青森の4泊5日を、車を使わずに電車とバスで、青森市から日本海側へ出て、五所川原と弘前を通って新青森駅へ戻る一周の行程で組みます。県の観光情報サイト(Amazing AOMORI)のモデルコース「車なしで青森市観光」「五能線の旅」「初めての弘前散策」の行き先と移動時間を使い、立佞武多の館と三内丸山遺跡・青森県立美術館は各施設の公式サイトで確かめました。この青森4泊5日モデルコースで泊まるのは、青森市内に1泊、黄金崎不老ふ死温泉に1泊、弘前市内に2泊です。5日間の組み合わせは当サイト編集部の案です。

5日間の行き先と泊まる場所

日行き先移動泊まる場所
1日目浅虫温泉(浅虫水族館・ゆ~さ浅虫)と青森駅のまわり(八甲田丸・ワ・ラッセ・アスパム・A-FACTORY)青森駅から青い森鉄道で約20分の浅虫温泉駅、青森駅のまわりは徒歩青森市内
2日目千畳敷・十二湖青森駅からリゾートしらかみで約2時間の千畳敷駅、約1時間の十二湖駅、十二湖駅からJR五能線で約25分のウェスパ椿山駅黄金崎不老ふ死温泉
3日目鰺ヶ沢・立佞武多の館ウェスパ椿山駅からJR五能線で約1時間20分の鰺ヶ沢駅、約1時間30分の五所川原駅、五所川原駅と弘前市の間はJR五能線で約45分(館の案内)弘前市内
4日目弘前(弘前れんが倉庫美術館・洋館・津軽藩ねぷた村・弘前城・藤田記念庭園)弘前駅から循環バスと徒歩弘前市内
5日目青森県立美術館・三内丸山遺跡弘前駅からJR奥羽本線で約40分の新青森駅、新青森駅からねぶたん号で約10分(県立美術館前)・約15分(三内丸山遺跡)-

この表は、当サイト編集部が県のモデルコースと各施設の公式の案内から組んだものです。リゾートしらかみは運行がない日もあるので、乗る列車の時刻と運転日は出かける前にJR東日本の案内で確かめてください。3日目の五能線と、五所川原駅から弘前駅への乗り継ぎも、列車の時刻を合わせて確かめておきます。

1日目:浅虫温泉と青森駅のまわり

1日目は、県のモデルコース「車なしで青森市観光」をそのまま使います。新青森駅に着いたら、青森駅へ移ります。

新青森駅から青森駅への移り方は新青森駅で降りたあとの移り方の記事にまとめています。

青森駅から青い森鉄道で約20分の浅虫温泉駅で降り、浅虫水族館(9:00~17:00、入館は16:30まで、年中無休)と道の駅浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」を回ります。ゆ~さ浅虫は浅虫温泉駅からすぐの5階建ての道の駅で、最上階の5階に陸奥湾を眺める展望浴場「はだか湯」(7:00~21:00、最終受付20:30)があります。

青森駅に戻ったら、徒歩約5分の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸、徒歩約3分のねぶたの家 ワ・ラッセ、徒歩約8分の青森県観光物産館アスパム、徒歩約8分のA-FACTORYと歩き、A-FACTORYから青森駅までは徒歩約3分です。八甲田丸は、1908年から1988年まで青森と函館を結んだ連絡船を係留・保存した施設です。ワ・ラッセは実際に出陣した大型ねぶたを常設展示していて、5月~8月は9:00~19:00(最終入場18:30)、9月~4月は9:00~18:00(最終入場17:30)です。A-FACTORYの2階のラウンジでは、プリペイドのテイスティングカードを買うと、マシーンが金額分のシードルを注ぎます。

新幹線の着く時刻が遅いときは、浅虫温泉を省いて青森駅のまわりだけを歩きます(編集部の案)。

各施設の休みと、青森市内の美術館・遺跡を別の日に回る組み方は青森市を拠点に日帰りで回る行程の記事にあります。

2日目:リゾートしらかみで十二湖へ、黄金崎不老ふ死温泉に泊まる

2日目と3日目は、県のモデルコース「五能線の旅」に沿って日本海側へ出ます。リゾートしらかみは青森駅~秋田駅を走る全車指定席の列車で、1日の運行本数は最大で上り3本・下り3本ですが、運行がない日もあります。青森駅からリゾートしらかみで約2時間の千畳敷駅は途中停車で、15分ほど停車する列車もあります。

千畳敷駅から約1時間の十二湖駅で降り、バスで約5分の十二湖へ行きます。十二湖は白神山地西部のブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称で、青池が知られています。「十二湖の森」のセラピーロードのうち、青池・沸壺の池コースは2.5時間です。

