おしゃれなお土産を探すと、「デザイン性」や「ストーリー」といった言葉が並ぶだけで、具体的な品が分からないことがあります。
この記事では、色・形・模様の 3 つの見どころに分けて、デザインの由来を作り手の公式サイトや青森県の資料で確かめられる工芸品と、作り手の店を紹介します。
この記事で選んだ品
選んだのは、県内で作られ、色や形や模様がどこから来たのかを作り手の公式サイトや青森県の資料で確かめられる品です。
販売数や口コミの順位ではないので、並び順に優劣はありません。
色で選ぶ:津軽びいどろ
津軽びいどろは、青森市の北洋硝子が作るガラスの工芸品で、青森県伝統工芸品の指定を受けています。
北洋硝子は、七里長浜のひと握りの砂を原料に加えたところガラスが深みのある緑に変わったことを、色づくりの始まりとしています。
公式サイトでは、季節をテーマにしたシリーズを次のように紹介しています。
| 季節 | 公式サイトの紹介 |
|---|---|
| 春 | 桜の美しさを表現した2シリーズ。桜の名所「弘前の桜」の情景をうつしとったインテリア花器もある |
| 夏 | 「ねぶた祭り」の鮮やかさをうつしとったNEBUTAシリーズ |
| 秋 | 「りんご」の可愛らしさと色合いをモチーフにしたシリーズ |
| 冬 | 八甲田の雪を思わせる復刻シリーズと、熱燗を楽しめる耐熱酒器シリーズ |
シリーズごとの品は津軽びいどろの四季のシリーズで見られます。
北洋硝子の公式サイトでは、ガラス体験は行っておらず、工場見学には事前の予約が必要としています。
形で選ぶ:BUNACO(ブナコ)
BUNACO は、青森県のブナの木を有効利用するために開発された製法で、弘前市に本社を置くブナコ株式会社が手作りしている木工品です。
青森県の伝統工芸品の一覧にも「ブナコ」として載っています。
技術は1956年に、青森県工業試験場(現 青森県産業技術センター)の城倉可成氏と漆職人の石郷岡啓之介氏の共同研究で考案されました。
テープ状にしたブナ材をコイルのように巻き、押し出して成型する製法で、テープの巻き方やずらし方を変えることで様々なフォルムを生み出します。
名前の由来のひとつは、BUNA(橅)と Coil を合わせたものです。
製品には、ランプ、ティッシュボックスなどのインテリアグッズ、スツールとテーブル、うつわ・トレイ・小皿などのテーブルウェア、スピーカーがあります。
製法の工程はブナコの製法の説明に写真つきでまとめられています。
模様で選ぶ:こぎん刺し・南部裂織・津軽塗
布や漆の模様に目を向けるなら、青森県の伝統工芸から 3 つが候補になります。
こぎん刺し
こぎん刺しは、麻の布地に木綿で刺子を施したことから生まれた青森県伝統工芸品です。
青森県観光物産館アスパムの2階には、津軽こぎん刺しの製作実演コーナーがあります。
南部裂織
南部裂織は、着古した着物や布を再生する機織りの一技法として生まれました。
青森県は、細く裂いた布を横糸に、木綿糸を縦糸にして織った裂織の特徴を、カラフルな色移りと複雑な機上げとしています。
県の伝統工芸品の一覧では、アスパム2階の machicotoba 内にある「さきおりCHICKA」が製造者の一つです。
津軽塗
津軽塗は国の指定を受けた県内唯一の「伝統的工芸品」で、青森県は代表格の唐塗のほかにも多彩な紋様があるとしています。
こぎん刺しや津軽塗の成り立ちと製造者の地域はお土産の選び方の基本の工芸品の表にまとめています。
作り手の店と見られる場所
| 場所 | 所在地 | 営業時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 津軽びいどろ 青森直営ショップ | 青森市富田4丁目29-13 | 9:00〜16:00 | 津軽びいどろの製品。工場見学は事前の予約が必要 |
| 青森県観光物産館アスパム | 青森市安方1-1-40 | 4〜10月8:30〜19:00、11〜3月8:30〜18:00(店舗・季節により異なる) | 2階に津軽こぎん刺しの製作実演コーナーがあり、南部裂織の製造者さきおりCHICKAも2階にある |
| BUNACO Showroom BLESS | 弘前市土手町100-1 もりやビル2F | 10:30〜18:00(日曜日・月曜日は休業) | BUNACO の製品 |
| ブナコ西目屋工場のミニショップ | 中津軽郡西目屋村大字田代字稲元196 | 10:00〜15:30(工場営業日のみ) | BUNACO の製品。工場見学付きの製作体験もある(予約優先) |
ブナコ株式会社は、大型連休などで営業日が変わる場合があるとしています。津軽びいどろの直営ショップの休業日は、公式サイトのお知らせで確かめてください。
弘前市の本社工場は見学を受け入れていないので、工場を見たいときは西目屋工場の自由見学DAYや製作体験を調べてください。
食べ物や雑貨のお土産もあわせて探すなら
ねぶたデザインのりんごジュースや、りんごのお菓子は相手別のおすすめと定番のお菓子とおつまみで紹介しています。
見た目のかわいさで選ぶならかわいいお土産、工芸品や雑貨をさらに探すなら食べ物以外のお土産の探し方も参考にしてください。
※津軽びいどろは北洋硝子の公式サイト、BUNACO はブナコ株式会社の公式サイトと青森県の伝統工芸品の一覧、こぎん刺し・南部裂織・津軽塗は青森県「青森県の文化(伝統工芸)」と「青森県の伝統工芸品及び伝統工芸士(一覧)」(令和7年12月現在)、アスパムは「Amazing AOMORI」の施設案内をもとに、2026年10月時点でまとめています。商品の内容や営業時間は変わることがあるので、出かける前にご確認ください。



