青森県の観光地は、山や湖などの自然、縄文の遺跡や城、ねぶたの展示、市場や温泉まで、県内の各地に散らばっています。この記事では、県の公式観光情報サイトの分け方にならって津軽・南部・下北の3つのエリアに分け、エリアごとの見どころと、地元のガイドと回る方法を紹介します。

青森県の観光エリア:津軽・南部・下北

青森県の公式観光情報サイト Amazing AOMORI の観光ガイドでは、県内40市町村を津軽・南部・下北の3つのエリアに分けています。

エリア市町村の数この記事で紹介する見どころがある市町村
津軽19市町村青森市、弘前市、五所川原市、つがる市、外ヶ浜町、鶴田町、田舎館村、深浦町、西目屋村、鰺ヶ沢町
南部16市町村八戸市、十和田市
下北5市町村むつ市、佐井村

津軽エリアの見どころ

津軽エリアは19市町村で、青森市・弘前市・五所川原市などが入ります。

自然:八甲田・白神山地・龍飛崎・岩木山

  • 八甲田は日本百名山の一つで、1585mの大岳を主峰とする山々の総称が八甲田連峰です。
  • 八甲田ロープウェー(青森市)は年間を通じて運行し、田茂萢岳(たもやちだけ)の山頂公園駅に着きます。
  • 白神山地は青森県と秋田県にまたがる山岳地帯で、中心部が1993年12月に屋久島とともに世界自然遺産に登録されました。Amazing AOMORI では、所在地を西目屋村・鰺ヶ沢町・深浦町としています。
  • 白神山地西部(深浦町)の十二湖は、ブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称で、コバルトブルーの青池があります。
  • 龍飛崎(外ヶ浜町)は津軽半島の最北端の岬で、西は日本海、北は津軽海峡、東は陸奥湾と三方を海に囲まれています。
  • 龍飛崎を通る国道339号には、日本で唯一の「階段国道」があります。
  • 岩木山は「津軽富士」と呼ばれる、標高1,624m(三角点)の成層火山です。
  • 鶴田町の鶴の舞橋は、岩木山の山影を湖面に映す津軽富士見湖の両岸を結ぶ、全長300mの木造の三連太鼓橋です。

歴史と文化:三内丸山遺跡・弘前城・斜陽館・神社

  • 三内丸山遺跡(青森市)は縄文時代前期〜中期(現在から約5,900〜4,200年前)の大規模な集落跡で、2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録されました。
  • 弘前公園(弘前市)の弘前城天守は、現存する日本最北端の天守で、国の重要文化財です。
  • 弘前城天守は、2025年11月24日から当面の間(数年間)内部公開を休止しています。
  • 弘前公園には約50種類、2600本程の桜が植えられ、例年4月下旬〜5月上旬に「弘前さくらまつり」が開かれます。
  • 岩木山神社(弘前市百沢)は、780年に岩木山の山頂に社殿を造営したのが起源とされ、楼門・拝殿・本殿などが国重要文化財です。
  • 太宰治記念館「斜陽館」(五所川原市金木町)は太宰治の生家で、父・津島源右衛門が明治40年(1907年)に建てました。
  • 高山稲荷神社(つがる市)には、高さ約2メートルの朱色の鳥居が並ぶ千本鳥居があります。

ねぶた・ねぷた・立佞武多と美術

  • ねぶたの家 ワ・ラッセ(青森市)のねぶたホールでは、実際に祭りに出陣したねぶた4台を展示しています。
  • 青森ねぶた祭の会期は毎年8月2日から7日です。
  • 津軽藩ねぷた村(弘前市)には高さ10mの大型ねぷたの展示があり、津軽三味線の生演奏や金魚ねぷたの絵付けなどの体験があります。
  • 立佞武多の館(五所川原市)では、高さ約23m・重さ約19トンの立佞武多を、展示室の1階から4階までの吹き抜けで見られます。
  • 青森県立美術館(青森市)は、隣の三内丸山遺跡の発掘現場から着想を得て設計されました。奈良美智の高さ8.5mの「あおもり犬」や、シャガールのバレエ「アレコ」の舞台背景画があります。
  • 田舎館村の田んぼアートは平成5年に3色の稲で始まり、現在は7色の稲を使っています。