十二湖からバスで約5分の十二湖駅に戻り、JR五能線で約25分のウェスパ椿山駅へ行き、そこから車で約5分(送迎バスあり)の黄金崎不老ふ死温泉に泊まります。黄金崎不老ふ死温泉には、海と一体化したひょうたん型の混浴露天風呂と女性専用露天風呂、男女それぞれの内湯があります。海辺の露天風呂の日帰り入浴は9:00〜16:00(最終受付15:30)で、県のモデルコースは、日没の時間の露天風呂は宿泊して楽しむよう案内しています。

十二湖と黄金崎不老ふ死温泉の過ごし方は八甲田と日本海側の温泉に泊まる4日間の記事、リゾートしらかみの区間と運転の時期は観光列車ごとの区間と時期を並べた記事でも紹介しています。

3日目:鰺ヶ沢と五所川原の立佞武多の館を通って弘前へ

黄金崎不老ふ死温泉から送迎バスで約5分のウェスパ椿山駅へ行き、JR五能線で約1時間20分の鰺ヶ沢駅で降ります。県のモデルコースは、鰺ヶ沢駅前の「たこやき西海」のチキンボーを案内しています。鰺ヶ沢駅からJR五能線で約1時間30分の五所川原駅で降り、徒歩約5分の立佞武多の館へ行きます。県のモデルコース「五能線の旅」は五所川原駅からJR奥羽本線で青森駅へ戻りますが、この行程では立佞武多の館に寄ってから弘前へ向かいます(編集部の案)。

立佞武多の館

五所川原の立佞武多は高さ約23m、重さ約19tの人形灯籠で、館内の立佞武多制作所で作られ、立佞武多展示室に展示されています。立佞武多展示室の入場料金は大人800円、高校生500円、小中学生300円で、リゾートしらかみを利用した人などは10%引きです。展示室は4月〜9月が9:00〜19:00(最終入場18:30)、10月〜3月が9:00〜17:00(最終入場16:30)で、1月1日は休館です。祭り期間の8月4日〜8日は、展示室が9:00〜17:00になります。

館の案内では、弘前市から館へはJR五能線で約45分の五所川原駅から徒歩約5分です。この行程では、この区間を逆向きに五所川原駅から弘前駅へ乗り、弘前市内に泊まります。

祭りの夜に立佞武多や青森ねぶたを見る組み方は夏祭りの夜に合わせた4日間の記事にまとめています。

4日目:弘前の洋館と弘前城を歩く

4日目は、県のモデルコース「初めての弘前散策」の1日目と2日目の行き先を、宿を動かさずに1日で回ります(編集部の案)。弘前駅から循環バスで約10分の弘前れんが倉庫美術館は、明治・大正期に酒造工場として建設された吉野町煉瓦倉庫を改修した美術館です。営業時間は3月〜11月が9:00~17:00、12月〜2月が9:30~17:00で、火曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始が休みです。そこから徒歩で約2分の弘前昇天教会は外観のみの見学で、さらに徒歩で約10分の旧東奥義塾外人教師館(9:00~18:00)と、徒歩で約1分の旧弘前市立図書館(9:00~17:00)は内部を無料で見学できます。

県のコースの2日目は、津軽藩ねぷた村から始まります。津軽藩ねぷた村には高さ10mの大型ねぷたの展示や、ねぷた囃子・津軽三味線の生演奏があり、営業は9:00~17:00、年中無休です。旧弘前市立図書館から津軽藩ねぷた村までの移動時間は県のコースに載っていないので、ここでは書いていません。

津軽藩ねぷた村から徒歩で約10分の弘前城(弘前公園)は、無料区域が24時間開いていて、有料区域は4月1日~11月23日が9:00~17:00です。弘前城天守は、工事のため2025年11月24日から内部の公開を休止していて、2028年のさくらまつり最終日までは外観を見られます。弘前城から徒歩で約10分の藤田記念庭園は、通常9:00~17:00(最終入館は16:30まで)で、11月24日~4月中旬は洋館を除いて冬期休業です。藤田記念庭園の洋館には「大正浪漫喫茶室」があり、県のモデルコースはランチとアップルパイの食べ比べを案内しています。藤田記念庭園から弘前駅へは循環バスで約15分です。

