県庁の「青森県の観光スポット」のページと、県の公式観光情報サイト Amazing AOMORI に載っている県内の名所について、現地で目にするもの(名前のついた見どころや呼び名)を紹介します。内容は2026年10月に各ページで確かめました。

公的な指定の段階で並べた順位は世界遺産や国の指定ごとの格付けに、始まった年の比べ方と開いている時間は創建や完成の年の古さで比べた一覧にまとめています。

県が挙げる名所と、現地で見たいもの

県庁のページは、県内を東青・中南・三八・西北・上北・下北の6地域に分け、十和田湖・奥入瀬渓流、白神山地・十二湖・暗門の滝、仏ヶ浦・恐山・大間崎・尻屋崎、龍飛崎・青函トンネル記念館、蕪島・種差海岸、弘前城・岩木山、三内丸山遺跡・青森県立美術館などを挙げています。

名所現地で見たいもの
十和田湖湖畔の「乙女の像」
十二湖コバルトブルーの青池
仏ヶ浦一つ仏・如来の首岩・五百羅漢などの名がついた奇岩
龍飛崎龍飛埼灯台と階段国道
尻屋崎放牧されている寒立馬(かんだちめ)
恐山極楽浜・地獄谷・賽の河原
岩木山神社三つ首の龍の形をした手水舎
高山稲荷神社朱色の鳥居が並ぶ千本鳥居
弘前城下乗橋の朱塗りの欄干の向こうに見える天守
青森県立美術館奈良美智の「あおもり犬」

湖と渓流:十和田湖と奥入瀬渓流

十和田湖は外輪山に囲まれたカルデラ湖で、周囲約46km、最深部327mで深さは日本3位です。

湖畔の「乙女の像」は高村光太郎の最後の作品で、昭和28年に建てられました。

奥入瀬渓流は十和田湖を源とする約14km続く渓流で、ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれています。

池と森:白神山地と十二湖

白神山地は青森県と秋田県にまたがる山岳地帯の総称です。県庁のページは、暗門の滝を白神山麓の滝として挙げています。

白神山地西部の深浦町にある十二湖は、ブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称で、1704年の大地震による山崩れでできたといわれます。

十二湖散策コースでは、鶏頭場の池・青池・沸壺の池・落口の池とブナ自然林をめぐります。

コバルトブルーの青池は、最大水深が約9メートルです。

海辺と岬:仏ヶ浦・龍飛崎・大間崎・尻屋崎・蕪島・種差海岸

佐井村の仏ヶ浦は、緑色凝灰岩の岩体が海食と風化で今日の景観になった海岸です。高さ6〜90mの奇岩が並び、一つ仏・如来の首岩・五百羅漢などの名がついています。

外ヶ浜町の龍飛崎は津軽半島の最北端の岬で、突端に龍飛埼灯台があります。天気の良い日には、北海道の松前半島や函館山が見えることもあります。

龍飛漁港から灯台までは、国道339号の「階段国道」が362段続きます。車もバイクも通れず、歩行者しか通れない国道です。

龍飛崎と同じ東青地域にある青函トンネル記念館では、ケーブルカーで海面下140メートルへ下り、作業坑の一部を見学できます。

下北の大間崎は本州最北端の岬、尻屋崎は本州最北東端の岬で、尻屋崎には寒立馬が放牧されています。

八戸市の種差海岸の一番北側にあたる蕪島エリアには、例年3月〜8月にたくさんのウミネコが飛来し、子育てをします。県庁のページは、蕪島に約3万羽のウミネコが生息するとしています。

種差海岸の種差天然芝生地では、波打ち際まで天然芝生が広がります。

山:八甲田と岩木山

八甲田連峰は、1585mの大岳を主峰とする山々の総称です。

八甲田の樹氷はアオモリトドマツに氷と雪がついて成長したもので、「スノーモンスター」とも呼ばれ、見頃は例年1〜2月です。

岩木山は「津軽富士」と呼ばれる、標高1,624m(三角点)の安山岩の成層火山です。

鶴田町の鶴の舞橋は、岩木山の山影を湖面に映す津軽富士見湖の両岸を結ぶ、青森県産のひばを用いた全長300mの木造の三連太鼓橋です。

社寺と霊場:恐山・岩木山神社・高山稲荷神社・櫛引八幡宮

むつ市の恐山は、比叡山・高野山とともに日本三大霊山といわれます。

外輪山に囲まれた恐山の霊場には、三途の川にかけられた太鼓橋を渡って入ります。霊場には極楽浜・地獄谷・無間地獄・血の池地獄・賽の河原があります。

弘前市百沢の岩木山神社は、古くから「お岩木さま」「お山」という呼び名で信仰されてきた神社で、鳥居から岩木山を望めます。

境内には三つ首の龍の形をした手水舎があり、水は岩木山からの湧き水です。社殿は「奥の日光」という異名を取ります。

つがる市の高山稲荷神社には、高さ約2メートルの朱色の鳥居が並ぶ千本鳥居があり、鳥居の奥にある高台から全体を一望できます。

八戸市の櫛引八幡宮の国宝館には、国宝の赤糸威鎧・白糸威褄取鎧などが収蔵・展示されています。国宝「赤糸威鎧 兜、大袖付」は「菊一文字の鎧」とも呼ばれます。

城と建物:弘前城と斜陽館

弘前城では、天守と5棟の城門・3棟の櫓が見られ、下乗橋からは朱塗りの欄干の向こうに天守が見えます。

天守は2025年11月24日から当面の間(数年間)、内部公開を休止しています。石垣修理のために移動していた天守を元の場所に戻す移動は、令和8年(2026年)7月〜11月中旬の予定です(2026年10月時点)。

五所川原市金木町の太宰治記念館「斜陽館」は太宰治の生家です。蔵を利用した資料展示室には、太宰が生前着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、初版本などがあります。

遺跡と美術館:三内丸山遺跡・青森県立美術館・十和田市現代美術館

青森市の三内丸山遺跡では、復元された15棟の竪穴住居、大型竪穴住居、3棟の高床建物、大型掘立柱建物が見られます。

隣の青森県立美術館は、三内丸山遺跡の発掘現場から着想を得て設計されました。奈良美智の高さ8.5mの「あおもり犬」や、シャガールのバレエ「アレコ」の舞台背景画があります。

十和田市現代美術館は草間彌生やロン・ミュエクなどの作品を常設展示しており、コレクションにはチェ・ジョンファの「フラワー・ホース」があります。

あわせて調べたいこと

※ 名所の内容は、県庁の「青森県の観光スポット」、Amazing AOMORI、県の文化財の解説、各施設のページで2026年10月に確かめたものです。公開の状況は変わることがあるので、出かける前に各施設の案内を確かめてください。