この記事では、7月の青森観光の行き先として、八甲田、十和田湖と奥入瀬渓流、白神山地の青池と日本海側の千畳敷海岸、下北の恐山と仏ヶ浦を取り上げます。県の観光情報サイトのモデルコースをもとに、方面ごとの回り方と移動時間、7月に開いている施設の時間、2026年7月の八甲田の登山道閉鎖など7月ならではの注意をまとめます。
7月の観光の前に知っておきたい天気
気象庁の青森(青森市)の平年値(1991〜2020年)では、7月の平均気温は21.8℃、日最高気温は26.0℃、日最低気温は18.6℃です。
東北北部の梅雨明けの平年は7月28日頃で、2026年は8月4日頃(速報値)でした。
7月の日照時間の平年値は161.4時間で、5月〜8月の中で最も短い月です。
山や海の予定には雨の日の代わりの行き先を用意し、気温や雨の詳しい値は7月の青森の気候と行事のあらましで確かめてください。
方面ごとの行き先
県の観光情報サイトには、十和田湖・青池・仏ヶ浦を回るモデルコースがあります。各コースの起点の駅と主な行き先は次のとおりです。移動時間は、あとの節でモデルコースに書かれたレンタカーの目安を示します。
| 方面 | 起点の駅 | モデルコースの主な行き先 |
|---|---|---|
| 十和田湖・奥入瀬渓流 | 八戸駅 | 道の駅奥入瀬・うたるべキャンプ場のカヌー体験・蔦温泉・奥入瀬渓流 |
| 白神山地・日本海側 | 新青森駅 | 千畳敷海岸・森の物産館キョロロ・青池 |
| 下北半島 | 七戸十和田駅 | 尻屋崎・恐山・下風呂温泉郷・仏ヶ浦 |
八甲田は2026年7月の登山道閉鎖に注意
2026年6月24日と6月29日に青森市八甲田地区でクマによる人身被害が発生し、青森森林管理署は八甲田地区への入山自粛を呼びかけました。
青森県と青森市は、八甲田地区の登山道全5路線を2026年7月1日から閉鎖し、8月1日(土)7:00から順次解除しました。
解除にあたり、県と市はクマの活動が活発になる早朝や夕方を避け、複数人で音を出しながら活動するよう求めています。
八甲田地区は十和田八幡平国立公園の特別保護地区で、山菜やキノコの採取は禁止されています。
八甲田ロープウェーは山麓駅〜山頂公園駅を約10分で結び、3月〜11月上旬は始発9:00・最終16:20、運転間隔は15分〜20分です。
風速25m/s以上や荒天のときは運休します。
山頂公園駅付近や田茂萢湿原では、アカモノやイワナシなどの高山植物が5月中旬〜8月上旬に見られます。
7月に八甲田へ行くときは、出かける前に県や市の発表で登山道の状況を確かめてください。
十和田湖と奥入瀬渓流
十和田湖は青森県と秋田県にまたがる十和田八幡平国立公園の景勝地で、遊覧船で湖上から景色を見たり、カヌーなどのアクティビティに参加したりできます。
県のモデルコース「豊かな自然で過ごす涼夏「十和田湖」」は春・夏・秋向けのコースで、ガイドが教えるカヌーを初心者でも楽しめるとしています。
このコースは、八戸駅からレンタカーで100分の道の駅奥入瀬「奥入瀬ろまんパーク」、そこから60分のうたるべキャンプ場でカヌー体験をし、40分の蔦温泉に泊まって、翌朝に奥入瀬渓流を散策します。
蔦温泉の日帰り入浴は10:00〜15:00(14:30受付終了)です。
奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出し、約14kmにわたって続く渓流で、渓流沿いに遊歩道が整備されています。
阿修羅の流れや銚子大滝などの見どころがあります。
奥入瀬渓流のレンタサイクルは4月上旬〜11月上旬に貸し出し、営業時間は9:00〜16:30です。
貸出・返却の場所は奥入瀬湧水館(焼山バス停近く)・石ヶ戸休憩所・バス子ノ口駅舎の3か所で、利用は身長143cm以上です。
予約はWEBで受け付け、当日の予約はできません。
県のモデルコースは、奥入瀬渓流のベストシーズンを5月中旬〜6月中旬の新緑の頃としています。
同じコースは、早朝に散策すると朝靄に木漏れ日が差し込む光景が見られることがあるとしています。
白神山地の青池と千畳敷海岸
県のモデルコース「心が洗われる夏の絶景「青池」」は、新青森駅からレンタカーで千畳敷海岸(85分)、森の物産館キョロロ(55分)を回り、徒歩10分で青池へ向かいます。
