅先で食べるスイーツの店は青森で食べるスイーツの店、ソフトクリームの種類と味は青森のソフトクリームの違いで紹介しています。

※郷土のお菓子とけいらんは農林水産省「うちの郷土料理」、南部せんべいは同じく「うちの郷土料理」のせんべい汁のページ、ラグノオささきの品と店舗はラグノオささきの公式サイト、公式オンラインショップ(RAGUENEAU ONLINE SHOP)、しんぼりの店とチョコQ助・Ringo Labは有限会社しんぼりの公式サイト、おきな屋の品はおきな屋の公式サイト、金魚ねぶたは上ボシ武内製飴所の公式サイトをもとに、2026年10月時点でまとめています。商品の内容や取り扱いは変わることがあるので、購入前にご確認ください。