この記事の数値は、特に断りがない限り、気象庁の青森(青森地方気象台、青森市)の平年値(統計期間1991~2020年)です。平年値は30年間の平均なので、その年・その日の天気とは違うことがあります。

月ごとの雨と雪の日数・積雪

青森の日降水量1.0mm以上の日数の平年値は年162.4日で、1月が21.9日、12月が21.2日と多く、6月が8.3日で最も少なくなります。

雪日数の平年値は11月から4月に多く、1月は29.6日、12月と2月は26日ほどです。5月から9月の雪日数は0.0日で、10月は0.2日です。

次の表は、雪の日の多い11月から4月の平年値です。最深積雪は、その月のうちで積雪が最も深くなった値の平年値です。

月降水量1.0mm以上の日数雪日数降雪の深さの月合計月の最深積雪
11月16.7日10.2日23cm14cm
12月21.2日26.0日143cm51cm
1月21.9日29.6日195cm83cm
2月18.1日26.1日141cm97cm
3月14.1日22.1日64cm70cm
4月10.6日5.7日4cm9cm

降雪の深さの年合計の平年値は567cm、年の最深積雪の平年値は101cmです。最深積雪20cm以上の日数の平年値は12月11.5日、1月25.9日、2月26.6日、3月18.3日で、1月と2月は月の大半の日に20cm以上の雪が積もっています。

季節ごとの靴の選び方

12~2月:雪の上を長く歩ける靴

最深積雪50cm以上の日数の平年値は12月3.2日、1月15.0日、2月21.3日です。

冬の青森市は、乾いた晴天の多い太平洋側とは違い、1月の日照時間の平年値が48.5時間、平均相対湿度が78%です。

冬に出かけるときは、雪がしみ込まない防水の靴で、靴底の溝が深く滑りにくいものを選びます。足首より上まで覆う丈の靴なら、積もった雪の中を歩いても雪が入りにくくなります。厚手の靴下と、ぬれたときの替えの靴下もあると安心です。

11月と3・4月:初雪のあとと雪の残る時期

青森の初雪の平年値は11月8日で、11月の雪日数の平年値は10.2日、月の最深積雪は14cmです。

3月は雪日数の平年値が22.1日、月の最深積雪が70cm、最深積雪20cm以上の日数が18.3日で、まだ冬の靴が要る月です。4月は雪日数が5.7日、月の最深積雪が9cmに減ります。

11月と4月は、雪のない日と雪の日が混じります。雪の予報が出ている日は冬の靴に、そうでない日は防水のスニーカーなどに切り替えると歩きやすくなります。

5~10月:雨の日の靴

東北北部の梅雨入りの平年は6月15日頃、梅雨明けの平年は7月28日頃です。2026年は梅雨入りが6月21日頃、梅雨明けが8月3日頃でした。

日降水量1.0mm以上の日数の平年値は6月8.3日、7月9.1日、8月9.6日、9月10.3日、10月12.8日です。

雪のない時期は、防水か撥水のスニーカーや、ぬれても乾きやすい靴で足ります。梅雨の時期や秋の雨の日は、替えの靴下を持っておくと、ぬれたあとも過ごしやすくなります。

八甲田・弘前・八戸へ出かける日

八甲田の酸ケ湯(アメダス)の平年値は、降雪の深さの年合計が1706cm、月の最深積雪が2月373cm、4月325cm、5月187cmで、5月でも雪が残ります。

弘前(アメダス)の降雪の深さの年合計の平年値は679cmで青森より多く、太平洋側の八戸は年合計134cm、年の最深積雪27cmで青森より少なくなります。

春に八甲田へ向かう日は、青森市内で雪が消えていても、雪の上を歩ける靴を考えておきます。

冬道で滑りにくい靴と歩き方

青森県や青森市の冬道の歩き方の案内は見つからなかったため、ここでは北海道函館市の広報誌(2016年12月号「冬のつるつる路面の歩き方」)の助言を紹介します。

函館市の広報誌は、滑りやすい場所として次の5つを挙げています。

  • 日陰
  • 横断歩道
  • 歩道や車道の傾斜部分
  • バスや市電の乗り降りの場所
  • 建物の出入口

靴は靴底にスパイクや深い溝がたくさんあるものを選び、冬道用の靴を用意できない場合は、ゴムバンドやマジックテープで装着できる着脱式の用具が便利だとしています。

服装は毛糸の帽子や手袋を着け、リュックやポシェットで両手を自由に使える状態にし、ゆっくり余裕をもって歩くよう勧めています。

旅行で冬道用の靴を持っていないときは、手持ちの靴に付けられる着脱式の滑り止めを用意しておくと、建物に入ったときに外すこともできます。

雨具の選び方:風の強い日は傘よりフード付きの雨具

青森の月の平均風速の平年値は、12月から4月が4.1~4.3m/sで、6月から9月の3.1~3.2m/sより強めです。風速10m/s以上の日数の平年値は3月9.0日、4月9.3日と多く、8月は2.1日と少なくなります。

気象庁の「風の強さと吹き方」では、平均風速10m/s以上15m/s未満の「やや強い風」で傘がさせなくなり、15m/s以上20m/s未満の「強い風」では風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出るとしています。

瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、大気の状態が不安定な場合などは3倍以上になることがあると説明されています。

風の強い春先や冬は、傘だけに頼らず、フード付きのレインジャケットや防水の上着を用意しておくと、風の強い日にも雨や雪をしのげます。冬は、防寒着の上から羽織れる大きさの雨具か、防水の防寒着そのものを選ぶと、着替えの手間が減ります。

風の弱まる夏は、たためる傘も使いやすくなります。

出かける前に天気予報で確かめること

青森地方気象台の府県天気予報は、青森県を津軽、三八上北、下北の3区域に分け、明日までの6時間ごとの降水確率と最高・最低気温を予報します。青森市は津軽の区域です。

気象庁の降水確率は、指定された時間帯に1ミリ以上の降水がある確率で、雨の降り方や降水量の多少については何も示していません。

降水確率が低くても、雪の残る時期は足元の備えが要ります。予報の見方は青森市の天気予報の見方でくわしく扱っています。

季節ごと・用途ごとの関連記事

※この記事の数値と解説は、気象庁の過去の気象データ検索の平年値(青森・八戸の地上観測、弘前・酸ケ湯のアメダス、統計期間1991~2020年)、梅雨入りと梅雨明けの平年値と確定値、「風の強さと吹き方」、降水確率の解説、東北地方の気候~四季の天気~(冬)、青森地方気象台の業務案内と季節現象の観測、北海道函館市の広報誌(2016年12月号)をもとに、2026年10月20日に確かめたものです。月ごとの雨・雪の平年値は気象庁の青森の平年値(年・月ごとの値)で確かめられます。