深浦町の千畳敷海岸の海水浴場の開設期間は7月中旬〜8月下旬(天候等により変更あり)で、監視員がいます。
千畳敷海岸はJR五能線の千畳敷駅から道路を渡ってすぐです。
千畳敷駅は無人駅で、散策できるよう15分ほど停車する列車があるので、列車で行くときは時刻表で確かめてください。
十二湖は白神山地西部のブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称で、青池は水深5メートルほどです。
十二湖エリアに入れるのは4月から11月です。
森の物産館キョロロは9:00〜16:30(季節により変動)で、12月〜3月は休業します。
十二湖の森のセラピーロードは、青池・沸壺の池コースが2.5時間です。
下北半島の恐山と仏ヶ浦
県のモデルコース「海から見たい絶景「仏ヶ浦」」は、七戸十和田駅からレンタカーで尻屋崎・恐山を回って下風呂温泉郷に泊まり、翌日に仏ヶ浦の定期観光船(90分)に乗ります。
尻屋崎の営業時間は5月1日〜11月30日が7:00〜16:45で、12月1日〜3月31日の冬期間は閉鎖されます。
恐山の開山期間は5月1日から10月末までで、6:00〜18:00(入山受付は16:30まで)です。
恐山の霊場内には4つの湯小屋があり、参拝者は無料で入浴できますが、混浴や男女入替もあります。
夏の恐山大祭は毎年7月20日から24日に開かれ、「イタコの口寄せ」があります。
仏ヶ浦(佐井村)は海岸沿いに約2kmにわたって白緑色の奇岩が連なります。
仏ヶ浦へ向かう船は佐井港から4月下旬〜10月下旬頃に運航し、天候・海の状況により出航できない場合があります。
陸路は駐車場から標高差100mの急な坂道が続き、遊歩道を往復で40分ほど歩くため、県のモデルコースは船での観光をすすめています。
雨の日は青森県立美術館へ
青森県立美術館は2026年7月13日に開館20周年を迎えました。
開館20周年の企画展「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙ー縄文、ケルトから、ねぶたまで」は2026年7月11日(土)〜9月27日(日)、9:30〜17:00(入館は16:30まで)で、当日券は一般1,700円です。
観光と合わせて見られる7月の祭り
7月の観光に祭りを組み込むなら、毎年の日程が決まっている行事が目安になります。
- 恐山大祭:毎年7月20日〜24日(むつ市)
- 大間町の大漁祈願祭・天妃様行列:海の日(2026年は7月20日)
- はしかみいちご煮まつり:毎年7月下旬(階上町の小舟渡海岸)
- 黒石ねぷた祭り:毎年7月30日から(2026年は8月5日まで)
2026年は、八戸七夕まつりが7月17日(金)〜19日(日)、青森安潟みなとまつりが7月17日(金)〜20日(月)でした。
青森ねぶた祭は8月の行事で、2026年は8月2日・3日の19:00から子どもねぶたと大型ねぶたが運行しました。
行事ごとの内容は7月の祭りの日程と見どころ、花火のある催しは7月のイベントと花火、8月の大きな祭りはねぶた祭の運行日程にまとめています。
まとめ
- 7月の大半は梅雨の時期で、東北北部の梅雨明けの平年は7月28日頃
- 2026年7月は八甲田地区の登山道全5路線が閉鎖されていた
- 県のモデルコースの起点は、十和田湖・奥入瀬渓流が八戸駅、青池・千畳敷海岸が新青森駅、恐山・仏ヶ浦が七戸十和田駅
- 仏ヶ浦の船は4月下旬〜10月下旬頃、恐山の開山は5月1日から10月末まで
- 青森ねぶた祭は8月で、7月に始まるのは黒石ねぷた祭り(7月30日から)
日数に合わせた方面のつなぎ方は県の公式コースを組み合わせる方法で紹介しています。出かける前に県の観光情報サイトの水辺の特集で各地の案内も確かめてください。
※気温・日照時間は気象庁の青森(青森市)の平年値(統計期間1991〜2020年)、梅雨明けは気象庁の速報値、登山道は青森県の発表、八甲田の入山自粛は林野庁の青森森林管理署、ロープウェーと高山植物は八甲田ロープウェーの公式サイト、観光地と移動時間・施設の時間は県の観光情報サイト Amazing AOMORI のモデルコースと特集、行事は同サイトのイベントページと青森ねぶた祭オフィシャルサイト、祝日は内閣府によります(2026年10月20日確認)。



