485系は、国鉄時代の1968年に登場した電車で、青森では特急「白鳥」「つがる」に使われました。この記事では、JR東日本の発表資料に載っている485系の両数と定員を表にまとめ、「つがる」でE751系に替わった時期と2つの形式の違い、「白鳥」の運転が終わるまでの流れを整理します。
青森を走った485系の特急の両数と定員
JR東日本の発表資料で確かめられた、青森を走った485系の特急の両数と定員は次のとおりです。
| 資料の時点 | 列車と区間 | 形式 | 両数と定員 |
|---|---|---|---|
| 2002年12月1日のダイヤ改正 | 特急「つがる」(八戸~弘前・八戸~青森、E751系と併用)、特急「白鳥」(八戸~函館) | 485系 | 6両、380名 |
| 2011年4月22日まで | 特急「つがる」(秋田~青森・大館~青森) | 485系3000代 | 4両編成(2M2T)、252名(グリーン車16名・普通車236名) |
号車ごとの並び(グリーン車・指定席・自由席が何号車か)は、一次資料で確かめられなかったため、この記事では書いていません。
東北新幹線の八戸開業で生まれた「つがる」と「白鳥」
2002年12月1日のダイヤ改正で、東北新幹線が八戸まで開業し、それまでの特急「はつかり」に替えて、特急「つがる」が八戸~弘前間に1日5.5往復、八戸~青森間に3往復、特急「スーパー白鳥」「白鳥」が八戸~函館間に1日8.5往復新設されました。新幹線と結ぶこれらの特急は、すべて青森駅に停車しました。
JR東日本の発表資料では、このとき使う車両を次のように示しています。
| 列車 | 形式 | 両数と定員 |
|---|---|---|
| 「つがる」 | E751系 | 6両、394名 |
| 「つがる」「白鳥」 | 485系 | 6両、380名 |
| 「スーパー白鳥」 | 789系(新型車両) | 5両、277名 |
「つがる」にはE751系と485系の2つの形式が使われました。E751系は、2000年3月11日に盛岡~青森間の特急「スーパーはつかり」として走り始めた、JR東日本として初めての交流専用特急電車です。
「つがる」の485系3000代とE751系の違い
2010年12月4日に東北新幹線が新青森まで延びるダイヤ改正で、JR東日本は特急「つがる」を青森~秋田間に1日4往復運転するとしました。
JR東日本秋田支社は、奥羽本線秋田~青森間の特急「つがる」の485系に代えて、2011年4月23日から全列車にE751系を使うと発表しました。「つがる」の485系3000代の運転は2011年4月22日まででした。導入したE751系は、2010年12月3日まで八戸~弘前間の特急「つがる」に使っていた車両で、4両に変更して12両(4両×3編成)を入れました。
発表資料に載っている2つの形式の違いは次のとおりです。
| 項目 | 485系3000代 | E751系 |
|---|---|---|
| 編成 | 4両編成(2M2T) | 4両編成(2M2T) |
| 定員 | 252名(グリーン車16名・普通車236名) | 250名(グリーン車16名・普通車234名) |
| 車体 | 鋼製 | アルミニウム合金製 |
| 制御方式 | 抵抗制御(直並列組合せ・弱界磁制御) | VVVFインバータ制御 |
| シートピッチ | グリーン車1160mm・普通車910mm | グリーン車1160mm・普通車910mm |
発表資料では、E751系に車いす対応トイレや多目的室を設置していると説明しています。
「白鳥」の485系が運転を終えるまで
同じ2010年12月のダイヤ改正で、JR東日本は特急「スーパー白鳥」「白鳥」を新青森~函館間に1日10往復運転するとしました。
北海道新聞は2015年10月8日、新青森~函館間の特急「白鳥」に使われている485系が、2016年3月の北海道新幹線開業に伴う「白鳥」の廃止で、特急列車の定期運用から引退すると報じました。同じ記事では、485系は北海道で初めての電車特急にも使われたと伝えています。
JR北海道とJR東日本の発表では、特急「スーパー白鳥」「白鳥」の最終運転日は2016年3月21日でした。3月22日から25日までは津軽海峡線の在来線の旅客列車が運休し、3月26日に北海道新幹線が開業しました。
いま青森から乗れる在来線の特急
JR東日本の2026年10月版の時刻表で、奥羽本線の青森発で弘前に着く特急は、平日に「つがる」42号・「スーパーつがる」2号・「つがる」44号の3本です。特急での青森から弘前までの所要時間は33~34分です。
ダイヤ改正で時刻は変わるため、乗る前にJR東日本の奥羽本線 上りの時刻表で確かめてください。普通列車や快速を含めた時刻は青森駅と弘前駅の間の列車の時刻、県内のほかの路線は県内の鉄道路線の区間と本数にまとめています。
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※この記事の内容は、JR東日本のプレスリリース「2002年12月 ダイヤ改正について」(2002年9月20日)、JR東日本「2010年12月ダイヤ改正について」(2010年9月24日)、JR東日本秋田支社「特急「つがる」へのE751系車両導入について」(2011年4月19日)、JR東日本のプレスリリース「東北線特急「スーパーはつかり」営業開始」(1999年12月17日)、JR北海道・JR東日本「北海道新幹線設備切替に伴う列車の運休について」(2015年12月18日)、北海道新聞(2015年10月8日)、JR東日本の時刻表(2026年10月版)をもとに、2026年10月20日に確認したものです。



