青森県野辺地町を観光で訪ねる人に向けて、町の位置と行き方、北前船の湊町の名残、祇園まつり、資料館、特産のホタテ・トゲクリガニ・葉つきこかぶと買える場所の順に、野辺地町・青森県・野辺地町観光協会の公式情報をまとめました。営業時間と休みも施設ごとに載せています。

野辺地町の位置と規模

野辺地町は、陸奥湾の最奥部、下北半島の付け根に位置しています。

町の概要は、町の位置を青森県北部の下北半島と夏泊半島に挟まれた、むつ湾に沿った湾入域としています。

北をむつ湾に面し、南に八甲田連峰の山麓を背負っています。

東南は東北町、東北は横浜町と六ヶ所村、西は平内町と接し、県庁所在地の青森市までは車で1時間ほどです。

町の区域は南北15.8km、東西18.5kmで、総面積は81.68平方キロメートルです。

住民基本台帳の人口は、2026年9月30日現在で11,308人(世帯数6,167)です。

陸奥湾と半島の地形は県の海と山の形の記事で確かめられます。

野辺地への行き方

野辺地駅には青い森鉄道とJR大湊線が通り、町は青森・八戸まで青い森鉄道でそれぞれ約45分、むつまでJR大湊線で約50分と案内しています。

東北新幹線を使うときは、町は七戸十和田駅から車で約20分と案内しています。

バスは青森駅から下北交通バスで約1時間20分、飛行機は三沢空港からバスで三沢駅(約15分)に出て、野辺地へ向かう経路が案内されています。

車では、町は東北自動車道の青森中央IC・青森自動車道の青森東ICから国道4号で約1時間、八戸自動車道の八戸ICから国道45号・4号で約1時間30分と案内しています。

町を通る下北半島縦貫道路は、むつ市を起点に七戸町で東北縦貫自動車道八戸線とつながる延長約70kmの高規格道路で、2026年3月現在で42.5kmが供用されています。

県内の鉄道の区間と本数は青森県内の鉄道の路線の記事にまとめています。

野辺地駅に隣接する野辺地町観光物産PRセンターは、町と上北・下北地域、青森県全域の観光情報を扱う観光案内所で、営業時間は9時〜19時30分(売店は9時〜17時)、休みは年末年始です。

PRセンターでは4月〜11月中旬にレンタサイクル(5台)を貸し出しています。

北前船の湊町の名残

野辺地には延宝年間(1673〜1680年)から明治の初年にかけて千石船が往来し、日本海沿岸の港や大阪・函館などと盛んに交易して、南部藩有数の商港として栄えました。

町制の施行は明治30年(1897年)8月28日です。

平成30年(2018年)5月24日には、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」に野辺地町が追加認定されました。

