青森で海鮮を味わうなら、まず「何がいつ旬か」と「どの町で食べるか」を決めると、出かける時期と行き先を絞り込みやすくなります。
この記事では、青森県の資料で確かめた主な魚介の旬と産地、市場や港町で海鮮を食べられる場所、海鮮を使った郷土料理をまとめます。
この記事で使った情報
旬の時期は、青森県の「青森の旬の食材カレンダー」で「旬の時期」と印が付いている月をもとにしています。
産地は県の特産品図鑑、店や施設は青森県の観光サイト「Amazing AOMORI」などの現行のページで確かめました。
販売数や口コミの順位ではないので、並び順に優劣はありません。料金は時期や仕入れで変わるので書いていません。
青森の主な魚介と旬
県のカレンダーと特産品図鑑で確かめた、主な魚介の旬の時期と主な生産地は次のとおりです。
| 魚介 | 旬の時期(県のカレンダー) | 主な生産地(県の特産品図鑑) |
|---|---|---|
| 陸奥湾ホタテ | 6〜8月 | 青森市・平内町・今別町・蓬田村・外ヶ浜町・野辺地町・横浜町・むつ市・東通村 |
| ウニ | 5〜8月 | 今別町・外ヶ浜町・八戸市・階上町・むつ市・大間町・東通村・風間浦村・佐井村 |
| ヒラメ | 11〜12月 | 外ヶ浜町・鰺ヶ沢町・深浦町・八戸市・三沢市・むつ市・東通村・佐井村 |
| 八戸前沖さば | 9〜11月 | 八戸市 |
| スルメイカ | 7〜10月 | 中泊町・八戸市・三沢市・六ヶ所村・むつ市・東通村・風間浦村 |
| ウバガイ(ホッキ貝) | 12〜3月 | 八戸市・三沢市・おいらせ町 |
| 深浦マグロ | 6〜10月 | 深浦町 |
| 大間マグロ | 旬の時期の印なし(8月〜1月が流通時期) | 大間町 |
月ごとの一覧は県の青森の旬の食材カレンダーで見られます。
陸奥湾のホタテ
青森県の「陸奥湾ホタテガイ総合戦略」では、令和4年の全国のホタテガイ生産量で青森県は約8万トンと北海道に次ぐ2位で、このうち99%が養殖です。
同じ戦略によると、令和5年の県の漁業・養殖業の生産量のうち48%、生産額のうち35%を陸奥湾ホタテガイが占めています。
県の特産品図鑑は、陸奥湾ほたてを、穏やかな湾内で豊富なプランクトンを食べて育つため、肉厚でぷりぷりとした弾力と濃厚な甘みが特徴としています。
ウニ
県の冊子は、キタムラサキウニを「後味がさわやかなウニ」、エゾバフンウニを「濃厚な旨味のウニ」と紹介しています。
ウニの旬は、県のカレンダーでは5〜8月、農林水産省のいちご煮の紹介では7月ごろとされ、資料によって言い方が違います。
ウニ丼の店と提供時期はウニ丼の旬と産地で詳しく紹介しています。
マグロ
「大間まぐろ」は、大間町で水揚げされたクロマグロのブランドネームで、Amazing AOMORI では、マグロ漁は例年8月頃から1月くらいまでとしています。
深浦町では6〜10月にマグロ漁が解禁され、県の特産品図鑑は、深浦マグロは大間のマグロに比べて漁期が長いとしています。
ヒラメ
ヒラメは昭和62年に青森県の魚に指定され、県の冊子「青森おさかな自慢」(2013年)では、県は平成2年から毎年、県内全域でヒラメの稚魚を放流しているとしています。
鰺ヶ沢産のヒラメはほぼ一年を通して水揚げされ、特に脂がのる冬(12月〜1月)は高値で取引されるとされています。
海鮮を食べられる場所
青森駅近くののっけ丼
