青森県から苫小牧へフェリーで渡るときは、青森港ではなく八戸港からシルバーフェリーに乗ります。
この記事では、八戸~苫小牧の時刻と乗り場、乗船の手続き、青森港から出る室蘭行き・函館行きとの比べ方をまとめます。
航路と時刻は各社の公式サイト、青森港・八戸港のフェリー航路は青森県の資料で、2026年10月19日に確かめました。
青森県から北海道へ渡るフェリー航路
| 航路(会社) | 青森県側の港 | 所要時間と便数の目安 |
|---|---|---|
| 八戸~苫小牧(シルバーフェリー) | 八戸港フェリーターミナル | 約8時間、八戸・苫小牧から毎日4便 |
| 青森~室蘭(津軽海峡フェリー) | 青森フェリーターミナル | 約7時間、通常ダイヤで1日1往復 |
| 青森~函館(津軽海峡フェリー) | 青森フェリーターミナル | おおむね3時間40分、通常ダイヤで1日6往復 |
| 青森~函館(青函フェリー) | 青森港 | 3時間50分~4時間、1日8往復 |
青森県の資料(令和5年度の事業計画)では、青森港のフェリー埠頭を使う船会社は津軽海峡フェリーと青函フェリーの2社で、航路はどちらも青森~函館です。
同じ資料で八戸港を使うのは、川崎近海汽船の八戸~苫小牧航路です。
津軽海峡フェリーの室蘭~青森航路は、現行の時刻表に載っていますが、令和5年度の県の資料にはありません。
青森港から苫小牧へ向かう定期フェリーは各社の航路案内に無く、県内から苫小牧へ渡る船は八戸港のシルバーフェリーです。
八戸~苫小牧のシルバーフェリー
シルバーフェリー(川崎近海汽船)は八戸と苫小牧を約8時間で結び、八戸・苫小牧から毎日4便ずつ出ています。
船はシルバープリンセス・シルバーティアラ・シルバーブリーズ・シルバーエイトです。
時刻(2026年10月時点)
| 八戸発 | 苫小牧着 | 苫小牧発 | 八戸着 |
|---|---|---|---|
| 8:45 | 16:00 | 5:00 | 13:30 |
| 13:00 | 20:15 | 9:30 | 18:00 |
| 17:30 | 翌1:30 | 21:15 | 翌4:45 |
| 22:00 | 翌6:00 | 23:59 | 翌7:30 |
時刻は変わることがあるので、乗る前にシルバーフェリーの公式サイトの時刻表で確かめてください。
八戸港フェリーターミナルへの行き方
八戸港フェリーターミナルは青森県八戸市大字河原木字海岸25にあり、ターミナルビルは4:00~22:00に開いています。
車では八戸ICから約20分、青森市街地からは約100分が目安です。
鉄道で向かうときは、JR八戸駅からタクシーで約20分、JR本八戸駅からタクシーで約15分です。
JR本八戸駅からはシルバーフェリーシャトルバス(南部バス)も出ていて、ターミナルまで約20分です。
ターミナル行きのシャトルバスは朝と夜の2便で、本八戸駅を7:30と20:50に出てターミナルに7:55と21:10に着き、夜の便は八戸駅前(20:25発)からも乗れます(2026年10月19日時点)。
青森駅から八戸駅までは、青い森鉄道線(目時~青森間)でつながっています。
実際の所要時間は交通状況で変わるので、時間に余裕をもって向かいます。
八戸で船を待つ間に寄れる場所は八戸の見どころで紹介しています。
苫小牧西港フェリーターミナルに着いてから
苫小牧側の港は苫小牧西港フェリーターミナル(苫小牧市入船町1丁目2番34号)で、ターミナルビルは24時間・365日開いています。
JR苫小牧駅からターミナルまでは、タクシーで約15分、道南バスで約20分が目安です。
JR札幌駅からは北海道中央バスで約100分、車では札幌市街地から約100分、道央自動車道の苫小牧東ICから約20分です。
乗船の手続き
事前に予約しておくと、乗船当日は自動発券機で乗船券を発行できます。
予約していない人、予約内容を変える人、ペットを連れて予約した人、身体障害者手帳を示す人、年度内に初めて乗る15歳以上の学生などは、窓口で発券します。