常夜燈

浜町の常夜燈(町指定史跡)は、夜間に航行する船が安全に出入りできるよう、1827年(文政10年)に野辺地の廻船問屋野村治三郎が建てたものです。

復元北前型弁才船「みちのく丸」

常夜燈公園の横には、日本古来の和船の建造技術と歴史を後世に伝えるために船大工16名が建造した復元北前型弁才船「みちのく丸」が陸揚げされています。

みちのく丸は平成17年(2005年)に完成し、平成26年(2014年)に野辺地町へ譲渡されました。

船内見学会は老朽化のため中止されており、見学できるのは外観だけです。

野辺地戦争戦死者の墓所

1868年(明治元年)には、盛岡藩・八戸藩の南部軍と、弘前藩・黒石藩の津軽軍が野辺地で交戦し、津軽軍29名、南部軍6名が戦死しました。

野辺地戦争戦死者の墓所は県の史跡で、墓石の4基には津軽軍兵士27名の名前が刻まれています。

のへじ祇園まつりと町の行事

のへじ祇園まつり(文化財名:野辺地の山車行事)は、日本遺産の構成文化財で、町指定の無形民俗文化財です。

町の総鎮守・野辺地八幡宮の例祭に行われる山車行事で、北前船により上方から伝わったとされています。

山車行列は、1台の船山車と数台の風流山車で構成されます。

町は、8月の中旬に4日間行われる町最大の祭りと紹介しています。

初日は長さ11m・重さ400貫の大しめ縄を八幡宮に奉納する「しめあげ」、2日目と4日目は山車の合同運行、3日目は船のパレード「海上渡御」です。

2026年は8月20日(木)から23日(日)に開かれ、今年の日程は終わっています。次の年の日程は、町と観光協会の発表で確かめてください。

春は愛宕公園で、のへじ春まつりの夜桜が常夜燈を模った灯篭でライトアップされます。

夏には同じ愛宕公園で「のへじイルミネーション光物語」が8月上旬から下旬まで開かれます。

野辺地町の四季の自然と山歩きは同じ町の自然を扱う記事で紹介しています。

野辺地町立歴史民俗資料館

野辺地町立歴史民俗資料館は、町の歴史と生活文化の移り変わりを示す資料を集めて展示する施設です。

考古資料のほか、日本遺産の構成文化財をはじめとした北前船の寄港地として栄えた頃の品々や、藩政時代の資料を展示しています。

町の国指定重要文化財には、向田遺跡から出土した縄文時代前期の木製鉢「赤漆塗木鉢」と、ひとり立ちする土偶「板状立脚土偶」があります。

開館時間は9時〜16時で、休館日は月曜日(祝日の場合はその翌日も)・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)です。

入館料は一般210円、高校生・大学生100円、小学生・中学生は無料です。

令和7年(2025年)12月8日の地震で展示資料が被害を受け、12月9日から15日まで臨時休館しました。

野辺地の特産:ホタテ・トゲクリガニ・葉つきこかぶ

町は特産品として、活ホタテ・トゲクリガニ・葉つきこかぶを挙げています。

「ぢまきほたて」は陸奥湾の海底に稚貝を直接まいて育てる野辺地特産のホタテで、平成19年に商標登録されました。

トゲクリガニの旬は4月から6月で、県内の桜の見頃と重なることから、青森では「花見ガニ」「桜ガニ」とも呼ばれます。

トゲクリガニは毛ガニと同じく、茹でて食べるのが一般的です。

野辺地葉つきこかぶは、海から吹き付ける冷たい偏東風・ヤマセの影響で夏でも冷涼な気候を生かして作られています。

平成24年には「野辺地葉つきこかぶ」として地域団体商標の登録を取得しました。

県内のほかの特産品はりんごやホタテなど県の名産の記事で紹介しています。

特産を買う・食べる場所

のへじ活き活き常夜燈市場

のへじ活き活き常夜燈市場は常夜燈公園の横にある産直施設で、2022年12月にイートインスペースを設けてリニューアルオープンしました。

直売所では、活ホタテや、その日に水揚げされた野辺地漁港の鮮魚、県内の鮮魚、北前船寄港地の特産品を扱っています。

イートインでは、県内で獲れた魚を使う「北前丼」と、野辺地産の活ホタテを使う「活ホタテ丼」とあら汁を出しています。

直売所の営業は7時〜17時で、イートインは朝食7時〜8時30分、ランチ11時〜13時30分、カフェ14時〜17時です。

定休日は毎週水曜日で、駐車場は200台まで止められます。

野辺地町観光物産PRセンター

駅に隣接するPRセンターには物産販売コーナーがあり、野辺地町のお土産を買えます。

軽食と休憩のコーナーもあります。

八戸まで足を延ばすときは、八戸市の見どころと行き方の記事も参考にしてください。

町の位置・面積・歴史は野辺地町の町の概要と多言語の紹介ページ、人口と行き方は交通アクセス、下北半島縦貫道路は青森県の下北半島縦貫道路のページによります。

史跡と祭りは野辺地町の常夜燈・野辺地戦争戦死者の墓所・日本遺産・みちのく丸の船内見学会のページ、野辺地町観光協会のみちのく丸のページ、野辺地町の野辺地の山車行事・のへじ祇園まつり・のへじ春まつりのページと、野辺地町観光協会の2026年の祇園まつりのお知らせによります。

資料館は野辺地町観光協会の歴史民俗資料館のページと野辺地町の臨時休館のお知らせ、特産は観光協会の特産品のページと青森県の葉つきこかぶの事例の資料、買える場所は野辺地町ののへじ活き活き常夜燈市場と観光物産PRセンターのページによります。

いずれも2026年10月20日に確認しました。営業時間や休みは変わることがあるので、出かける前に各施設の案内を確かめてください。