青森駅の近くでは、青森市古川の青森魚菜センター(古川市場)で、丼ご飯に好きな具材をのせる「のっけ丼」を食べられます。
市場内の約30店舗から好きな具材を好きな量だけ選び、食事券と引き換えてごはんにのせる仕組みで、JR青森駅正面出口から徒歩約5分です。
定休日は毎週火曜日(GW・ねぶた祭の期間・お盆・年末年始は変わる場合あり)で、営業時間は日によって違うので、出かける前に公式サイトの営業カレンダーを確かめてください。
具材の選び方や回り方はのっけ丼の楽しみ方にまとめています。
八戸の八食センター
八戸市の八食センターには、新鮮な魚介類や乾物をはじめ、青果・精肉・お菓子・地酒などの約70店の専門店が全長170メートルに並びます。
買った魚介類や肉をその場で炭火焼きできる「七厘村」があり、市場棟・味横丁・七厘村は毎週水曜休業(繁忙期には営業)と元旦が休みです。
JR八戸駅からは南部バスで約12分です。
港町のご当地丼
県内の港町には、その土地の魚介を名前に冠したご当地丼があります。
| ご当地丼 | 町 | 内容 |
|---|---|---|
| 三沢ほっき丼 | 三沢市 | 漁が解禁する12/1〜3/31の期間に漁獲された三沢産のほっき貝を使う冬の名物料理 |
| 鰺ヶ沢ヒラメのヅケ丼 | 鰺ヶ沢町 | 刺身用のヒラメを特製のタレに漬け込みご飯にのせたご当地グルメ |
| 深浦マグロステーキ丼 | 深浦町 | 町内の6店舗で、刺身・片面焼き・両面焼きの3種類の食べ方で提供(2025年9月現在の情報) |
| 大畑海峡サーモン丼 | むつ市大畑町 | 奥薬研修景公園レストハウスで提供(令和4年7月11日現在の情報) |
味付けや提供方法は店ごとに違うので、行く前に店に確かめてください。
ほかの海鮮丼の具材と店の選び方は海鮮丼の選び方、海峡サーモンなど県内のサーモンは青森のサーモンの種類で紹介しています。
海鮮を使った郷土料理
いちご煮は八戸市や階上町などの太平洋沿岸に伝わる、ウニとアワビの吸い物です。
貝焼き味噌は、ホタテの貝殻を鍋のように使い、出汁に味噌を溶き入れて具材を煮て、卵でとじる料理です。
たらのじゃっぱ汁は、まだら(真鱈)のあらと大根・にんじん・長ねぎを昆布だしで煮て、みそで味をつけます。
イカやしじみを使った料理も含めて、魚介を使った郷土料理で詳しく紹介しています。
出かける前に確かめたいこと
- 食べたい魚介の旬の時期と、その魚介がとれる町を県のカレンダーと特産品図鑑で確かめる
- 市場や店の営業日・営業時間を公式のページで確かめる
- ウニ丼は提供時期が店ごとに違い、ご当地丼は味付けや提供方法が店ごとに違うので、店に問い合わせる
※旬の時期は青森県「青森のうまいものたち」の「青森の旬の食材カレンダー」(ウニは農林水産省「うちの郷土料理」のいちご煮の紹介も参照)、産地と深浦マグロ・深浦マグロステーキ丼は同サイトの特産品図鑑、ホタテの統計は県の「陸奥湾ホタテガイ総合戦略(令和6年度~令和16年度)」、ウニの種類とヒラメは県の冊子「青森おさかな自慢」(2013年)と続編(2016年)、大間まぐろ・店や施設・ご当地丼は「Amazing AOMORI」・東北観光推進機構「旅東北」・のっけ丼の公式サイトの各ページ、郷土料理は農林水産省「うちの郷土料理」と県の郷土料理のページをもとに、2026年10月時点でまとめています。営業日や提供内容は変わることがあるので、出かける前にご確認ください。