徒歩で乗る人は、発券したチケットを持って舷門係に申し出ます。
車で乗る人は出港90分前までに指定の待機場所へ行って車の中で待ち、同乗者はターミナル内で待ちます。
予約せずに車で乗るときは、窓口で車検証を示します。
オートバイなどの二輪車は、船内で固定する作業に時間がかかるため、出港90分前までに乗船手続きを済ませます。
ペットを連れて乗るとき
シルバーフェリーで客室に連れて入れるペットは小型の犬・猫だけで、鳥・ハムスター・ウサギ・蛇などは車両内に残します。
部屋の備え付けのケージやケージ室に入る大きさの小型の犬・猫は、1等ペット同伴室(電話予約)か、ペットルーム(ケージ室、電話・インターネット予約、利用料なし)を使えます。
ペットを車内に残す場合は出港90分前までに乗船手続きを済ませ、航海中は車両甲板に入れないので様子を見に行けません。
ペットを連れて乗るときは、乗船手続きの際に窓口で念書を出します。
青森~函館のフェリーでの扱いは犬と一緒にフェリーに乗る手順と犬や猫を連れて海を渡るときの準備にまとめています。
青森港から出る室蘭行き・函館行き
室蘭~青森(津軽海峡フェリー)
青森港から函館以外へ向かう便は、津軽海峡フェリーの室蘭~青森航路です。
通常ダイヤは1日1往復で、青森10:40発→室蘭17:25着、室蘭20:50発→青森翌3:50着です(2026年10月時点)。
室蘭と青森を約7時間で結び、運航船はブルーグレイスで、わんこ対応船になっています。
年末年始の運休表では、青森10:40発の便は2026年12月30日~2027年1月4日が休みです。
青森フェリーターミナルは青森市沖館2丁目12番1号、室蘭フェリーターミナルは北海道室蘭市入江町1番地50にあります。
函館行き(津軽海峡フェリー・青函フェリー)
青森~函館は、津軽海峡フェリーが通常ダイヤで1日6往復(おおむね3時間40分)、青函フェリーが1日8往復(3時間50分~4時間)です。
函館行きの2社の便数と乗り場は函館行きフェリー2社の乗り場と便数、車で乗るときの手続きは車ごと函館へ渡るときの手順で紹介しています。
フェリーと新幹線での函館への渡り方は函館へのフェリーと新幹線の比べ方、新幹線で行くときの乗り継ぎは新青森駅から函館駅までの乗り継ぎにまとめています。
苫小牧方面へ渡るときの選び方
苫小牧で降りたいときに使える航路は、八戸港から乗るシルバーフェリーです。
青森港から乗る場合は、室蘭行き(約7時間、1日1往復)か函館行き(3時間35分~4時間)になります。
夜に出る便では、八戸発22:00の便が苫小牧に翌6:00に着きます。
北海道からの帰りに室蘭から乗る場合は、室蘭発20:50の便が青森に翌3:50に着きます。
飛行機も含めて比べるときは、青森空港から出ている便の行き先と便数を見てください。
この記事で取り上げなかったこと
旧版は「青森・苫小牧間のフェリー」を前提に、所要時間を約5〜6時間、便数を1日数往復と書いていましたが、青森港から苫小牧へ向かう定期フェリーはなく、八戸~苫小牧は約8時間・毎日4便です。
旧版にあった、手続きにかかる時間、予約の時期、船内の設備、身分証明書が要る場面、乗船後のアンケートなどの一般論は、一次情報で確かめられなかったので書いていません。
青森駅~八戸駅の所要時間と本数、室蘭や函館から苫小牧までの陸路の所要時間は確かめていないので書いていません。
運賃・料金は改定で変わるので、この記事には書いていません。
※八戸~苫小牧の時刻・所要時間・ターミナル・乗船手続き・ペットの決まりはシルバーフェリーの公式サイト(航路・時刻、乗船案内、よくある質問)、室蘭~青森・函館~青森の時刻とターミナルは津軽海峡フェリーの公式サイト、青函フェリーの時刻は青函フェリーの公式サイト、青森港・八戸港のフェリー航路は青森県の「公益財団法人青森県フェリー埠頭公社経営状況説明書」(令和5年7月)、青い森鉄道線は青い森鉄道の公式サイトをもとに、2026年10月19日に確かめました。