食と温泉

  • 青森魚菜センター(古川市場、青森市)には、食事券で丼ご飯と具材を引き換える「のっけ丼」があります。
  • 浅虫温泉は青森市にある陸奥湾に面した温泉地です。

南部エリアの見どころ

南部エリアは16市町村で、八戸市・十和田市などが入ります。

自然:奥入瀬渓流・十和田湖・蔦沼・種差海岸

  • 奥入瀬渓流(十和田市奥瀬)は約14km続く渓流で、ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれています。
  • 十和田湖は外輪山に囲まれたカルデラ湖で、奥入瀬渓流の源です。周囲約46km、最深部327mで、深さは日本3位です。
  • 十和田湖の所在地は、十和田市と秋田県鹿角郡小坂町です。
  • 蔦沼(十和田市奥瀬)は蔦温泉から徒歩10分で、蔦温泉裏手から6つの沼をめぐる1周2.9kmの「沼めぐりの小路」があります。
  • 種差海岸(八戸市)は国の名勝地に指定され、三陸復興国立公園内にあります。種差天然芝生地では、波打ち際まで天然芝生が広がります。

歴史・美術・市場

  • 櫛引八幡宮(八戸市)は南部一之宮で、国宝館に国宝の赤糸威鎧・白糸威褄取鎧などを収蔵・展示しています。
  • 十和田市現代美術館は、草間彌生やロン・ミュエクなどの作品を常設展示しています。官庁街通り全体をひとつの美術館に見立てるプロジェクト「Arts Towada」の一環です。
  • 八食センター(八戸市)は全長170メートルに約70店の専門店が並び、購入した魚介類や肉をその場で炭火焼きできる「七厘村」があります。

下北エリアの見どころ

下北エリアは、むつ市・大間町・東通村・風間浦村・佐井村の5市町村です。

  • 恐山(むつ市)は比叡山・高野山とともに日本三大霊山といわれ、恐山菩提寺の創建は862年と伝えられます。
  • 恐山の霊場には極楽浜や地獄谷があります。開山は毎年5月1日〜10月31日です。
  • 仏ヶ浦(佐井村)には緑色凝灰岩の奇岩が並び、一つ仏・如来の首岩・五百羅漢などの名がついています。

エリアごとに地元のガイドと回る

Amazing AOMORI の観光ガイドのページには、各エリアで観光客を案内するガイド団体やツアーが載っています。この記事で紹介した市町村で活動するものを、エリアごとに並べました。

エリアガイド・ツアー案内の内容申し込み
津軽ねぶたガイド隊青森市のねぶたラッセランドで、ねぶたの制作風景を見学しながら案内する無料ガイド(7月1日〜8月6日、所要20〜30分)予約不要(事前予約も可)
津軽一般社団法人 三内丸山応援隊三内丸山遺跡の遺跡案内(無料、所要50分、定時出発)と有料の体験学習個人は申込不要
津軽弘前観光ボランティアガイドの会弘前城、城下町の街並み、明治・大正時代の洋館(1,000円〜、約2時間)3日前までに予約システムか電話
南部十和田湖自然ガイドクラブ早朝6:00〜7:00の十和田湖畔の散策(4月下旬から11月上旬、500円、小学生以下無料)申込不要
南部市民ガイド八戸協会城下町として栄えた八戸市中心部の街あるきなど(1人1,200円)電話かメール
下北ぐるりんしもきた号地元ガイドが同行して下北半島の観光スポットを巡る観光ルートバス(25,000円、交通費・昼食代・入場料・乗船料・入浴料込み)完全予約制、出発日の7日前まで
下北一般社団法人くるくる佐井村佐井村のまち歩きと旧三上家住宅の見学(1,000円、1時間半〜2時間)ホームページ・電話・窓口

弘前観光ボランティアガイドの会は、弘前さくらまつり・弘前ねぷたまつり・弘前城菊と紅葉まつりの期間中、弘前公園内のガイド詰所テントで無料のガイドを行います(予約はできません)。

十和田湖自然ガイドクラブの集合場所は、月曜日以外は「十和田湖観光交流センター“ぷらっと”」、月曜日は「ホテル十和田荘」で、火曜日・水曜日は休みです。

ぐるりんしもきた号の運行予定は、春コースが5月1日〜5日、夏コースが5月下旬〜8月、秋コースが9月〜10月です(運休する場合があります)。

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※エリアの分け方、見どころ、ガイドの内容と料金は、Amazing AOMORI の観光ガイドとスポット一覧から各ページ、三内丸山遺跡センター、気象庁の岩木山、青森県の文化財の解説(十和田湖および奥入瀬渓流、仏宇多)、青森ねぶた祭オフィシャルサイトで2026年10月19日〜20日に確認した内容です。期間・料金・運行は変わることがあるので、出かける前に各施設やガイド団体の公式情報で確かめてください。