青森から函館へ渡る方法には、青森港から出るフェリー2社と、新青森駅から出る北海道新幹線があります。
この記事では、3つの方法の乗り場・所要時間・本数を比べ、函館に着いてから回る函館山・五稜郭・ベイエリア・函館朝市・湯の川温泉の場所と行き方をまとめます。
フェリーは津軽海峡フェリーと青函フェリーの公式サイト、新幹線はJR北海道、函館の観光地は函館市公式観光情報サイト「はこぶら」と施設の公式サイトで、2026年10月19日に確かめました。
青森から函館へ渡る3つの方法
| 方法 | 青森側の乗り場 | 函館側の着く場所 | 所要時間 | 本数 |
|---|---|---|---|---|
| 津軽海峡フェリー | 青森フェリーターミナル(青森市沖館2丁目12番1号) | 函館フェリーターミナル(函館市港町3丁目19番2号) | 3時間35分~3時間45分 | 1日6往復(通常ダイヤ) |
| 青函フェリー | 青森港 | 函館港 | 3時間50分~4時間(4:30発と8:10発は4時間) | 1日8往復 |
| 北海道新幹線とはこだてライナー | 新青森駅 | 新函館北斗駅で乗り継いで函館駅 | 新青森~新函館北斗は最速57分 | 新幹線13往復、はこだてライナー16往復 |
北海道新幹線は青森駅ではなく新青森駅から出て、函館駅ではなく新函館北斗駅に着きます。
新函館北斗駅から函館駅へはアクセス列車「はこだてライナー」に乗り継ぎ、JR北海道はすべての新幹線と接続を図っていると案内しています。
はこぶらのアクセスのページ(2026年2月現在)では、新幹線とはこだてライナーを使って新青森から函館まで約1時間30分~、青森から函館までのJR利用は約2時間としています。
新幹線の乗り継ぎの手順は新幹線で函館へ行くときの乗り継ぎで扱います。
フェリーと新幹線の選び方
函館の中心部(函館駅)に早く着きたいときは、新青森から函館まで約1時間30分~の新幹線が向いています。
フェリーは2社とも夜中や早朝にも出航していて、2026年10月時点の時刻表では、津軽海峡フェリーは青森発2:30と22:25、青函フェリーは青森発2:00と23:30の便があります。
車で渡るときはフェリーを使い、津軽海峡フェリーの函館~青森航路の船は乗用車なら230台を積めます。
犬を連れて渡るとき、津軽海峡フェリーは全船舶に「わんこ対応施設」を備えています。
青函フェリーでは、ペットは車で利用する場合だけ乗船でき、航海中は車の中で待機となり、徒歩で乗る場合はペットを連れて乗船できません。
犬と乗るときの手順は犬と津軽海峡フェリーに乗る手順、犬以外のペットの扱いはペット連れで海を渡る準備、車での乗船は車でフェリーに乗るときの手続きで扱います。
フェリーの時刻(2026年10月時点)
| 会社 | 青森発 | 函館発 |
|---|---|---|
| 津軽海峡フェリー(通常ダイヤ) | 2:30・6:25・10:15・14:20・17:15・22:25 | 3:20・7:40・12:30・17:30・20:15・22:05 |
| 青函フェリー | 2:00・4:30・8:10・11:35・14:35・18:00・20:30・23:30 | 2:00・4:30・8:10・11:35・14:35・18:00・20:30・23:30 |
津軽海峡フェリーの通常ダイヤの期間は、9月17日~12月29日、2027年1月5日~1月13日、2月28日~です。
津軽海峡フェリーは年末年始(2026年12月29日~2027年1月5日)に運休する便があり、船体整備のための運休やダイヤの変更もあります。
2社の運賃、予約と乗船手続き、乗り場はフェリー2社の便数・運賃・乗り場の比較、便ごとの乗船時間と駅からターミナルまでの時間は駅から駅までにかかる時間の目安にまとめています。
函館に着いてから回る観光地
| 観光地 | 所在地 | 最寄りの電停などからの行き方 |
|---|---|---|
| 函館山ロープウェイ(山麓駅) | 函館市元町19-7 | 市電「十字街」電停下車徒歩10分 |
| 五稜郭公園(特別史跡五稜郭跡) | 函館市五稜郭町44 | 市電「五稜郭公園前」電停下車徒歩15分 |
| 金森赤レンガ倉庫 | 函館市末広町14-12 | 市電「十字街」電停下車徒歩5分 |
| 函館ハリストス正教会 | 函館市元町3-13 | 市電「十字街」電停下車徒歩10分 |
| 函館市青函連絡船記念館摩周丸 | 函館市若松町12番地先 | 市電「函館駅前」電停下車徒歩5分 |
| 函館朝市 | 事務局は函館市若松町9-19 | 函館駅から徒歩約1分 |