見どころを2日に分けて歩く流れは弘前の見どころを2日に分けた記事、2泊する夜の食事は弘前に泊まる夜の食事の記事にあります。

5日目:県立美術館と三内丸山遺跡に寄って新青森駅から帰る

弘前駅からJR奥羽本線で約40分の新青森駅に着いたら、ねぶたん号に乗ります。ねぶたん号は新青森駅と青森駅を起点・終点に、中心市街地と主要な観光施設をめぐるルートバスです。ねぶたん号の運賃は1回300円、1日乗車券は800円で、交通系ICカード(AOPASS、Suica、PASMO)でも払えます。青森県立美術館へは新青森駅東口のバス停から乗って約10分の「県立美術館前」、三内丸山遺跡へは新青森駅からねぶたん号で約15分です。県立美術館から三内丸山遺跡までの移動時間は、両施設の交通の案内に載っていないので、ここでは書いていません。

青森県立美術館

青森県立美術館の開館時間は9:30~17:00(入館は16:30まで)で、休館日は美術館のスケジュールカレンダーで確かめます。コレクション展の観覧料は一般700円、大学生400円、18歳以下および高校生は無料です。屋外にある奈良美智の作品《あおもり犬》へ行く連絡通路は9:45~16:30に通れ、通路には階段の上り下りがあり、往復10~15分程度かかります。青森県立美術館は、改修工事のため2027年9月27日~2028年4月14日に長期休館します。

三内丸山遺跡

三内丸山遺跡・縄文時遊館の見学時間は9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)で、GW中と6月1日~9月30日は18:00までです。観覧料は一般500円、大学生等250円、高校生以下は無料で、休館日は毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月1日、所内整理日です。新青森駅へ戻る便の時刻は、ねぶたん号の時刻表で確かめてください。

新青森駅を出る東北新幹線の時刻は東京へ戻る列車の発車時刻の記事で確かめられます。

曜日で気をつけること

  • 1日目が11月1日~3月31日の月曜日(祝日の場合は翌日)、12月31日・1月1日、3月第2週の月曜日から金曜日に当たると、八甲田丸が休みです
  • 1日目が8月9日・8月10日、12月31日、1月1日に当たると、ワ・ラッセが休館です
  • 3日目が1月1日に当たると、立佞武多の館が休館です
  • 4日目が火曜日(祝日の場合は翌日)に当たると、弘前れんが倉庫美術館が休みです(弘前さくらまつりと弘前ねぷたまつりの期間中は全日開館)
  • 5日目が毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月1日、所内整理日に当たると、三内丸山遺跡が休館です
  • 青森県立美術館の休館日は、美術館のスケジュールカレンダーで確かめます

この行程を回れる時期

2日目の十二湖エリアに入れるのは4月から11月で、12月から3月は十二湖へ続くゲートが閉じて車は通れません(ガイド同行なら散策できます)。県のモデルコース「五能線の旅」のシーズンは春・夏・秋です。4日目の弘前城の有料区域は4月1日~11月23日に開き、藤田記念庭園は11月24日~4月中旬は洋館を除いて休業します。5日目の《あおもり犬》の連絡通路は、2026年は4月21日に開通し、雪が降り始めるころに閉じます。

冬は日の入りが早く、国立天文台の暦計算室によると、青森市の日の入りは2026年12月21日が16:12、6月21日が19:12です。

ほかの場所の冬の閉鎖は冬の閉鎖と運航期間を載せた観光地の記事にあります。

夏は、弘前ねぷたまつりが毎年8月1日~7日、青森ねぶた祭が毎年8月2日から7日、五所川原の立佞武多が8月4日〜8月8日に開かれます。

ほかの組み方

県のコースを日数でつなぐ考え方の記事では、青森市の1日のあとに八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖と八戸を回る4泊5日の案も紹介しています。車で回るときは車で八甲田から下北まで回る行程の記事にあります。

出かける前に確かめること

2日目と3日目の行き先は県の観光情報サイトの五能線の旅のページ、4日目の弘前の施設は弘前散策のコースのページ、立佞武多の館の料金は館の料金のページで見られます。

※行き先・移動時間・施設の営業時間は青森県観光情報サイト Amazing AOMORI のモデルコース(「車なしで青森市観光」「五能線の旅」「初めての弘前散策」)、立佞武多の館は館の公式サイト、青森県立美術館と三内丸山遺跡は各施設の公式サイト、ねぶたん号は青森観光バスの運行概要(令和8年度)、弘前城天守は弘前市の案内(令和7年時点)、祭りの日程は青森ねぶた祭・弘前観光コンベンション協会・立佞武多の館の公式サイト、日の入りは国立天文台の暦計算室によります。2026年10月19日・20日に確認しました。5日間の組み合わせは当サイト編集部の案です。営業時間や時刻は季節で変わることがあるので、出かける前に各施設と交通機関の公式サイトで確かめてください。