青森で食べ物以外のお土産を探すときは、器として使うのか、身の回りの小物にするのか、飾るのかという使い道を先に決めると、品と買う場所を絞り込みやすくなります。

この記事では、使い道ごとに青森の工芸品と雑貨を挙げ、作り手の店や物産館での買い方、作る体験、持ち帰るときに確かめたいことをまとめます。

この記事で取り上げた品

取り上げたのは、青森県の資料や作り手の公式サイト、青森県の観光サイト「Amazing AOMORI」で、作り方や由来を確かめられた品です。売り場まで確かめられたのは、後半の表に挙げた作り手の店と施設です。

販売数や口コミの順位ではないので、並び順に優劣はありません。価格は変わるので書いていません。

食卓で使う器を選ぶ

津軽金山焼

津軽金山焼は、五所川原市の金山で作られる焼締陶器で、金山の大溜池の底に堆積していた粘土を使い、1350度の登り窯で焼き上げます。

Amazing AOMORI の特集では、マグカップや豆皿、大きな平皿、酒器、花器、植木鉢などの品を挙げています。

五所川原市金山のギャラリーでは湯呑やコーヒーカップから大きな花器まで展示販売され、レストラン「山の風」では金山焼の器で食事ができます。

青森市青柳には、1994年に開設した津軽金山焼青森店があります。

BUNACO(ブナコ)のうつわ

弘前市のブナコ株式会社の BUNACO は、テープ状にしたブナ材をコイルのように巻いて成型する木工品で、製品にはうつわ・トレイ・小皿などのテーブルウェアのほか、ランプなどのインテリアグッズもあります。

津軽びいどろの酒器とグラス

青森市の北洋硝子が作る津軽びいどろには、熱燗を楽しめる耐熱酒器シリーズや、夏をテーマにした「津軽びいどろNEBUTA」シリーズがあります。

BUNACO と津軽びいどろの色や形の見どころはデザインで選ぶお土産で詳しく紹介しています。

身の回りの小物を選ぶ:こぎん刺しと南部菱刺し

津軽の「こぎん刺し」と南部の「菱刺し」は、山形県の「庄内刺し子」とあわせて日本三大刺し子と呼ばれています。

刺し子伝わる地域模様の作り方取り入れられている品
こぎん刺し弘前市を中心とする津軽地方縦の織り目に対して奇数の目を数えて刺し、幾何学模様を作る財布、バッグ、アクセサリー、インテリア小物など
南部菱刺し青森県南部の太平洋側偶数の目を数えて刺し進め、横に広がる菱模様を作るアクセサリー、バッグ、名刺入れなど

こぎん刺しは、伝統的な藍と白に加え、カラフルな糸や布を使った作品も作られています。

Amazing AOMORI の特集は、初心者向けのスターターキットや刺し子雑貨が増えていると紹介しているので、自分で刺してみたい人へのお土産にもなります。

青森県観光物産館アスパムの2階には、津軽こぎん刺しの製作実演コーナーがあります。

飾る・お祝いに贈る:郷土玩具

八戸市を中心とする南部地方に伝わる郷土玩具の八幡馬について、青森県は、今は結婚、新築、開業、出産などのお祝いの記念品・贈答品になっているとしています。

弘前市の金魚ねぷたは、令和3年12月に青森県の伝統工芸品に指定された灯籠です。

八幡馬や金魚ねぷたの由来と模様は郷土玩具の紹介でまとめています。

買う場所の選び方

いろいろな品を見比べたいときは物産館やアンテナショップ、ひとつの工芸品をじっくり選びたいときは作り手の店が向いています。

場所所在地営業時間扱っているもの
青森県観光物産館アスパム青森市安方1-1-404〜10月8:30〜19:00、11〜3月8:30〜18:00(店舗・季節により異なる)1階に地元の名産品・特産品。2階に津軽こぎん刺しの製作実演コーナーと、南部裂織の製造者さきおりCHICKA
津軽藩ねぷた村弘前市亀甲町619:00〜17:00(年中無休)入場料のいらない売り場に、県内の農林水産加工品・お土産・工芸品を扱うアンテナショップ
津軽こけし館黒石市袋字富山72-19:00〜17:00(12月29日〜1月3日は休業)見学無料の1階に売店と、こけし工人による制作実演
津軽金山焼(ギャラリー和土WANDO)五所川原市大字金山字千代鶴5-799:00〜17:00(年中無休)湯呑やコーヒーカップから大きな花器までの展示販売
津軽金山焼青森店青森市青柳2-2-1710:00〜17:00(日曜日は定休)津軽金山焼
BUNACO Showroom BLESS弘前市土手町100-1 もりやビル2F10:30〜18:00(日曜日・月曜日は休業)BUNACO の製品
津軽びいどろ 青森直営ショップ青森市富田4丁目29-139:00〜16:00津軽びいどろの製品

ブナコ株式会社は大型連休などで営業日が変わる場合があるとしており、津軽びいどろの直営ショップの休業日は公式サイトのお知らせで示されます。

品ぞろえは売り場によって違うので、目当ての品があるときは出かける前に各施設に確かめてください。刺し子の小物や郷土玩具の売り場は、この記事では確かめていません。

八幡馬の売り場は、県の資料の問い合わせ先の株式会社八幡馬に確かめてください。

作る体験をお土産にする

自分で手を動かした品を持ち帰りたいときは、作り手や施設の体験も候補になります。

  • 津軽藩ねぷた村では、あらかじめ紙を張った金魚ねぷたに墨やロウで顔やうろこを描く絵付け体験ができ、所要時間は90分、対象は7歳以上です。
  • ブナコ西目屋工場では、工場見学付きの製作体験があり、予約を優先しています。
  • 津軽金山焼では製作体験ができ、10名以上は予約するよう案内しています。

北洋硝子は、津軽びいどろのガラス体験は行っていないとしています。

体験の内容や受付の時間は変わることがあるので、申し込む前に各施設の案内で確かめてください。

持ち帰る前に確かめたいこと

  • 器やガラスは割れないように包んでもらえるか、配送を頼めるかを売り場で聞く
  • 大きな花器や平皿、スツールなどは、持ち帰るか送るかを買う前に決めておく
  • 作り手や品目を調べたいときは、青森県の伝統工芸品の一覧で製造者を確かめる

青森県の伝統工芸品は令和7年12月現在で34品目あり、県の一覧に品目ごとの製造者が載っています。

食べ物のお土産もあわせて探すなら

りんごのお菓子や海産物の加工品、駅の近くの売り場はお土産の選び方の基本、贈る相手から選ぶなら相手別のおすすめも参考にしてください。

※津軽金山焼は「Amazing AOMORI」と津軽金山焼の公式サイト、こぎん刺し・南部菱刺しと津軽金山焼の品は「Amazing AOMORI」の各ページと特集「おとな女子必見!伝統とセンスが光る青森雑貨5選」、BUNACO はブナコ株式会社の公式サイト、津軽びいどろは北洋硝子の公式サイト、八幡馬・金魚ねぷた・伝統工芸品の品目数は青森県の伝統工芸品の資料(令和7年12月現在)と「Amazing AOMORI」の八幡馬のページ、アスパム・津軽藩ねぷた村・津軽こけし館は「Amazing AOMORI」の施設案内をもとに、2026年10月時点でまとめています。営業時間や体験の内容は変わることがあるので、出かける前にご確認ください。