函館山
はこぶらは函館山展望台を、函館市と近郊を一望できる展望台で、両側を海に囲まれた地形が演出する眺望、特に夜景が満喫できると紹介しています。
山頂は風が強く、冬以外でも寒さ対策が必要です。
函館山ロープウェイは通年運行で、山麓駅と山頂駅の間を3分で結び、5代目のゴンドラの定員は125名です。
荒天時や定期点検に伴う運休があります。
五稜郭
特別史跡五稜郭跡(五稜郭公園)は国の特別史跡に指定されている星形の城郭で、戊辰戦争最後の戦いである「箱館戦争」の舞台です。
はこぶらは、春は道南有数の桜の名所で、冬は凍った堀がイルミネーションで彩られると紹介しています。
隣接する五稜郭タワーは展望フロアから星形を見下ろすことができ、展望2階の高さは地上90メートルです。
はこぶらは、JR五稜郭駅からは公共交通の便が悪いため、JR函館駅から市電やバスを使うよう勧めています。
ベイエリアと元町
金森赤レンガ倉庫はベイエリアに建つ1909(明治42)年建築の倉庫で、1988年からショッピングモール・ビアホール・イベントホールなどとして営業しています。
函館ハリストス正教会は白壁と緑屋根の歴史的建造物で、現存する聖堂は1916年に建てられました。
函館市青函連絡船記念館摩周丸は、青函連絡船として就航していた「摩周丸」を使った博物館船で、操舵室や無線通信室などを現役当時のままの形で見学できます。
摩周丸は、船舶検査や修繕工事などで臨時休館することがあります。
函館朝市
函館朝市の公式サイトでは、営業時間は1月~4月が6:00~14:00過ぎ、5月~12月が5:00~14:00過ぎで、年中無休ですが、いずれも店舗ごとに異なります。
北海道の公式観光サイト「HOKKAIDO LOVE!」は、函館朝市を約250店舗が集まる市場として紹介し、1945(昭和20)年に近隣の農家が野菜の立ち売りを始めたことが始まりだと書いています。
同じページでは、駅二市場で「活いか釣堀」を体験できると紹介しています。
湯の川温泉
函館湯の川温泉旅館協同組合は、湯の川温泉を函館空港から車で5分、新函館北斗駅から約45分の温泉街として紹介しています(新函館北斗駅からの交通手段は書かれていません)。
はこぶらのアクセスのページでは、函館空港から市の中心部まではシャトルバスで約20分です。
青森側で出発前に寄れる場所
ねぶたの家 ワ・ラッセ(青森市文化観光交流施設)は青森市安方1丁目1-1にあり、JR青森駅より徒歩1分です。
1階のねぶたホールに実際にお祭りに出陣したねぶた4台を展示し、2階のねぶたミュージアムでねぶた祭の起源や歴史を紹介しています。
営業時間は5月〜8月が9:00〜19:00(最終入場18:30)、9月〜4月が9:00〜18:00(最終入場17:30)です。
新幹線で渡るときは、新青森駅1階のあおもり旬味館に、青森ならではのグルメやお土産・特産物のお店が集まっています。
あおもり旬味館の営業時間は9:00-19:00(一部店舗により異なる)です。
青森駅の近くで名物と観光地を合わせて回る方法は青森駅周辺などで名物と観光地を組み合わせる回り方で紹介しています。
青森港から函館以外へ渡るとき
青森港からは、津軽海峡フェリーの室蘭~青森航路も1日1往復(青森10:40発→室蘭17:25着)しています。
苫小牧へは青森港からの定期フェリーがなく、八戸港からシルバーフェリーが約8時間で結んでいます。
室蘭・苫小牧方面への渡り方は苫小牧・室蘭方面へ船で渡る方法で扱います。
この記事で取り上げなかったこと
旧版は、函館へのフェリーが大型船と高速船に分かれていると書いていましたが、2026年10月時点の津軽海峡フェリーと青函フェリーの時刻表に高速船はないので、その記述は削りました。
旧版にあった、季節ごとの服装、宿の選び方、夜景ツアーの種類、旅程の組み方などの一般論は、一次情報で確かめられなかったので書いていません。
運賃は改定で変わるので、この記事には書いていません。
※フェリーの時刻・所要時間・ペットの規則は津軽海峡フェリーと青函フェリーの公式サイト、新幹線の本数と所要時間はJR北海道、函館の観光地とアクセスは函館市公式観光情報サイト「はこぶら」(アクセスのデータは2026年2月現在)、函館朝市は公式サイトとHOKKAIDO LOVE!、湯の川温泉は函館湯の川温泉旅館協同組合、青森港の航路は青森県の資料(令和5年度の事業計画)と各社の航路案内をもとに、2026年10月19日に確かめました。時刻はダイヤ改正や季節のダイヤで変わるので、乗る前に各社の公式の時刻表で確かめてください。



